アングラー:林 良一


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2020.8.25

幅広く使えるコンセプトゲーム MC・湾フグ釣り教室

今季初めての湾(ショウサイ)フグ釣り教室を、羽田のえさ政釣船店さんにて開催させていただきました。

 

出船前のレクチャーでは、ウレタンでできたフグを使い、フグの習性の他、体躯からカットウ釣りが普及したこと、エサの取り方、タックル、釣り方などについてお話しさせていただきました。

 

レクチャー終了後出船、航程1時間10分ほどの千葉県大貫沖へ向かいます。

出船してから間もなくすると船を一回りさせていただき、大切なエサ付けを個々にお伝えさせていただきました。

 

当日は良い凪の日並みで、朝から真夏の日差しが降り注ぎました。

この季節、日焼け対策は十分に、水分をかなり多めにご持参いただけたらと思います。

 

大貫沖では沖めのポイントより開始しましたが、最初の場所はノーヒット、アンカーを上げて小移動してからアタリが出だしました!

 

さて、当日は下げ潮が早く、10号のオモリでは艫側に仕掛けが流されてしまいました。

誘い下げから仕掛けが着底したら、底でエサを動かさないことが大切ですが、潮の流れに押されてズルズルと流れてしまいます・・・

そこで、増しオモリをして仕掛けを重たくし、着底後のエサの移動を抑えると共に、ゼロテンションよりプラステンション気味に=穂先は少し曲がっている状態 でアタリを待ちました。

今回極鋭コンセプトゲーム MC180を使いましたが、穂先を次ぐ穂持ちのたおやかな張りで仕掛けを海底でステイ、潮の流れが早く流され加減にエサを摂るフグのアタリを目感度と手感度で感じ、次のアタリで確実に掛けに行きました!

 

この極鋭コンセプトゲーム MC180は、ゲームロッドの名のごとく汎用性があるロッドで、LTアジ釣りでも、シロギス釣りでも、浅場のタチウオ釣りでもそのポテンシャルを難なく発揮、好釣果に繋げることができました。

他にもマゴチ、エギスミイカ、アナゴなどにも使えそうなユースフルなロッドで、前作よりもダイワテクノロジーでパワーは同じでも細身となることで軽量化に成功、よりセンシティブな釣りでそのポテンシャルを発揮できるようになっています。

 

さて、段々と潮が緩くなってくると、今度は居食いする微細なアタリを創り出せるか、それを察知できるかが鍵となってきます。

 

今回状況はそう悪くは無かったのですが、フグの機嫌が今一つ、難しい1日となってしましました。

下船後は宿の裏手にて、1日の状況をお話しさせていただいております。

 

厳しい状況ではありましたが、そんな時こそ次に繋がるヒントがあるもので、ご参加いただきました皆さまにおかれましては、また是非釣行していただけたらと思います。

えさ政さん、大船長、女将さん、岩越船長、マスター、矢内さん、この度もお世話になりました。

次回の湾フグ釣り教室は9月19日(土)、えさ政さんの湾フグ釣り大会の一週前の土曜日となります。