アングラー:林 良一


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2021.6.29

松陽丸さんのエギタコ釣り教室

開幕して一月近くが経つ東京湾のマダコ釣り。

今回は地元の松陽丸さんにて、エギタコ釣り教室を開催させていただきました。

 

一週間前は台風の進路が心配であった予報でしたが、台風は東の海上にそれ、前日の予報の降水確率は高かったものの、終日曇り空、時折降り注ぐ陽光の中での釣りとなったのでした。

 

 

レクチャーは桟橋の手前で行い、従来からあるテンヤで釣るマダコ釣りを冒頭に、「テンヤにカニを裏返しに縛り付ける意味」、「タコと白との関係」などのお話しから、エギタコタックル、最新エギタコ関連グッズ、気になるエギのカラー、釣り方などについてお話しさせていただきました。

 

皆さま間隔を空け、ワンロッドディスタンスを保ってのレクチャーでした。

 

レクチャー終了後に出船、間門船長は一路羽田沖のポイントを目指しました!

 

船長より釣り開始の合図が出ると、先ず舳先に立って皆さまの釣りを見させていただき、頃合いを見て船中を回らせていただきアドバイスをさせていただいております。

 

小突きの早さであったりロッドの角度、アタリがあった場合のアワセの所作などをお話しさせていただいております。

 

ポイントの羽田沖は、丁度座布団位の大きさ石畳の斜面で、それが海底まで続いているポイントです。

その座布団の上に仕掛けがある時は良いのですが、隙間が意外に深く、急に50㎝ほどストンと落ちてしまう場合もあります。

そういった石の隙間で10秒ほど小突いて聞いてみて、タコの重みが無ければすぐに仕掛けを巻き上げ入れ直す事が大切で、ユックリと移動して行く船の事、ここで粘ると高確率で根掛かりしてしまうのです。

そういった根掛かりを回避しながら、皆さんタコを釣り上げて行きました。

 

さて、1時間を過ぎた頃、様子を見るためにロッドを出してみました。

羽田沖の水色は、夏の東京湾特有の茶色の濁りで、10mより浅い水深を攻めてはいますが、海底付近はかなり暗いと推察できました。

ですのでタコエギは、暗い海底でもコントラストが出るグリーン、濃いピンク、ブラックなどをチョイスしました。

その思惑が当たったのか、当日一杯目はケイムラ-蛍光グリーンエビにヒット、エギのスタビライザーには、抱き魂タコ20の紅ショウガレッドを装着、これもビビットなカラーで、グリーンとの補色ともなり効果的な印象でした。

 

また、入り組んだ滑走路の地形もあり、潮の流れもかなりユックリとしたものでした。

ちなみに、根掛かりがあるポイント程オモリを軽くすると根掛かりし辛いのですが、今回は25号を使ってみました。

タックルはメタリアエギタコ、それに信頼の強度、超滑らかな巻き心地のバサラを合わせてみました。

 

 

初めてのエギタコ釣りで、苦戦していた女性に船長が熱血指導、その直後・・・

見事釣り上げました! おめでとうございます!! 船長、流石です!

 

中盤でやや大きく移動、次は根掛かりの少ないポイントですので、開始の合図の時に「投げられる方はキャストして広く探ってみてください」とのアナウンスがありました。

 

天気の崩れも無く、凪の海で定刻まで釣り切ることができました。

帰りは荒川を遡り、風景を楽しみながら桟橋までの航行です。

 

帰港後は、その日一日の状況をお話しさせていただいており、次回以降の釣行に繋げていただけたらと思っております。

 

ご参加の皆さまありがとうございました。エギタコ釣りはいかがでしたでしょうか。何か得ることはございましたでしょうか。

松陽丸さん、間門船長、松本さん、山下さん、お世話になりました。

松陽丸さんでのエギタコ釣り教室はもう一回、7月11日(日)に予定しており、まだ若干名様の余裕がございます。