アングラー:林 良一


BLOG TOP 林 良一の記事一覧
林 良一さんの記事
2017.2.14

連日好釣な剣崎沖・カワハギ釣り教室

2月11日(土・祝)、神奈川県久比里の巳之助丸さんにて、カワハギ釣り教室を開催させていただきました。

今回ご参加いただきましたのは20名様。いつも多くのご参加ありがとうございます。

 

釣り教室では、宿での受付けを済まされた後、釣り座決めの受付けを行っております。

釣り座を選ぶクジは、船最前線の名刺を使っていて、裏に釣り座が「左‐4」などと明記されていて、船宿さんへのご予約時に「連座希望」をお伝えいただければ対応いたします。

P2110005

 

釣り座が決まりましたら船へ移動、出船30分前よりレクチャーを始めさせていただきます。

P2110013

 

レクチャーでは、カワハギ釣りに適したタックル、仕掛け等の他、ポイントである剣崎沖の予想出来うる釣り方等を述べさせていただきました。

そして今回、釣りの大先輩である、大熊さんからいただいた、手作りのカワハギの剥製がレクチャーに登場! 本物のカワハギゆえ、超リアルなのです!!

P2110035

 

P2110021

 

レクチャー終了後、大船長操船の20号船は港を出て南下、剣崎沖を目指しますが、天気予報通りの北西の風が気になるのでした。

P2110037

屋や風の強い中、開始早々釣り上げたのは長さん。宿の貸竿で初めてのカワハギ釣りとのことでしたが、幸先の良いスタート、おめでとうございます!

P2110039

 

大川さんはカワハギ釣りが3回目とのことでした。でも、アナリスターカワハギエアドRTの組み合わせで、揺れる舳で頑張っておられました。

P2110040

 

大型カワハギを釣り上げられたのは石黒さん。さぞ良い引きを楽しまれたことでしょう。DAIWAのカモフラのウエアーが決まっています!

P2110041

 

久保さんは、着々と腕前を上げていらっしゃいます。この日も、粘りに粘って、沖上り直前のツ抜けは、流石の一言でした!

P2110042

 

フィシングショーでお声掛けいただいた山田さん。沢山のご質問を用意されてのご参加、1つお聞きいただければ、5つお答えしますからね! この後も、大型も含めの好釣果でした! 仕掛け作り教室、セッティングいたしますね。

P2110044

 

シーボーグで電動カワハギ釣りをしていた高須さん。アタリからのJOGアワセが決まりました!!

P2110046

 

前回のカワハギ釣り教室、仕掛け作り教室、そして今回と、続けてご参加いただいている立川さん。この日も、上げ潮の時合にキッチリと数を伸ばし好釣果でした。

P2110047

 

回って行く度にご熱心なご質問をいただく鈴木さん。それをすぐに実践に生かし釣果を上げてしまうのには脱帽です!

P2110048

 

「いつもはアジ釣りに行ってんだよ。カワハギは、教室があるから、初めて来てみたよ」とは飛鳥馬さん。宿の貸竿で挑戦、聞き上げた時の小気味よい引きに、驚きながらリールを巻き始めるお姿が印象的でした。

P2110049

 

「メジちゃん」こと古明地さん。仕掛け作り教室にもご参加いただき、この日も自作の仕掛けで、自己記録の大きなカワハギを釣り上げていらっしゃいました。

P2110050

 

ダブルヒットは種井さん(左)と矢内さん(右)、小さな群れが回ってきているような時合を逃さず、お2人とも流石です!

P2110051

 

さて、中盤のこの頃より、風が強まる予報通りに、西南寄り強めの風が更に強く、ウネリも多くなってきてしまいました。

そんな頃合いではありますが、僕もロッドを携え船を回ってみることにいたしました。

 

状況的には、黒潮は離れてしまっているのですが、潮色はクリアで、ほんの少し濁りがはいっているかなという状態で、水温は2℃位下がった15℃台でした。

昼前までの下げ潮でしたが、開始早々は、オモリを20~30cm切った宙で果敢にアタリをだしていましたが、潮が弛んでくると底でしかアタリを出さなくなり、難しい展開になってきました。

そんな時は、「エサ盗り名人」の本領発揮で、アタリや気配無くしてエサがツルテンにされることがあります。

そんな時は、例えばゼロテンションでアタリを待っている場合、アタリを待つのではなく、「アタリを創り出す」のです。

仕掛けの上部に適正号数のシンカーを打ち、1番上と2番目のビーズの間に、0.5号など、小さなシンカーを打ちます。

上のシンカーでラインのコントロールを、枝間のシンカーで、潮が緩い≒活性が低い≒居食いしているカワハギと仕掛けをずらしてあげ、違和感を感じたカワハギが泳ぎ出す=アタリを創り出す といった仕掛け操作をするのです。

すると、カワハギ自ら口の中に入っているハリを、カンヌキと呼ばれる口の横の部分に掛けることになり、カワハギに主導権がある場面でも、確率良く、バラシが少ない良い所にフッキングさせることができるものです。

そんな中、トップガイドを小さくではあるが、鋭く早く、重みのあるアタリに聞きアワセ、数秒底に張り付く引きを見せ、AGSボトムをMaxに曲げる前に、調整しておいたエアドRTのドラグを何度も滑らし上がってきたのは30.1cm、今年初の美男子の尺ハギ君でした!

P2110057

 

潮止まりの中盤以降は、暖かな上げ潮に期待しながら、ご参加の皆さんの間でドッロを出させていただきながら船内を回りました。

 

カワハギ釣りの名手藤田さん。大きなウネリで揺れる舳で、「これも練習ですよね」とお話しなされながら、キッチリとカワハギを掛ける辺り、流石の一言でした。

P2110052

 

P2110053

 

「潮と風と釣り座・座学会」にもご参加いただいた西本さん。揺れる船で頑張って頂きました。仕掛け作り教室、企画いたしますね。

P2110059

 

左舷艫は佐藤さん、タフコンディションにロッドをを取り替え釣果アップ! 状況の読みが功を奏しましたね。

P2110060

 

単独でカワハギ自主練をされたいた長島さん。その甲斐あって、この日トップに続く釣果!! 僕が追い抜かされるのも、時間の問題かも・・・

P2110062

 

中々リズムに乗れなかった鈴木 利枝さんでしたが、後半は勘を取り戻しポツポツと。また是非ご参加いただけたらと思います。応援しております。

P2110063

 

終盤、かなり風が上がってしまい、ウネリを伴う海況に釣り辛い状況の中、皆さん最後まで頑張って頂きました。

沖上りには総評、巳之助丸さんからは、ご参加の皆さまに生ワカメの参加賞をいただきました。

P2110064

 

P2110065

 

冷たくは無く、春を思わせる暖かな風でしたが、揺れる中の1日、本当にお疲れ様でした。

何か得るところはありましたでしょうか。

巳之助丸さん、大船長、女将さん、たいへんお世話になりました。

P2110068

 

この翌日も巳之助丸さんにて、追加日程のカワハギ釣り教室でした。

この日の状況を踏まえて組み立てた出船前のレクチャー、そしてその模様はまた後日、この場で書かせていただきます。

そして、巳之助丸さんでの、次のカワハギ釣り教室は、3月4日(土)に決定いたしました。

参加ご希望の方は、巳之助丸さんにご予約いただけたらと思います。