アングラー:林 良一


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2022.12.19

潮の緩い深場で・カワハギ釣り教室

先週には「りょうさんカップ」を開催していただきました釣友の「清ちゃん」こと伊藤 清治さん。

そんな清ちゃんは会社の釣り部の部長も務められていて、その釣り部のカワハギ釣り教室を巳之助丸さんにて開催させていただきました。

 

船でレクチャーの準備をしていると、巳之助丸名手の佐藤くんが挨拶に来てくれました。

 

当日昼前からの雨予報が夕方からとなり一安心、カワハギ船4艘出しで大賑わいです!

 

レクチャーでは簡単なカワハギの生態の後に、今回カワハギ釣りが初めての方もいらしたので、少々ギアを下げてタックル、仕掛け、釣り方などをお話しさせていただきました。

 

レクチャー終了後出船、平作川の橋を潜り終わり久里浜湾に出たところから個々にエサの付け方をお伝えさせていただきました。

 

 

最初のポイントは竹岡沖でした。

緩い上げ潮が流れ絶好の日かと思いましたが、船長に聞いたら水温が14℃とのこと・・・

ということは、一気に4℃位下がってしまったのでかなりのマイナス要素を抱えてのスタートフィシングとなりました。

でもコッパ中心に船中のそこここでカワハギが上がり出し、カメラマンの山下さんと「釣れた!」との声に船のあちらこちらを移動するのでした。

 

カワハギ釣りが始めての方も釣り上げられ、皆さんほぼほぼカワハギを釣られた頃ロッドを出してみました。

するとそのタイミングで船長はポイント移動、久里浜沖の深場、40m前後で開始となりました。

 

当日は深場の想定もしていて、少し風もあることからボトムアドミラの組み合わせで臨んでみました。

水深が40mとなると伸び難いPEラインの伸びが感じられ、浅場に比べて底質が分かり辛くなります。

また潮は緩いのですが、40m分のラインに横から潮が当たるわけですから、ラインは多少なりともループになり、やはり底質であるとかアタリをボケさせます。

状況を見ると魚はいるようですが水温の下がり幅が急激な事から、エサを食いに来たカワハギは遅いだろうと予測、誘った後にキッチリ止める時間を作り、そこから中オモリで仕掛けに弛みを作ってみました。

わずかに聞き上げるとカワハギが頭を振るアタリが!

UTD(アルティメットトーナメントドラグ)を効かせながら上がってきたのはコンディションの良い1枚でした。

 

 

その後「竿を上げたら掛った」や、「アタリが出ない」状況となりました。

そのタイミングで風が凪いできたこともあり、ロッドを極鋭 湾フグに持ち替えてみました。

SMT(スーパーメタルトップ)が柔軟で、誘った後のゼロテンションの難易度の高いロッドなのですが、ゼロテンが決まれば微細な目感度を出してくれ、手感度にも優れたロッドゆえ、口先でアサリを千切り取る前のアタリを察知、掛けて行きました。

 

曇りでやや肌寒い日ではありましたが、雨が降ることは無く1日釣りを楽しむことができました。

 

下船後は宿の横にて当日の状況をお話しさせていただきました。

 

企画していただきました清ちゃん、ご参加の皆さまありがとうございました。

巳之助丸さん、大船長、女将さん、若女将さん、臼井船長、山下さん、この度もお世話になりました。

 

今年巳之助丸さんでの釣り教室は後1日程、先日アマダイ釣り教室を開催させていただきましたK-1の選手方々のカワハギ釣り教室で最後となります。