アングラー:林 良一


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2020.3.9

低活性の時には・カワハギ釣り教室

3月7日土曜日、久比里の巳之助丸さんに17名のカワハギ釣り師がお集まりになりました。

当日は受付けが始まってからも雨が止まず、宿の中で釣り座決めのくじ引きをさせていただきました。

 

しばらくするとあれあれ、知った面々が乗合船に乗船ということでおいでになりました!

 

出船30分前、レクチャーを始める頃になると雨も止みカワハギの生態、タックル、仕掛け、釣り方、特にこの低水温時期に有効な釣り方についてお話しさせていただきました。

 

 

レクチャー終了後に出船、久里浜湾に出たところで大切なエサ付けを個々にお伝えさせていただきました。

 

大船長が向かったのは竹岡沖、左舷からの飛沫を受けながらの航行、久しぶりの竹岡からのスタートとなりました。

すると、止んだはずの雨が再度降り出し、気温も低くやや風がある中ではありましたが、皆さま果敢にカワハギと向き合っておられました。

 

当日は9時半頃下げ潮止まりでしたが、あまり潮の動いている感じではなく、大船長は船を前へ、前へと少しずつ移動させながらポイントをトレースいして行きました。

そんな中ロッドを携え、皆さまの間に割って入らせていただきながら、お話しをしながら、ご質問にお答えしながらユックリと船を回らせていただきました。

ポツリポツリとカワハギが釣れあがる船中ではありましたが、潮止まり前に剣崎沖に移動、上げ潮を待ちながらの釣りとなりました。

雨は降ったり止んだり、北よりの風が7、8m位、曇りがちの寒い日並みの中、皆さまフードを被りながら頑張ってくれています。

 

オモリが着底した後50㎝~1m位底を切り、ヒラウチしながらオモリ着底、オモリパタパタの後ゼロテンションでステイ、船の揺れを相殺しながらトップガイドを凝視、長めのステイの後ごく僅かなアタリを掛けに行きました。

ロッド: 極鋭カワハギRT AGS VS

リール: ADMIRA 100XH

ライン:UVF メガセンサー12ブレイドEX+Si 0.6号

リーダー: ディーフロン船ハリス200FX  4号

ハ リ:D-MAXカワハギ 糸付き25 SS ロング 7.5号

 

剣崎沖ではあまり上潮が流れず、水温も14度台から12度台に落ち込んでしまったことが原因か、極端な食い渋りが続きました。

活性が低いまたごく渋いパタ日のセオリーは、底を意識する、ステイの時間を長く取るといったことがあります。

たとえば「底を狙うのなら、中オモリを付けてタルマセやハワセ」といった考え方もあります。

また、中オモリが微細なアタリをさらに小さくしてしまうと考えれば、枝間を短くして底付近をゼロテンションで、といった仕掛けのセッティングも良いかも知れません。

 

さて、止んでは降り出す雨の中、ゲストを釣りつつ本命のアタリを待つ釣りとなりました。

そんな中、同行の山下さんが船上カレーライスを作ってくれました!

寒い船上で温かなカレー、美味しかったぁ~~(感謝!)

 

 

 

 

条件の厳しい1日ではありましたが、沖上がりまで皆さん頑張ってくれました。

下船後は宿の横のスペースにて、当日の状況をお話しさせていただきました。

 

 

 

ご参加の皆さま、ありがとうございました。何か得ることはありましたでしょうか。

巳之助丸さん、大船長、女将さん、矢内さん、この度もお世話になりました。

 

今後の巳之助丸でのカワハギ釣り教室は、状況を鑑みながら開催して行きたいと思っております。