剣崎沖から下浦沖へ・アマダイ釣り教室
久比里の巳之助丸さんは、周年カワハギ釣りを楽しめる老舗船宿さんでもありますが、アジ、カサゴ、マルイカ他、様々な釣りを楽しむことができます。
僕にとっての巳之助丸さんは神奈川県での釣り教室の拠点と言うこともでき、カワハギ釣り教室以外で初めての試みとなるアマダイ釣り教室を開催させていただきました。
釣り教室では、釣り座はくじ引きとさせていただいております。連座希望の方は、宿へのご予約の時、連座とお伝えいただければ対応させていただいております。
今回ご参加いただいた方々は17名様、いつも多くのご参加ありがとうございます。
出船前のアマダイ釣り教室のレクチャーでは、アマダイの簡単な生態、タックル、仕掛け、釣り方、美味しい食べ方などをお話しさせていただきました。
釣り方では、特に水中での仕掛けのイメージが大切で、その部分に時間を割きお話しさせていただきました。
ここはロッドの調子のお話し「7:3調子とは、カーブの頂点が・・・」、「9:1調子が硬いロッドではなく・・・」等々。
アマダイ釣り教室では、極鋭ギア、リーディーング、スリルゲーム等、調子がアマダイ釣りに適した手持ちのロッドをレンタル用として持参しています。ご希望の方は是非お声掛けいただけたらと思います。
大切なエサ付けは、出船後にポイントまでの航行中に個々にお伝えさせていただいております。
暫く航行した後、大船長は吉野瀬の南側で船を止めました。
ほとんど風が無く絶好の釣り日和、柔らかな日差しが春を思わせるような日並でした。
開始しばらくして、左舷の米山さんに強い引きが! アマダイ釣りが初めての米山さん、50cmに迫るアマダイでした。
アマダイ釣りではポイントにもよりますが様々なサイズが混じります。これもその1匹、釣り上げたのは谷口さん。
極鋭ギアで釣られていた谷口さん。 アマダイの3段引きに、極鋭ギアの変幻自在の「変則3段調子」の曲りを楽しまれておられました。
右舷艫が騒がしいので行ってみると、これは珍しい、何とアマダイのダブル! 釣り上げられたのは山田さん。素晴らしいです!!
どんな型でも、途中の鋭い引きについリールの巻きを緩めてしまうものです。そういったやりとりをして上げる1匹は嬉しいものです。陸さん、おめでとうございます!
これも良い型、釣り上げられのは野呂田さん。宿の貸竿で頑張ってくれました。「帰ったら何に料理して食べよう・・・」と、ホクホク顔でお話しされていました。
中型アマダイを釣り上げられた村上さん。先日のカワハギ釣り教室にもご参加いただき、今回はアマダイ釣りに挑戦されました。
アマダイとレンコダイ。釣り上げたのはKateさん。 翌日アマダイを使った素敵な料理を披露されていました。
さて、中盤の頃より、僕もロッドを出してみることにいたしました。
当日は、昼頃干潮で潮高があり、船を移動させながら釣るアマダイには良いと思いきや・・・
ほとんど潮が流れませんでした。
「東京湾湾口の水温が上がった」という情報もあったように、黒潮の分流が差していると思われ、湾口部の下げ潮と押し合いをしているのではと想像できました。
それが的中したのかは分かりませんが、上げ潮の時間よりも早く食いが立ち始めたのですが、その頃西寄りの風も吹き始めてしまいました・・・
そのタイミングで大船長は風裏のポイントに移動。
その時の潮の流れによってのタナ取りが大切なスキルとなるアマダイ釣りですが、予報よりも遅れたものの、段々と西寄りの風が強くなってきてしまいます・・・
そんな時は
ウネリによって段々と、船が上下動してしまいます。
タナを取ってもロッドで船の揺れを相殺しなければ、タナは上下へとボケてしまい、アマダイと出会うチャンスが少なくなってしまいます。
「アマダイは底にいる」というキーで、低目にタナを取っていただきました。
船が上下動しても、仕掛けは底に這うか、底を切ってもそう上過ぎないであろうという考えと、上げ潮が差してきて、ハリスのたなびきを考えてのことでもありました。
そんな中、廣瀬さんが釣り上げました! 小型に続いて大型、エビエサ(沖アミ)の時はエビ屋さんが強い!?
有薗さんは中型をGET! 翌日、アマダイを使っての美味しそうな料理をご披露、さぞかし美味しいく、杯も進んだのではないでしょうか。
秋山さんは自作の仕掛けで好釣果! 釣り経験を積み重ねての独自の思考、それに伴う釣果。脱帽です。
神保さんも中型をGET! いつも釣りの楽しさを満喫している神保さん。その笑顔に表れていますね!
さて、予報から送れはしましたが、西南西の風がかなり強く吹いてきました。
ここで大船長は風裏になる下浦沖へと移動しましたが、やはり風が強く、少し浅い水深で開始して間もなく、中型に続き大型、そっれも51cmを釣り上げたのは柘植さん! いや~、凄かった、おめでとうございます。
「もうじき沖上りですし、もうあきらめました・・・」と言っていた川窪さんですが、彼は諦めていませんでした。それがこのアマダイとなって結果に表れました。おめでとうございます、川窪さん!!
西南西の風がかなり強く少し早上り、皆さん頑張っていただきました。
下船後は宿の裏手にて、1日の総評をお話しささせていただいております。
ダイワステッカーを参加賞に。
ジャンケン大会。
解散後の「ヨリモドシすくい」!
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。何か得ることはございましたでしょうか。
巳之助丸さん、大船長、女将さん、矢内さん、この度もたいへんお世話になりました。
ヒヤッとする引き、美しく、そして美味しいアマダイ。
タナ取り、誘いをしながら、海底付近の仕掛けをイメージしながら釣り進めるアマダイ釣り。
まだまだ楽しめると思います。