アングラー:田渕 雅生


BLOG TOP 田渕 雅生の記事一覧
田渕 雅生さんの記事
2020.1.7

南伊豆・手石からマハタ釣り

2020年の初釣りは、南伊豆・手石の愛丸さんからマハタ狙いで出船しました!

東名高速~伊豆縦貫道~天城越えルートで都内から約200km。深夜だと3時間弱のドライブです。
愛丸さんでは、写真の船宿の1Fで仮眠が取れます。エアコン、湯沸かしポット、TV等の設備が用意されていてとても快適です。

船着き場は宿の直ぐ裏です。

6時出船。 
この日は西風が結構吹いており、石廊崎方面はまともに風があたるので下田方面に向かいました。


いつもキンメ釣りで見慣れた下田港~須崎港前~爪木崎付近を流しました。

朝から「潮が流れないよ~」と船長。
水深70m前後を攻めますが、魚探の水深とPEラインで見る水深がほぼ同じです。これって潮が全く流れていない証拠です。

根から少し離れたところから仕掛けを投入しても根の方になかなか船が流れていかないので、次は根の真上から投入したり、船長はあの手この手で攻めてくれました。
私はと言うと、仕掛け着底~ゆっくり竿を起こし、2m程オモリが上がったところからゆっくり誘い下げ、底上50cm~1mで根をトレースするようにし、10秒毎に底の確認をしました。

それでも前半戦は苦戦を強いられましたが、後半戦に入り、若干潮が動きかけた頃にいきなり強烈なアタリがきました。
底を取り直し50cm程竿先を持ち上げた時にグゥっと押え込むような重量感たっぷりな感触に思わず竿を送り込んでしまいました。
その直後にゴンッゴンッゴンッというかなりの重量の首を振るアタリがきて、竿を持ち上げるようにあわせたのですが、その刹那、ブツッとフロロ8号ハリスが切れる感触が虚しく伝わりました。。。

「今のはデカかった~~~」
後の祭りです。。。
相手がエサのイワシに飛びついて一飲みにして針掛かりしている事に気付いていない状態が、ただ押え込むような重量感を感じた時。 ここで竿先を送り込むのはNG。飲み込まれた針を口回りまで引きずり出してからあわせを入れなければいけなかったですね。 そのままステイかむしろゆっくり竿を持ち上げてくるべきだした。
「逃がした魚はデカい」の格言がありますが、まさにこいつは10kg級はあったのでは?と思います。

ここで落ち込んでばかりはいられません。魚が口を使う「時合い」到来です。こういう潮流がない日はワンチャンスを活かさなければいけません。
直ぐに仕掛けを今度はフロロ10号ハリスに替え再投入。
暫くするとやはりアタリがきました。
ハタ系の魚は、所謂「前アタリ」と言うのは少なく、活イワシが暴れる間もなく一気食いすることが多いです。
今度は送り込むことなくしっかりあわせて難なく底から剥がすことができました。

丸々と太った見るからに美味しそうなマハタをゲットしました。

この後も、一回り小さいマハタを釣りあげ、この日は本命2匹で終了。
同行メンバーも本命を手に、またカンコやオニカサゴ、アヤメカサゴ、タコ等バラエティ豊かな釣果に満足できる初釣行となりました!

愛丸さん、お世話になり有難うございました。 また近いうちに伺いたいと思います。

使用タックル
リール:シーボーグ300MJ
ロッド:ショットバイパーM-200
ライン:UVFメガセンサー12ブレイド∔Si3号

仕掛け
幹糸:Dフロン船ハリス12号×1.5m
ステ糸: 〃     8号×50cm
ハリス: 〃    8号/10号×1m
針: 伊勢尼14号(1本針)・・・食い渋りの時は孫針に助けられることもあるかと思いますが、それ以上に、・イワシが弱りやすい。・根掛かりのリスクが増える。 等のデメリットがあり、私は1本針仕掛けで臨んでいます。