アングラー:福田 豊起


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2017.8.2

相模湾コマセのカツオ・キハダ解禁初日

毎年8月1日に解禁をむかえる相模湾のコマセのカツオ・キハダ釣り。すでに、ライブベイトやルアーでカツオ・キハダともに好釣果が出ているので、期待の釣行となりました。

今回訪れたのは、勝山港の萬栄丸さん。千葉県で唯一、相模湾のコマセカツオ・マグロに出船している船宿さんです。朝、4時30分に港に集合。ゆっくりと支度をして出船。東京湾をまたいでの航程ですが一時間弱で一番近いパヤオに到着事前の情報ではパヤオ周りにカツオが付いているとの事。パヤオに到着すると職漁船が散水を撒きながら一本釣りをしているようです。観察を続けるとキラキラと次々とカツオを取り込む様子が確認できました。

 

早速、投入です。タナは15メートルから上を探る様に松井大船長から指示が出ます。まずは、解禁初日と言うこともあり、カツオを意識した釣りからスタート。

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今回のタックルは

ロッド:ゴウインブルGS H-185

ゴウインブルGSシリーズに新たに加わったH-185.カツオを意識すべく、レングスを抑えて取り回しと操作性をアップしたモデル。その一方で穂先から穂持ちにかけては非常にしなやかでありながら、バットパワーはキハダを相手にしても十分。個人的には、この穂先穂持ちのしなやかさは、キハダにも効きそうな感じがします。今シーズンのキハダにも積極的に使っていこうと思っています。

リール:シーボーグ500J

今回はあえて軽量のシーボーグ500jを使いました。キハダの可能性もあるため、本来であればラインキャパに余裕のあるシーボーグ750またはシーボーグ800Jを使いたいところ。500Jを選んだのはカツオを意識したのが一番の理由ですが、今シーズン目につく20キロ前後のキハダであれば、頭をこちらに向けるヤリトリを意識すればラインキャパの少ないシーボーグ500Jであっても、そのパワーとジョグの機動性で対抗できるのではと密かに思っていました。まあ、オマツリしなければの条件付きですが。。。

道糸:メガセンサー12ブレイド6号

オマツリの多い釣りゆえ8号以上のPEの方が安心できるかもしれない。しかし、キハダの可能性も考えると300メートル以上のラインキャパは譲れないところ。ゆえに6号300メートルとしました。オマツリ時のスレを軽減するべく先端にナイロン30号を10メートル直結してショックリーダー代わりとしました。

 

期待の投入となりましたが、アタリがありません。その一方で職漁船の漁師さんは大小のカツオを次々と釣り上げています。小一時間タナを変え、誘いを変えてみましたが、コマセへの反応が良くならず、船中2本のカツオが上がっただけで期待とは程遠い状況です。後から友人に聞いた話では、8号前後の細ハリスではパヤオ周りのカツオにも反応があったそうです。この辺は、パヤオパターンとして今後私も試していきたいと思いました。

 

この後、船長さんはパヤオに見切りをつけ、少し離れたハネを攻めることに。タナは20~15メートルがメイン。すると見事に的中!船内で次々と竿が曲がります。上がって来るのは2キロ前後の美味しそうなカツオ。私にもアタリがありましたが、エサを取られただけでハリ掛かりせず、がっかり。しかし、気落ちしている暇は有りません。船長さんは再び船をカツオの群れの先に回します。再び私にもアタリが!しかし、幾らもヤリトリしないうちにハリス切れ。おそらくキメジの歯にハリスをやられたようです。

船中盛り上がるなかで、一人取り残されて焦る私でしたが、すぐにアタリがありホッ。上がってきたのはやはり2キロクラスのカツオでニッコリ。この後、アタリ連発!激熱です!一流しで2回ヒットする場面もあり、大興奮。

こんな時、ゴウインブルGS H-185の取り回しの良さが光ります。ひとたびヒットしたならば、カツオの走る方向に応じて竿の角度を保ってリールを強気に巻けば、カツオの疾走を見事に抑え込んであっという間に取り込みに持ち込んでしまいます。シーボーグ500Jの軽量ボディーとジョグの機動性がロッドと相まって楽しいの一言!

この後、強い引きで一瞬キメジかな?と思いましたが、横に走るのでキメジらしくありません。上がってきたのは4キロ級のカツオ!身の厚みが凄いです。これば引くはずですね。

マニアの間では、キハダの話題がメインでカツオのはお土産のような認識もあるかもしれませんが、カツオ釣りの楽しさも特筆ものだと私は思います。カツオの群れの動きを船長さんと釣り人が一体になって追いかけて、その流れの中ですぐに答えが返ってくる。コマセのカツオ釣りには、青物を追いかける興奮を感じる所があって私は、大好きです。

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お土産は十分となったところで、今度はキハダを意識してみます。他船ではすでに何本もキハダをアテた船があるとの事でした。本船でもこの後、2回キハダのアタリがありましたが、船べりバラシとシャークアタックで終了。私はキハダのアタリを出せませんでした。500jでキハダとバトル出来なかったのが心残りですね。

コマセのカツオ・キハダ解禁初日としては十二分の内容でした。カツオだけでなく、キハダもこれほど動きがあるとは。。。嬉しい誤算ですね。さあ、次回はもっとキハダを意識したいと思います。そうなるとリールはどうしようかなぁ。さあ、熱い夏になりそうです!