アングラー:林 良一


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2013.8.5

〈林〉大型カワハギを求め再び剣崎へ!

8月4日(日)、剣崎沖解禁日の大型カワハギの強烈な引きが忘れられず、今回は単独で久比里の巳之助丸さんに行ってきました。早朝、シャッターが開いた巳之助丸さんに1番乗りで殻付きアサリをいただきに行き、対岸へと渡る橋から望むと、仕立てを含むカワハギ船は3艘出し!剣崎沖解禁を待ちわびていていたカワハギフリーク達の熱意が伝わってきます!!

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当日の相棒は、解禁初日にもベストマッチだった極鋭カワハギAGS M-170AとスマックRT。そして、今回は試したいことがあり、ボトムも持ち込んでみました(どちらもラインはPE08号)。

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今回は浩樹船長の船。前日の情報では、「下げ潮が早くなった」とのことでしたので、昼過ぎまで潮が下げると読み、南風を加味してミヨシの釣り座を確保しましたが、さてどうなることやらです・・・。

朝一のポイントは、剣崎灯台を南西に見る水深12m。定点に停め気味に流す為、やはり潮の速さが気になります。それに、ウネリが無いためかヨコタの流しで、船は少しづつではありますが艫側に下がって行きます(汗)

それでも開始間もなく、隣の釣座でアサリを談笑しながら一緒に剥いてた石渡さんにヒット! 僕も石渡さんを追従する形での序盤でした。

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胴中を見やると、名手DAIWAの橋本さんも良型を掛けています!!

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解禁日当日は、チョイ投げして拳より小さなゴロタの底で仕掛けをさびいてくる時、オモリが海底の石を乗り越えた挙動が、カワハギがハリ部分ではないアサリをついばんだアタリに良く似ていましたが、超感度のAGSのこと、アタリと見紛うことはなく、食い方の遅い今のカワハギの次の、またその次のアタリを待ち掛けに行くことができました。今回ボトムを持ち込んだのは、AGSと似ている調子であり、全長が5cm長い175cmで、さびく際のストロークが少しでも取れればと思ったことと、大型カワハギが多い解禁直後、その強烈な引きを吸収してくれるのではと思い試してみました。

結果、ボトムはストロークが取れるところは良いのですが、やはりAGSから持ち替えると感じることは、決して感度が悪くはないのですが、比べてしまうと合格点の範疇ではあるのですが「AGSなら獲れたか?」との迷いが生じる前に再度AGSに持ち替えてしまうのでした。

さて、潮が一段と早くなっていき潮裏のポイントに移動する直前には、12~15mの水深にもかかわらずシンカーは2+3=5号と、自分の仕掛け操作をイメージするには難がある、釣り辛い展開になってきたころ剣崎灯台西側の潮裏に移動しました。

 

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そしてもう一つ、僕は通常4個のフックビーズを使った仕掛けの3箇所にハリスを付け釣るのですが、今回は斜めの釣りを想定して、やや枝間の広い仕掛けを用意しました。投げて仕掛けが斜めになればなるほど、幹糸は海底に近く寝て行くわけで、仕掛けを張っていてもタルマセ~ハワセの位置にエサがあることがイメージでき、前記のゴロタ場では、根掛りもあるので下の方にエダスは必要ないと考え、枝間を長く取ることでシンカーを揺らした時、上のエサほどユラユラとアピールできるはずと考えました。

釣り進めて行くとやはり大型カワハギが多く、やや遅アワセ気味にハリを飲まれていると、水面近くで歯を食いしばりながら反転するカワハギをいなすのですが、横に走られ、今度はこちらに向け抜き上げようとすると下に突っ込まれ、次こそはと、頭をこちらに向けて抜き上げようと海面に誘導し、いざ抜き上げる段階になるとハリス切れ・・・。見るとハリスの中央部分がザラザラになって切れていました。カワハギの歯の間で、水面でのパワフルな2転、3転でハリスが弱ってしまい、海中では浮力があるものの、一気に抜き上げる際に持たなかったのでしょう・・・

こうしてハリス切れで3枚、ハリ先が歯に掛かっていて伸ばされたのが3回、今回は終始艫突っ込みでしたが、終わってみれば半数近くが25cmオーバーの20枚でした。TOPは艫の大柴さんの26枚、バラシがなければ・・・(完全言い訳です・恥)

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当日夜、小網代にカワハギ釣りに行っていた堀江さんと電話でやりとり、「やはりカワハギは面白い!」とお互い笑顔を噛み潰しながら電話を切るまで何十分話したことか・・・

この奥の深いカワハギ釣り、一生の好敵手ですね!!