アングラー:林 良一


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2016.12.7

トリッキィなー竹岡沖・カワハギ釣り教室

TKBの翌日の12月4日(日)、羽田のえさ政釣船店さんで、カワハギ釣り教室を開催させていただきました。

今回ご参加いただきましたのは22名様。いつも多くのご参加ありがとうございます。

 

日出が遅くなってきている今日この頃、早朝の宿の桟橋はまだ真っ暗、桟橋の入り口の灯りで、1人アサリの殻剥きをするのは、ご参加の秋保さん。

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出船の30分前、6時45分の頃にはかなり明るくなり、恒例の船上レクチャー開始です!

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レクチャーでは、ポイントである竹岡沖の現在の模様や、カワハギ釣りに適したタックル、仕掛け、カワハギの縫いぐるみ片手に釣り方などをお話しさせていただき、最後に少しだけ、カワハギ釣り大会のお話しもさせていただきました。

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さて、レクチャー終了後出船、竹岡沖までは航程1時間15分ほど。ほぼ無風でべた凪の海を船は進みました。

ポイント到着後はほぼ潮止まりからごく緩い下げ潮の筈ですが、前日のTKBでは、ほぼ潮がきいていませんでした。

 

そんな状況の中、ここの所、カワハギ釣りの腕前がグンと上がったKokomiさん、快調にカワハギを釣り上げます!

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カワハギ初挑戦の鈴木さん。師匠の「あっちゃん」こと小川 敦也さんの教えを忠実に、確実にカワハギを手中に収めて行きました。

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ご自分で剥いたアサリで、手堅く数を重ねるのは秋保さん。極鋭EX ZEROが光っています!!

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カワハギ釣りは3回目とおっしゃっていた池田さん。この小さいのを釣るのが難しいんです、おめでとうございます。

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同じく、小川あっちゃんのバンド仲間の山下さん。事前に沢山予習をされていたようで、師匠の横で嬉しそうな表情です!

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「酒舞」さんでのカワハギ仕掛け作り教室にご参加いただいた古明地さん。今回も自作の仕掛けで釣り上げ嬉しそうです!!

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今年から釣りを始められた中田さん。「船釣りは、美味しい魚が食べられるのもいいですよね」と、食べる楽しみも語っていただきました。

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杉浦さんは、ピッカピカのアナリスターで、大型カワハギを釣り上げておられました。帰りの航行中、引っ切り無しにご質問され、その熱心さに打たれました。

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さて、中盤の頃より、皆さんに釣っている姿をご覧いただく為に、ロッドを携え船中を回りました。

丁度、下げ潮が1番きく11時前頃でしょうか、仕掛けを投入してみると潮の流れる感じはほぼ無く、時折動く船と反対にラインが少し斜めになるといった感じでした。

おおむね30m以上の水深を攻めていたので、海底付近の光量が少ないことを鑑み、オモリは快適船シンカーSRV・夜光をチョイス、暗い海底付近で、潮が流れず低活性のカワハギに、ヒラウチ時のラトルサウンドでもアピールを試みてみます。

さて、そんな、潮が流れず低活性時の状態を、釣り教室ではご参加の皆さまに「カワハギがお腹一杯で、エサを発見しても食ってこない状態」と捉えてみて下さいとお伝えすることがあります。

例えば

寒い冬の日、暖かな部屋でコタツに入り、アツアツの鍋焼きうどんを食べてお腹一杯、ウトウトと横になっていたとします。

そこに、「ほら、大福好きだったよね、食べない?」と持ってこられても、「今、お腹一杯で眠いんだよね・・・、後でね・・」となることでしょう。

でも、そういった状態で、大福を食べたくなる要素は何なのか? 峰 不二子が「ねえ、大福食べない?」と持ってきたとすれば、コタツから飛び起きて、「丁度食べたかったんですよ~、大福!」と、満面の笑みで受け取ることでしょう。
女性の方なら差し詰め、福山 雅治さん、又は、三代目 J soul brothers の面々といったところでしょうか?

実際には

海底付近の定点で、エサを僅かに動かす誘いが有効な時が多いような感触があります。

具体的には

オモリ着底⇒底を切りヒラウチ(カワハギは見ているが寄ってこない)⇒ヒラウチしながらオモリ着底⇒ゼロテンション⇒少し緩める⇔張るを繰り返す(エサが微妙に動く)となり、その「美妙に動くエサ」を長い時間見せている事が効果的なことがあります。

また、こういった時は、海底を意識して宙は狙わず、エダスもなるべく下に配してみると良いようです。

 

さて、昼を過ぎた頃でしようか、少しカワハギが固まっているポイントに入ると、開始すぐにロッドが曲るシーンも何度となく見られました。

 

いつも手堅い釣りの矢内さん。この日も冗談を交えながらコンスタンとにカワハギを釣り上げていらっしゃいました。

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初めてのカワハギ釣りに、レンタルロッドで挑んだ橋本さん。開始早々沢山のご質問をいただきました。その熱心さがカワハギにも伝わりました、お見事です!

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最初苦心されていた木附沢さん。ゼロテンション釣法のコツを掴むとこの通り! 次回も、是非ゼロテン釣法をお試しいただけたらと思います。

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森本さんは「ん~、難しい」とおっしゃっていましたが、段々と慣れてきて、ご自分のカワハギを釣り上げていらっしゃいました。

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前日はTKBで翌日はこの釣り教室にご参加いただいたRieさん。TKBは思ったように釣れなかったようですが、肩の力を抜き、殺気を殺せばこの通り! 前日の4倍近く釣り上げましたね!

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西本さん、美味しそうなカワハギちゃんでしたが、船上で早くもパクリ!? おめでとうございます!!

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粘り勝ちでカワハギをしとめた今津さん。これからもカワハギ釣り、頑張って下さい、応援しております。

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「TEAMあっちゃん」も、皆好釣果で笑顔~~! 釣りは楽しいですね!!

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最高の日並でしたが動かない潮、この時期はどうしても、日中の潮が動かない日が続きます。

でも、そんな時でも、決しては多くは望めないかも知れませんが、効果的な釣り方はあるものです。

過去に大釣りをしたからと言って、決して1つの釣り方に執着せず、今まさに船の下で泳いでいるカワハギを想い図り、釣り進めることが上達の早道だと思います。

 

ご参加の皆さま、ありがとうございました。何か得ることはありましたでしょうか。

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えさ政釣船店さん、お世話になりました。えさ政さんでは、12月11日(日)と18日(日)に、湾(アカメ)フグ釣り教室を開催させていただきます。

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当日のタックル

ロッド:極鋭カワハギ EX AGS ZERO

リール:エアド レッドチューン

ライン:紅牙12ブレイド 0.6号