急降下する活性に追従・タチウオ釣り教室
短パン、サンダル履きから防寒ウエアーにと移りゆく今日この頃、最高気温が20℃台前半、雨模様の9月16日(土)は、薄手のレインを着込んでの乗船となりました。
そんな台風接近の綺麗な朝焼けの日、羽田のえさ政さんには23名ものタチウオファンが御集まりになりました。いつも多くのご参加ありがとうございます。
宿のテラスでは、皆さんの釣り座決めを行う為の受付けを行っており、同時に当日は撮影もあり、そのの受付けも行っております。
宿の裏手では、同日から始まったカワハギ乗り合いのエサであるアサリを剥く方々の姿がありました。
釣り教室では、出船前にレクチャーをさせていただいております。
レクチャーでは、LTタチウオ釣りに適したタックル、仕掛け、釣り方他をお話しさせていただいておりますが、今回は「RYO’S METHOD タチウオ釣法」である、テーパーハリス仕掛けと小バリを用いて、歯の鋭いタチウオのこと、そこを逆手に取り、エサを飲ます釣り方のお話しもさせていただきました。
また、動画撮影用の定点カメラが2台(内1台は4カメラ)、カメラマンも手持ちのカメラで、動画と静止画を撮影いたしました。
レクチャー終了後出船、岩越船長が舵を握る船は一路、ここの所好調な観音崎沖を目指しました。
釣れ盛っているタチウオの事、ご参加の皆さまが十分釣られれば僕も持ち帰れますので、保冷力の強いプロバイザーHD ZSS2100Xを用意しました。
真空6面パネルのこのクーラーは、保冷力がKEEP80もあり、氷の持ちが違うことを実感できます。
ポイントに到着し開始の合図で期待の第1投。最初にタチウオを掛けたのは大内さんでした! 指3本はある良い型でした。
えさ政さんに乗ったのが久し振りとおっしゃっていた中澤さんは、良型タチウオをGET! RYO’S METHOD タチウオ釣法について、様々なご質問をいただきました。
これも指4本近い良型です! 釣り上げたのは松永さん。ここのところ、タチウオ釣りに自信を無くしていた松ちゃん、復活いたしましたね!
お父さんの窪田 精さんとご一緒に参加の昊くん、早めにアタリを捉えました!
見事大型を釣り上げ、お父さんと共にガッツポーズ! DYFCのキャップがお似合いです。
丁寧なシャクリで釣られていた宮下さん。ガツンというアタリに電動をON! お見事でした!!
当日釣りが初めてとおっしゃっていた高橋さん。最初の1投でタチウオを釣り上げました。これからも是非、楽しい釣行をしていただけたらと思います。
タチウオマスターの大石さん。この日も状況の変化に合わせてシャクリを変えながら、コンスタントに釣り上げていらっしゃいました。
「ん~、中々難しい」とは山内さん。活性が落ち始めた頃の、苦心されて釣り上げた、価値ある1本です。
やや苦戦されていた貝吹さん。某所に「タチウオのシッポの料理法」を紹介されていました。今回の獲物も美味しくですね。
さて、今回は活性が落ちるのが早く、朝一はバタバタと釣れ盛っていたものの、1時間を待たずして急降下してしまいました。
アタリが激減しているそんな最中、様子を見る為釣ってみました。
潮はユックリと流れているもの、船長の指示ダナを1/4回転のシャクリで通しても反応ナシ・・・
今度は1/8でシャクリを入れるも反応ナシ・・・
ではと、シャクリは1/4回転に戻すも、3回シャクリを入れてハンドルを回すといった、「定点で2度シャクリ」を入れた後、3回目のシャクリでエサを動かしてみました。
すると・・・
ロッドにモタレを感じるアタリはあるのですが、その後エサを放してしまうのです・・・
ではと、その場でエサをステイ、エサを放したタチウオ=エサがタチウオの目の前にある状態 を維持、再度モタレにもちこみ、そこで食いを促すためにロッドを上げて行くことはせずそのままキープ、大きく引き込まれてからアワセに入ります。
アタリからアワセ迄が30秒位かかる事はざらにあり、時には1分以上を要することもありますが、ハリを飲ませ完全にフッキングして上がってきます。
十分に食い込ませてからフッキング!
テンションはそのままに、船の上下に合わせてリーリング。
海面に天秤が出たらリーリングをストップ。テンビンを手に取りハリスを手繰り抜き上げます。
やりました、一丁上りです!
リール:ミリオネア バサラ
ライン:メガセンサー12ブレイド 1号
テンビン:快適天秤 マルチ/スピード
そんな活性の低い中盤でしたが、きわどいアタリに掛けに行った原さん、お見事でした!
若井さんは、その活性が落ち込んだ中盤よりパターンを見つけヒットに結び付けていました。流石の一言です!
時折混じる美味しそうなアジを釣り上げたのは大川原さん。タチウオは沢山釣ったので、ゲスト狙いかな?
タチウオ釣りが始めてのしえいさん。コンスタントに釣り上げ「面白いですねぇ~~!」と、嬉しそうな表情です。
照井さんと山田さんは、時合が来れば必ずと言っていい程釣り上げていらっしゃいました!
タチウオマスターの伊藤さん。更なる進歩、更なる釣果を期待しておりますよ!
最後に船長は大きな反応を見つけ、船中バタバタと盛り上がりの中終了でした。
下船後には、当日の状況、次に繋がる内容お話しをさせていただいております。
そしてジャンケン大会なども。
今回、朝一の活性が急降下する中での釣りとなりました。
釣りのセオリーの1つに、「食いが渋くなって行くほどユックリと動かす」といったものがあります。
当日はまさに、そんな状況がすぐに表れた日となり、そんなタチウオの心情をいかに汲み取り次の一手に生かすかがキーとなりました。
ご参加の皆さま、ありがとうございました。何か得るところはございましたでしょうか。
えさ政さん、大船長、女将さん、岩越船長、矢内さん、今回もお世話になりました。
タチウ釣り教室はまた来年の予定となります。