アングラー:林 良一


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2020.2.26

居食いするフグのアタリを創り出せ!・釣り教室

2月24日(月・振替)、羽田のえさ政釣船店さんにて、今季5回目となるヒガンフグ釣り教室を開催させていただきました。

今回は26人様にご参加いただきました。

 

釣り教室では、宿の受付けがお済みになった後、釣り座決めの受付けをさせていただいております。

出船30分位前より、船上にてレクチャーを始めさせていただいております。

レクチャーでは、ヒガンフグとショウサイフグの違い、習性、タックル、仕掛け、釣り方などについてお話しさせていただいたおります。

また今回はカメラマンが乗船、このレクチャーから、ポイントでの皆さまのヒットシーン他、基本的な釣り方などを、動画と静止画で撮らせていただきました。

当日は快晴の凪模様で、良い撮影が出来ました。

 

レクチャー終了後に出船、大切なエサ付けは、多摩川を航行中に個々にお伝えさせていただいております。

 

ポイントの本牧埠頭周辺までは航程45分ほど、当日は大潮の下げ潮が流れる時間帯からの釣りとなりました。

 

11時半頃の下げ潮止まりですので、釣り開始の8時頃は程よい潮の流れがあるはずなのですが、この日はなぜか緩く潮が流れていました。

アタリもそ煩瑣ではなく、様子を見るために早めにロッドを出してみることにしました。

潮の高低差が110㎝あるので、ヒガンフグにとっては良い流れかと思ったのですが、10mを切る浅場では6号オモリで釣りができる程のユックリとした潮でした。

こんな時は活性が低く、潮が緩いゆえ定点で居食いができ、アタリがごく小さくなってしまいテクニカルな展開になるものです。

ジックリと、そして丁寧な誘い下げをした後、仕掛けが着底した直後は瞬きも息もしないで穂先を凝視、微細なアタリを捉えに行きます。

そんな微細なアタリを創作するとき、今回は極鋭 コンセプト ゲームMC 180AGSを使ってみました。

緩やかなテーパーのメタルトップが、居食いしているフグのアタリを増幅、より大きな振幅として目感度アタリとして表現してくれました!

それでもトップガイドのリングの幅の半分以下、海底にあるシャープペンの芯をオモリが乗り越えた位の挙動のアタリに穂先を数十センチ跳ね上げると掛かりました!

暴力的な引きをしながら上がってきたのは、35㎝ほどのヒガンフグでした。

 

ロッド: 極鋭 コンセプト ゲームMC 180AGS

リール:ADMIRA 100XH

ライン:UVF メガセンサー12ブレイドEX+Si 0.6号

カットウ:D-MAX フグカットウ針SS L

 

段々と止まり加減になってくる下げ潮の中、船長はポイントを替えながら釣らしてくれました。

小さなアタリと対峙しながら皆さま頑張ってくれました。

 

凪で春の様相の海で1日楽しめました。

下船後は宿の裏手にて、1日の状況をお話しさせていただいています。

ご希望の方にRYO’S METHOD ステッカーを。

 

終盤、段々と難しくなってきたヒガンフグ釣り。

この日は上潮もユックリとしかきかず、終始アタリが小さく難しい日でありました。

 

ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

えさ政さん、大船長、女将さん、岩越船長、マスター、大城船長、矢内さん、この度もお世話になりました。

 

あまり流通ぜず、熟成させるとたいへん美味しいヒガンフグ、是非ご賞味いただけたらと思います。