今年も濃厚! 長井沖のカワハギ!!
9月25日(日)、神奈川県長井の小見山丸さんにて、カワハギ釣り教室を開催させていただきました。
今回ご参加いただきましたのは19名様。いつも多くのご参加、心よりありがとうございます。
続々と到着するご参加の皆さまは、宿での受付けの後、釣り座決めの受付けを経て乗船、準備に余念がありません。
釣り教室では、出船30分前にレクチャーを行っております。
レクチャーでは、簡単なカワハギの習性、適したタックル、仕掛け、釣り方等をお話しさせていただいております。
さて、レクチャーを終え定刻に出船、ポイント到着まで船内を一回りし、個々にエサ付けの仕方をお伝えいたします。
長井沖は目の前がポイントゆえ、船を一回りしているとすぐに船はスローに。程なく、待っていた釣り開始の合図が出ました。
開始直後、船中1匹目を釣り上げたのは井原さん。中型の、コンディションの良いカワハギでした。
これもまあまあの型! 川崎さんは、軟らかなSFのティップを揺らしては時折止め、ゼロテンションでのアタリを捉えていました。
産卵で傷んだヒレもピンと張り、綺麗なカワハギをGETしたのは松永さん。仕掛けを動かした後の止めで食わせていました。
若井さんはその時の状況に合わせ、ロッドを取り替えながら臨み、着々と釣果を伸ばしていらっしゃいました。
大石さんは、ロングハリスでコッパとと対峙、「またちっちゃいんだよな~」と言いながら嬉しそう。でも、そのコッパを釣るのが難しいのです。
「カワハギ釣りに嵌っちゃっているんですよ~」と、楽しそうにお話しいただいた安藤さん。一番多くの質問もいただき、その熱心さが窺えました。
自ら「トーナメンター」とおしゃっていた田中さん。流し替え毎の変遷を掴み、確実に掛けて行くところなど、お見事の一言に尽きました。濃い釣り談義、ありがとうございました。
片山さんは、派手なタタキで仕掛けを揺らし、その後、食う間を与えてアタリを出していました。作戦成功、してやったりですね!
大型を釣り上げたのは天野さん。色々なご質問をいただきながら、その時その時の状況に合わせられていました。
さて、乗船前の船長からの情報通り、カワハギの型は大中小混じり、内コッパが半数近くという状況でした。
中盤、僕もロッドを携え船を回る前に人思案・・・
ハリは、小さなサイズながら、大型にも安心できる強度がある、パワースピードの7号を、朝から段々と緩くなってくる潮を鑑みて、活性が落ちていくであろう中、居食いをする、いわゆる「(食うのが)遅いコッパ」と対峙することを想定、ゼロテンションでのアタリをより大きく出す為にZEROをチョイス、そのZEROの軽さを損なわないよう、リールも軽量なエアド レッドチューンを、ラインもより細く、紅牙 12ブレイド0.6号に、リーダーにタフロン4号を結節してのタックルで臨んでみました。
また水深が15m前後と浅く、潮色も比較的クリア、そして、前日まで、しばらく梅雨空のようだったの対し晴れ=水中の光量が多い と考え、快適シンカーは金/パールに、そのフラッシング効果を、更に魅力的に乱反射させる為に、ヒラヒラスカートのパール/蛍光レモンを一工夫して取り付けてみました。
釣り始めてみると、上潮は極緩やかに動いている中、下潮は止っているような状況でした。
50cm程底を切りヒラウチ、シンカー着底後オモリパタパタの後ゼロテンション。
ZEROのトップガイドのリング幅≒1mm余りの違和感 に即アワセし、上がってきたのはコッパちゃんでした(可愛)
皆さんの間に割って入らせていただきながら、お話しをしながらの釣りが続きます。
そんな中、タチウオ釣り教室にもご参加いただき、その後は乗り合いで48本、竿頭になられた荒谷さん、「カワハギは難しいですね~」と、苦笑いでした。
遊飯屋「酒舞」の店主の秋山さん、来月はそちらで、カワハギ仕掛け作り教室を開催させていただきます。お隣の蝦名さんとのデットヒートの行方はいかに・・・?
その蝦名さん、3連荘などもあり絶好調! コッパのアタリを逃さず掛ける辺りは流石の一言でした!
当日が、カワハギ釣りが初めてとおっしゃっていた夏目さん。カワハギXを携え、基本に忠実な釣り方で大型GETでした!
「去年、りょうさんのインプレ動画を観て、リーディングを買ったんですよ!」と、不肖講師が涙ぐんでしまいそうなお声掛けをいただいた井上さん。ゼロテンション、又は宙で、そのグラストップならでは目感度で連荘、素晴らしかったです!
「前はねぇ、竿頭だったんですよ。でも、今日は難しい・・・」とおっしゃられていた石川さん。それでも、大型を釣り上げられ、流石の腕前を披露でした。
根気よく、一生懸命釣られていた高梨さん。ご自分で釣られた1枚には、一塩だったのではないでしょうか。
電車釣行も鑑み1334-2を購入、当日初めて使った阿部さんは、「軽くて感度が良く、アタリが明確に分かります」とのことでした。こらから、沢山のカワハギ釣行を共にするするであろうロッドを握った横顔が、何か微笑んでいるように見えました。
さて、潮が緩く、エサを食べるにもついばむような、ユックリとしたカワハギとの勝負、仕掛けを巻き上げ「やられた~!」と、ツルテンになったハリを見て苦笑いをされる方、自分で作った結界の中にカワハギを呼びこみ、虚を突いて掛ける方など、皆さん様々な釣り方でカワハギを攻略されていました。
秋雨の晴れ間の、べた凪の釣り教室となりました。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。トリッキーなポイントが点在する長井沖、何か得るものはございましたでしょうか?
小見山船長、お母様、お世話になりました。
小見山丸さんでのカワハギ釣り教室はまた来年、同時期位に開催の予定です。
【今後の釣り教室のご案内】
カワハギ釣り教室 11月6日(日) 久比里・巳之助丸さん