アングラー:林 良一


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2020.11.25

気難しいコッパと対決

カワハギ釣りの適水温に近づいていた竹岡沖ですが、ここのところ温かい日が続いたせいか、下がって行くはずの水温が上昇、纏まりかけた群れがまた浅場へ散ってしまう? はたまた活性が上がる? 下がる?? など、様々なファクターを秘めた11月23日(月・祝)、えさ政釣船店さんにて、今季2回目となるカワハギ釣り教室を開催させていただきました。

 

昨今のカワハギ人気と相まって、教室、乗り合いとも満船の盛況ぶりで、乗り合いにはお知り合いのご夫婦も乗船されていました。

 

釣り教室では、出船前にレクチャーを行っております。

 

レクチャーでは、カワハギとは? 釣るのに適したタックルは? 仕掛けは? 釣り方は? など、幾つかのセクションに分けて、大切な部分は繰り返しお話しさせていただいております。

 

レクチャー終了後出船、岩越船長は竹岡沖に舳先を向けました。

 

当日の竹岡沖は小潮、概ね12時位まで上げ潮で、その後はほとんど下げず潮止まりといった汐見でした。

ということは、ポイントに到着する8半過ぎ~9時頃は、一番潮が流れていて、朝一から良い感じなのでは? など思いながらの第1投でした。

 

また、予報よりも風が強く、それも北風でしたので、上げ潮の潮の流れと風向きが相反して風波が立ち、舳寄りの釣り座ではピッチングを繰り返す中難しい釣りとなりました。

それでも、根気よくアタリを探していると、ポツポツとカワハギが上がり出しました。

 

さて、かなりの時間を掛け、皆さまのご質問をお受けしながら、釣り方をお伝えしながら船中を一巡させていただきました。

ご参加の皆さま方々とお話ししていると、中には釣り談義が始まってしまうこともあり、時には冗談話しに花が咲いてしまったりと、熱心であったり賑やかであったり、釣りを通しての姿勢、楽しみ方が窺えます。

 

状況を見る為ロッドを出してみました。

ピッチングを繰り返す舳先でしたので、ロッドの上下動で船の揺れを交わしながらのゼロテンション、潮止まりに近づく活性低下の中、ハリを吸い込み頭を振るアタリに聞き合わせに行き、中々口を使わない気難しいコッパを釣り上げることができました。

 

ロッド:極鋭カワハギRT AGS VS

リール:20ADMIRA A100XHL

ライン: UVF メガセンサー12ブレイドEX+Si 0.6号

リーダー:タフロン 船ハリス EX 4号

仕掛け:快適カワハギ幹糸仕掛けSS RM(RYO’S METHOD)

アクセサリー:快適カワハギ ヒラヒラスカート

 

 

さて、北寄りの強い風はやや弱まってきた中盤、潮がほとんど止まってしまい、カワハギの活性は急降下でした。

そんな中でも皆さん、粘り強く、そして集中力を切らさないように釣られていました。

 

終盤に差し掛かる頃、大艫のスパンカー下でロッドを出させていただきました。

潮が流れず低活性、でも船長は自信があるポイントを丁寧に流してくれます。

低活性時のセオリーである、「仕掛けを止めておく時間を長く取ること」、「底を意識した釣りをすること」などを根気よく試してみますがアタリを創り出せず、ではと、最後の引き出しを開けてみたらた嵌れました!

まったく無かったアタリが投入毎に創り出せ、低活性ゆえ食い込みが浅く、バラシも多いものの手応えを掴めました。

その後舳先に移って6連荘、久々に出した奥の手が嵌った感があり、「やはりカワハギ釣りは面白い」と実感しての沖上がりとなりました。

 

下船後は、宿の裏手にて、当日の状況をお話しさせていただいており、今後の釣りに繋げていただけたらと思っております。

 

ご参加の皆さま、ありがとうございました。何か得ることはございましたでしょうか。

えさ政さん、大船長、女将さん、岩越船長、この度もたいへんお世話になりました。

 

年内のえさ政さんの釣り教室は12月、ヒガンフグ、カワハギで終了となります。