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福田 豊起さんの記事
2019.05.29

置き竿スタイルで天津沖のアカムツに挑戦

やや遅れていた南房天津沖のアカムツ。五月も下旬になってようやく釣れ出したとの事で5月26日、天津港の快昌丸さんを訪れた。

5時30分に港に集合。この時期、夜明けが早いのですっかり明るくなってからの出船となった。今回も航程20分足らずで水深約260メートルポイントに到着。季節は初夏を通り越してすっかり夏。だが、水温の低いこの時期、海上は心地よくしのぎやすい。

今回のタックル

ロッド:ショットバイパーMH-210

リール:シーボーグ500MJ

PE:メガセンサー12ブレイドEX+Si4号

 

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いつもは手持ちで誘いを入れるスタイルの釣りを私は楽しんでいる。だが、今回はショットバイパーとシーボーグ500MJの特性をいかして攻めの置き竿釣法を試してみようと臨んでみた。アカムツ釣り未経験の釣り人にとっては重いオモリを使ったハードな釣りとの思い込みから二の足を踏む声をよく耳にする。置き竿スタイルで楽しめるのであれば体力に自信のない人にもおススメしやすいと思うからだ。

幸い天津鴨川沖はサバが少なくカケアガリのポイント。電動のデッドスロー巻き上げの誘いが有効な時が多い。それならば置き竿スタイルでガンガン楽しもうと言う算段だ。

この電動デッドスロー巻き上げだがシーボーグ500MJの場合、巻き上げ速度を1で底から誘い上げる。道糸のマーカーを見るとアリが歩く速度よりも少し遅めの速度でジワジワと巻き上げるイメージだ。シーボーグ300番台であれば巻き上げ速度5,6前後となるのだが、そこはメガモンスターたるシーボーグ500MJゆえに最も遅い速度で丁度良い。それでも早いと感じるならばメガツインをパワーモードにする手もある。今回はスピードモードでの巻き上げ速度1で通した。

すると朝の2投目で力強いアタリ。アワセる時だけはホルダーからロッドを手にして、しっかりと大きくアワセを入れるようにするとバラシを少なくすることが出来る。この日は凪であったので巻き上げも基本的には置き竿スタイル。ショットバイパーの曲がりを眺めながら、余裕の巻き上げが楽しい。

あがって来たのは良型の本命アカムツ。何度釣ってもこの型が一匹上がるとホッとするのがアカムツだ。

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だが、ここからが続かない。アタリ自体が少ないことに加えてたまにアタリが出てもゲストばかり。この日はオキギスと小型のユメカサゴ。潮が全く動いていないようだ。

そこでタフコンディションと判断。デッドスロー巻き上げに加えてATDを活用したスローフォールでアタリを絞り出すことに。誘い上げ加えて誘い下げもアカムツには有効な誘い。だが、経験者なら分かると思うがスローな誘い上げよりもゆっくり誘い下げる方が腕力的にきついものだ。

そこで置き竿スタイルのままドラグを調整して誘い下げを行う。滑り出しのスムースなATDドラグならではと感心する場面だ。ウネリに合わせながらゆっくりと誘い下げる。何とかこのスタイルで小型のアカムツを一尾追加に成功。

だが、波に乗ることが出来ない。胴付き3本バリの内、一番下のハリにゲストの邪魔が多いと判断。90センチでスタートしたステイトを150センチと伸ばしてオモリが底を叩くタナでのステイの時間を長くして見るも効果を感じなかった。

残り時間も少なくなったところで朝一に本命の型を見たポイントを池田船長は攻める事に。すると。朝よりもハッキリと潮の流れが出てきたと嬉しいお言葉。

そこで、捨て糸は長いままで積極的にデッドスロー巻き上げを入れてみる。すると、待望の力強いアタリがすぐに訪れた。ロッドを手に取ってアワセを入れる。ここで私はチャンスと判断。フッキングを確認した後、掛ったアカムツの引きなりにゆっくりとオモリを再び着底せてダブルを狙う。

だが、ここですぐに追加のアタリは来ない。そこからゆっくり2メートル誘い上げると絵にかいたような二回目のアタリが来た。ショットバイパーがひと際ふかく曲がって気持ちが良い。やはりホルダーにロッドを預けて楽ちんながらワクワクの巻き上げとなった。巻き上げに入っても中々おとなしくならないのでちょっと心配したものの、50メートルも巻き上げると重さだけを残して静かになって一安心。

タモのサポートに入ってくれた船長さんにダブル宣言。すると上がって来たのは狙い通りの良型の本命アカムツのダブル。

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ここからデッドスロー巻き上げがツボにはまる。捨て糸を伸ばしたのにもかかわらず底から2メートル以上誘い上げて一番上のハリに食ってくる状態。朝とはガラッと変わってアカムツの活性が高くなったようだ。

だが、残り時間が無い。アタリが出て、フッキングに成功してから糸を伸ばしてオモリを着底させて多点掛けを狙うのだが、焦りからか操作が雑になって2回バラシの失態。

それでも仕掛けを落としてデッドスロー巻き上げを掛ければすぐに次のアタリが来る。アタリが有ってから多点掛けを狙うにしても、この時はアタリが有ったタナから底に戻すのでななく、そのままのタナから上に誘い上げた方がよかったようだ。それまで全くエサを取られなかった一番上にハリに真っ先にアカムツがアタックしてくる稀に見る好条件と言えるだろう。

良型の追加に成功した後、再びダブルを決める。

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まさに置き竿スタイルのデッドスロー巻き上げパターンがハマった最後となった。これならば誰でも手軽にアカムツ釣りを楽しむことが出来るだろう。

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ただし始めにも触れたが、サバが多い状況ではデッドスロー巻き上げは向いていない。また、平坦なポイントで魚底から浮かない場合も同様だ。そこは難敵のアカムツ様。状況判断は必須となる。

 

最後にシーボーグ500MJの活用術をご紹介したい。大型のドット液晶で偏光グラスをしても見やすくなったカウンターだがそれだけではない。

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電動リールの各種機能を船上で使いこなしている人は余りいないかもしれない。説明書を熟読して実釣に臨む人がどれだけいるだろうか。。。

だが、このドット液晶3つあるボタンの両端のボタン(ピックアップとメモボタン)を同時に長押しすると一目瞭然各機能が日本語で表示されるのだ。

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船べり停止などは常に使う機能。ジョグで選択、メモで決定。説明なしで直感で使いこなせるのが嬉しい。

私がアカムツでおススメするのが巻き上げ速度表示。毎分何メートルのペースで巻き上げているかリアルタイムで表示される。この巻き上げ速度を毎分60メートル弱を目安に調節しながら巻き上げると口切れによるバラシを減らすことが出来る。

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イマドキな感じで非常に便利。ぜひ活用して頂きたい。