低水温下の大貫沖・湾フグ釣り教室
晩秋より低水温に向う東京湾ですが、その頃からアカメフグになり、潮が温む頃からショウサイフグがメインターゲットとなってきます。
今年は2月下旬位からショウサイフグ狙いの船も出ており、時折好釣果も記録されていることから、3月18日(土)、羽田のえさ政釣船店にて、湾フグ釣り教室を開催させていただきました。
今回ご参加いただきましたのは21名様。いつも多くのご参加、ありがとうございます。
釣り教室では、出船前の30分より、船上にてレクチャーを行っております。
レクチャーでは、ショウサイフグの簡単な生態、ポイントである大貫沖の特長、適したタックル、釣り方などをお話しさせていただいております。
また、当日予想出来うる状況も述べさせていただいていて、この日は、ポイント到着早々が1番目のチャンス、沖上り間際が2番目のチャンスとお話ししましたが、さて、どうなることやらです。
レクチャー終了後岩越船長が舵を握る船は、一路大貫沖のポイントを目指しました。
砂浜が続く大貫沖は、アンカー入れての釣りとなり、べた凪と相まって、春の日を浴びながらのスタートとなりました。
ごく緩い北風に下げ始めの潮。右舷艫の大内さんが早速掛けました!お見事!! ロッド:MC-180AGS リール:スマックRT
左舷艫の佐藤さんも早々に釣り上げました。どちらがフグだか、お分かりになりますか(笑) ロッド:湾フグX アナリスター湾フグ
チラシバリにガッチリ食わせたのは高須さん。この位の大きさのフグが、刺し身にした時に、歯ごたえ良く美味しいですよね。
湾フグ釣り初挑戦の牧さん。小さなアタリに掛けに行き、見事釣り上げました!おめでとうございます。
ラインとロッドの角度を90度付近にすると、目感度アタリが最も大きく出ます。それを練習されていた青木さん、応援しております。
ロッド:アナリスター湾フグ リール:スパルタンRT TW
小宮さんもスタートダッシュに成功! おめでとうございます!! ロッド:湾フグX リール:エアド
レクチャーでお伝えした通り、開始早々は船中でポツポツとフグが上り、下げ潮がきいてくる頃になるとアタリがペースダウン、難しい釣りへとなって行きました。
ここで僕も、ロッドを携え船を回ってみることにいたしました。
当日、開始直後は下げ潮が流れ出すタイミングで、潮止まり付近にアタリが集中するフグ釣りでは、チャンスタイムとなりました。
ただ、潮があまりきき出すと、冷たい湾奥からの潮が入ってきてしまい、途端に食いが落ちてしまいました。
アタリを出そうと、低水温≒低活性を鑑み、低目の誘い下げを繰り返しながら釣り進めますが、中々アタリが出ない様相が続きました。
釣り教室では、レクチャー中、ポイント移動中、もちろん実釣でも、随時質問をお受けしております。
その度に、「1つ聞かれれば5つお答えする」つもりでお話しさせていただいております。
さて、そういった渋い状況が続きましたが、チラシバリに食った挙動で見事に釣り上げたのは小前さん。お見事です!!
小宮さんの奥様も手堅くキャッチ! カットウが良い所に掛かっています。ロッド:湾フグX リール:エアド
今津さんは、高級ゲストのマゴチをGET! フグと同じくさばいていただき、お持ち帰りいただきました。
終盤、かなり渋い時合に貴重な1匹を釣り上げたのは八木下さん。粘り腰の勝利、お見事でした!!
釣り教室では下船後に、その日1日の総評をお話しさせていただいております。
今回は、レクチャーでお伝えした、ポイント到着早々のチャンスは当たったものの、終盤のチャンスは訪れなかったことについて触れました。
潮が下げ切った終盤は、それからごく緩い上げ潮となったのですが、外洋からの温かな潮が到達する前に沖上りになってしまったことが考えられました。
その後は、大判のRYO’S METHODステッカーを賭けたジャンケン大会を行いました。
今回釣果的には、かなり厳しい今日今日でしたが、これから潮が温んで行きながら、白子シーズンに入って行くと思います。
ご参加の皆さま、ありがとうございました。
えさ政さん、岩越船長、マスター、お世話になりました。
次回のえさ政さんでの湾フグ教室は4月15日(土)に開催いたします。よろしくお願いいたします。