仕掛け作り教室→カワハギ釣りへ!
先月リリースさせていただいたブログ記事、今年最初の釣り教室での中で、「2月8日にカワハギ釣りに行きましょう!」と盛り上がり、久比里の巳之助丸さんに集いました。お友達やお知り合いも加わり、今回は13名での仕立て船となりました。
当日午前中は曇りで凪、昼頃より小雨で西風という天気予報でしたが、早朝の横横道路を走っていると小雨・・・。気温はそう低くは無いものの、「まあ、大丈夫でしょう!」と、これから待っている楽しい釣り、笑顔の面々に想いを馳せながらハンドルを握りました。
巳之助丸さんには6時前に到着し宿に向いました。「今日の仕立てはお父さんの船だからね」とは女将さん。挨拶を済まし、対岸の船にタックルを下しに向かい、買い物、朝食の後はまた宿へ、受付けを済まして殻付きアサリをいただき、また船へと向います。
船上でアサリを剥いていると、薄曇りながらそう寒くはなく、次々と「今日は仕掛けを4組み作ってきました」、「自分で作ったカワハギ仕掛けを試しに来ましたよ~」などと乗船してくる笑顔の皆さん。くじ引きをしていただき、各々決まった釣り座で準備していただきます。
僕は越冬に近い状態で低活性のカワハギとの対峙を予想し、SMT(スーパーメタルトップ)が柔らかなAGSボトムと、相棒にはメガセンサー12ブレイド0.8号を巻いたエアドを合わせました。
ハリは小さ目のスピード、又はパワースピードの7号を中心に、ハリスは7~8cmをチョイス、エサは前回残った小粒の塩漬けと、当日剥いたアサリはあまり締めずに柔らかな状態でと2種用意してみました。
左が当日剥いたアサリ。右は初釣りで剥いた塩漬けです。写真からも 固さの違いが見て取れると思います。
舫いを解かれた親方船長の船は、平作川を下り久里浜湾に出ます。皆さん口々に「暖かいね~」など、無風で春を思わせる陽気に上機嫌です。
航程30分足らずでポイントに到着しました。剣崎灯台の東、吉野瀬付近の水深40mから開始しました。根回りを攻めることが多い剣崎沖のポイントの事、ウイークポイントを持たせたカワハギ仕掛けの真価が問われます!
釣り開始直後、右舷舳で「お~~!!」との声、聞くとホウボウが上がったとかで盛り上がっていたそうです。
ただ、下馬評にもれずアタリは遠く、親方船長によると「水温が11℃台に下がってしまった」とのことでした。
そんな中僕は、ポイントは水深が深い為に、仕掛け上部に足して行ったシンカーが5号を過ぎた頃からアタリが出始め、まずはトラギスが掛かってきました。
それではと、もうちょっとユラユラさせるスピードを早めて一瞬止めた時に小さく「コンッ」という、明確なカワハギからのアタリに一瞬送り込み、小さく聞き、また「コンッ」でやや送り十二分に食い込ませ、再度聞いたところで「グッ、グッ、グッ」という引きになってから竿を立てリーリング、先ずは20cm程の1枚を釣ることができました。
皆さんも、インターバルの長いアタリを捉えては、剣崎サイズのカワハギを釣り上げられていました。
さて、流し替えながら今度は35mラインを狙って行きます。
ブザーの合図でオモリ着底、ラインを張ると・・・? 聞くと重い引きが伝わってきます。底に張り付く引きではありますが、明らかにカワハギとは違う引きです・・・??
底を切るとユックリとではありますが、徐々に獲物は上がってきます。ラインを1m弱出されては1.5m回収しながら、あまり首を振るといった引きではないのですが重鈍な引きです。スピード7号を使っていたので慎重に、エアドのドラグに助けられながら、だましだましのやり取りです。
隣の大石さんのタモ入れで上がってき
のは、45cm程の太いホウボウでした(爆!)
その後船を一周してみました。背中合わせの釣り座の小鶴さん(当日竿頭)は既に5枚を釣り上げていて(僕はカワハギ1枚、ホウボウ1匹・笑)にお聞きすると、低めの宙で釣っているとのことで、ではと竿を1455に持ち替え宙狙いで3連荘しますが、この頃から予報より早い風雨となってきてしまい、やはりまだ2月、一気に船上の気温が奪われて行きます・・・。
昼過ぎより増々風雨は強まり、キャビンに避難する方もいる中、定刻より1時間余り早く沖上りいたしました。
下船後の宿では、女将さんの笑顔と温かいおしぼり、熱いお茶のお出迎えで、皆さんホッと一息です。
「最初は天気が良かったんだけどね~」、「渋かったけど、面白かったね~」と、皆さん寒い雨の中頑張っていただきました。
ご自分で作った仕掛けはいかがだったでしょうか? 釣りは自然と向き合うので、時として天候等で厳しい条件となってしまうこともありますが、これも釣り、今後また良い時もあると思います。
また楽しい釣りに思いを馳せ、同船させていただけたらと思っております。よろしくお願いいたします。
この頃は凪で良かったんですけどね~(苦笑)