アングラー:林 良一


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2012.8.7

〈林〉カワハギの捨てオモリ仕掛けに一工夫!

カワハギ釣りで主に根の荒いエリアなどで使っている捨てオモリ仕掛け。破断強度の高い高品質のPE0.8号なら、捨てイトをフロロの2.5~3号を使うことによりオモリの根掛り時にはこの捨てイトから切れ、仕掛け、PEラインを守ります。

この捨てオモリ式のカワハギ仕掛けは永田さんも使っておられ、僕は湾フグ仕掛けの捨てカットウからヒントを得て使っています。

 

オモリには(ちょっと見辛いですが)このように、八の字結びで作った三つのコブがあり、オモリのアイ(金属製の輪)とヒラウチ時に擦れて切れるのを防ぐ為、直接アイにフロロが触らぬように硬質夜光パイプで補強しています。

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 この三つのコブのオモリから遠い方から自動ハリス止めに掛けていくのですが、自動ハリス止が大きい物だとハリス止め部分の線径が太く切れ難くなり、逆に小さな物だと線径が細く切れやすく、また、根掛り時の無理な加重で変形→すっぽ抜けなんてことも想像できます。

 

先の「 この三つのコブをオモリから遠い方から自動ハリス止めに掛けていく」ですが、なぜ「オモリから遠い方から」というと、例えば一箇所だけしかコブがない場合、宙釣りでヒラウチを繰り返した場合1日持たずそこから切れてしまうことがあるからで、運良く根掛りしない場合でも、しばらく釣り続け真ん中のコブに、最後はオモリに一番近いコブに掛け替えていく為なのです。

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この「捨てオモリ式」オモリは容易に作ることができますし、快適カワハギ仕掛けの下部に自動ハリス止めを取り付ければすぐに使用できます。また、僕は自分で仕掛けを作るのですが、ハリス止めの下部にくるコブは八の字結びで、上にくるコブは一重結びで結ぶと、当然一重結びの方が弱く、複数の鉤が根掛かってしまった場合弱い一重結びから切れPEラインの高切れを防ぎます。もっともこの場合、幹イトをフロロの3.5号で作るなど、一重結びにウイークポイントを持たす特性ゆえ幹イトは若干太めとなります。

 

日頃から潮の早い剣崎エリア。先日の【剣崎沖解禁カワハギ仕立て】の前半、かなりの早潮で根掛りが頻発いたしました。ご参考になればと思いました。