改造タコエギ炸裂! ロッドでマダコ釣り
前回、すぐに根掛りしてしまう、餌木を改造したタコエギでしたが、根掛りの原因のヒントがあり、次回に向けてタコエギを、違ったコンセプトで作製していました。
そんなタコエギとロッドを携え7月22日(金)、浦安の吉久さんを訪れました。
上は前回釣行時に使ったタコエギですが、今回は下の2本を主に使いました。
真ん中は、カンナに軽量なSaq SasカットウのLLを使いダウンショットリグとしたもの。
下は、タコテンヤのカンナより軽量な、スミイカテンヤ用のカンナを取り付け、海底でのエギの姿勢を保つ為、エギのフロント部にカブラ用のオモリをカシメたものです。
そんな改造を施した様々なタコエギと共に、やはり自作のテンヤも用意して行きました。
ロッドは実績のあるタコX。今回は、更なる遠投性と、小突き時に、重心が下になるスピニングリールを合わせてみました。
そして、こんな便利アイテムも持ちこんでみました。
タコを入れる網袋の口に、フロロ等のスプールの中央部分を切り落とした枠を取り付け、その下には、片手で広げることのできるヒモと、コードストッパーを取り付けてみました。
釣りは何でもそうだと思いますが、今回はエギを改造したり、網袋1つにも工夫を凝らしてみたりと、自宅にいても楽しく、次回の釣りに想いを馳せることができるものです。
前置きが長くなりました。
さて、定刻に出船した峯岸船長の船上で、船長よりご指名を受け、旧江戸川を下る間、今回がタコ釣り始めてと言う方々に、タコ釣りのレクチャーをさせていただきました。
ポイントまでは1時間弱、曇り空、時折霧雨の中を船は航行、最初のポイントに着きました。
僕と、隣合わせた方がロッドでタコを狙います。
ポイントに到着して開始間もなく、タコエギをキャストしていたその方のロッドが曲り、見事タコが取り込まれました!
隣の方が4杯、立て続けにタコエギで、ロッドでタコを掛けるのを横目に、僕にはアタリがありません・・・
「やはり、餌木を改造したタコエギではダメなのか・・・」など、頭の中をよぎりましたが、曇りで濁り潮のこと、アピール力を上げてみようと、マッシブクローのグリッターグローをダブルで装着、これで狙ってみました。
しばらくキャストしていると、小突きに、小さく曲がる戻るを繰り返している穂先が、曲ったまま戻らなくなり=アタリ それでも小突きながら、リールを巻きながらロッドを下げて行き、一気に煽ってアワセを入れ、その重量感を保ちながらリーリング、マッシブクローのアピール力が効いた? 1杯を手にいたしました!
お隣の方にも使っていただいたところ、すぐに!
その後も、このタコエギは、快調に数を重ねて行き、この辺りで、Sap Sas カットウをカンナに使った改造タコエギを試してみることにしました。
ダウンショットリグのSaq Sas カンナの改造タコエギも快調! このポイントでは、皆さんが沈黙の中、4投で4杯のタコを釣ることができました。
同タイプの改造タコエギ。上は Saq Sas カンナ。下はスミイカカンナ・オモリ固定式
風も緩く、船が安定している当日、船長も「ちょっと貸して、俺もタコエギで釣ってみる」と、ロッドを手に取り1投、30秒ほどでタコを釣り上げてしましました・・・、これには驚愕! お見事でした!!
そうそう、網袋は思ったよりもたいへん使い勝手が良く、釣ったタコを片手に、もう片方の手でコードストッパーを推しながら開き、タコを頭から網袋に入れ、すぐにストッパーで閉めれば、網袋を上ってきたタコちゃんは、決して逃げられないのです。
さて、終わってみればこんな感じ、網袋が重くて重くて、と言ったところでした。
今回は、改造して作ったタコエギの効果を、いかんなく発揮する釣行となりました。
ロッドでのタコ釣りは、根掛りが少ないポイントでは、そのキャストによるアドバンテージがたいへん高く、目感度では竿先がもどらなくなるモタレが、手感度では、伸し餅が乗ってくるような重みが味わえます。
その後のアワセでは、硬めのロッドを大きく曲げ込む重みが醍醐味でもあり、そのロッドの曲りを見ながらのリリーリング、ロッドの長さを生かし、船縁の高さを感じず、難なく取り込むことができます。
今回作った2種のタコエギは、どちらも良く釣れることが実証できましたが、根掛りの多いポイントでは、キャストは控えめに、船下を狙う方が断然根掛り率は低いように感じました。
また、タコXは50号オモリのテンヤを使う時は、その硬調な調子が小突きにマッチしていますが、軽いオモリで釣る場合は、マイルドなアナリスター エギタコの方が、小突き易いかも知れません。
これは2人分の釣果ですが、クーラーに入れるのに四苦八苦、たいへん良く釣れました。
夏タコ釣りは8月一杯位まで、さて、次はいつ行こうかなぁ・・・