アングラー:林 良一


BLOG TOP 林 良一の記事一覧
林 良一さんの記事
2013.1.17

〈林〉水深100mからの挙動

1月17日(木)、冬タチウオで活躍してくれている極鋭GEARを携え、浦安の吉久さんにアマダイ狙いで行ってきました。

前回のオニカサゴの時は120号オモリの為リーディングヤリイカを使ったのですが、今回は半分重さの60号オモリ(PEライン3号)ということで、誘いでは9:1~8:2調子、掛けてからは変幻自在に5:5に近いところまで、魚の引き方によって変化する3段変則調子の極鋭GEAR M-210の持ち味を検証すべく(生意気ですね~・笑)、常連さんとの釣り談義をしながら、夜明けを待ってタックルを用意し出船の時を待つのでした。

20130117064520.jpg

 

リールはJOGパワーレバー搭載のシーボーグ300MJ-Lにバッテリーはスーパーチリウム9200WP-L-C。このバッテリーの容量は驚くほどで、ワンタッチでバッテリー残量が確認できるのですが、タチウオ→オニカサゴと使った後も50~75%の残量が残っていて、迷わず充電せずに今回のアマダイに使用、使用後も20~50%の残量が確認できました!

20130117064120.jpg

 

 

20130117085122.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昭久船長の操船で船は富浦沖を目指します。ポイントは水深100m近く、海図で確認すると大きく500m近くに落ち込む手前のヘリ部分のようです。全長2mの片テン2本バリ仕掛けのオモリが着底後1mほどタナを切り様子を見ると、途端に「プルプル」と外道からのアタリがあります。外道が多いこともアマダイ釣りの特徴で、外道とは言うものの高級な魚達もいるようです。

トラギスやエソなど、あまり歓迎しない外道を釣りながらしばし、聞き上げてみると今度は「クンクン」と首を振るようなアタリがあり、そのまま聞き上げ魚の重さを感じたところでJOGパワーレバーON! 片手持ちで瞬時の巻きアワセをし海面に姿を現したのは33cmのアマダイでした。

20130117091242.jpg

 

隣の釣座の土屋さんも良型アマダイGETです! (顔が隠れてしまいました、すいません・・・)

20130117134159.jpg

 

その後館山沖に移動しますがあまり芳しくなく、後半再度富浦沖に移動、ここで3匹のアマダイを獲り終了となりました。外道にキダイ多数で30cmオーバーも! 他ホウボウ、ムシガレイなど、美味しい魚でクーラーは賑やかです!!

20130117175433.jpg

 

今回60号オモリで極鋭GEARを使ってみましたが、オモリを背負った情態では7:3位の曲りを見せますが、それよりもまだまだ曲り込んでいく変幻自在の鋭敏3段調子、その一見感度が良さそうではない曲り込む柔らかな部分でオモリを背負っているにもかかわらず、スーパーメタルトップ、正六角形に織りなすカーボン繊維の3DXが増幅したアタリの挙動は100m前後の水深からもハッキリと手感度にも伝わり、ラスト1時間で3匹釣った小型アマダイのアタリと外道とのアタリの差異も明確に伝わりアワセに持ち込めました。

次回はPEラインを1.5号以下、1号、08号に落として、オモリもタングステンシンカーの50号、40号と軽くして挑戦すれば(もちろん船長の許可を得て)、よりダイレクトにアタリを感じて楽しめるだろうと思っています。また、シーボーグはシンクロレベルワインダーなので、より細いPEラインでもライン同士の食い込みが防げ有効で、そうなってくると発売間近?の手の平よりよりコンパクトなシーボーグ150の出番、ディープ・マルイカ、ディープ・カワハギ同様「ライト電動」となってくるかも知れません!

 

再チャレンジを誓い後にする東京湾。湾口に近くになると、ここの所差してきているクリアな黒潮が、冬の陽光と相まって、つい見入ってしまう航跡を残していきます。

20130117113216.jpg