アングラー:林 良一


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2020.10.13

初開催のテンヤタチウオ釣り教室はいかに!

10月11日(日)、羽田のえさ政釣船店さんにて、テンヤタチウオ釣り教室を開催させていただきました。

当日は台風14号が南方へ逸れて行き、北風残りはあるものの、タチウオの釣果が低迷してしまう要因となる南風ではない事、出船数も少なく?プレッシャーが少ない事が考えられ、もしかして釣れちゃうのでは? なんて思いながら釣り座決めの受付けをさせていただきました。

釣り教室では、出船前に船上にてレクチャーを行っております。

 

レクチャーでは、タチウオの簡単な生態、テンヤとは?、タックル、仕掛け、釣り方、そして安全な取り込み方は繰り返しお話しさせていただきました。

 

レクチャー終了後に出船、柳沢船長は走水方面に船を向けました。

出船後は船を一巡、イワシエサのテンヤへの取り付け方を個々にお伝えさせていただきました。

 

ポイントに到着すると数隻の遊漁船が固まっていました。

予報より風が強めで、船が旋回すると飛沫が舞い、船主が風上を向いたところで釣り開始の合図です!

朝一はやや風が強く、船はピッチングを繰り返しながら上下しています。

そんな時は、船の揺れを相殺するようなロッドワークで、デッドスローであればなるべくテンヤを等速で、誘った後であればテンヤを下げないようにすることが大切となってきます。

 

さて、船を何度回った後でしょうか、状況を見るためにロッドを出してみました。

満船の当日、僕の釣り座は左舷の舳先となり、ピッチングで3mは上下している舳先では、誘った後の宙にあるテンヤを定点でステイさせることは難しく、ではと、誘い後もロッドのテンションが抜けないように心掛けながら釣ってみました。

フッと穂先を持ち上げるようなアタリに聞き上げ、次の食いアタリを誘発させて、カンナの先に絡みつくような挙動でJOGをON、アワセが効きました!

 

不動な堤防などとは違い、揺れる船上では、その揺れをいかに制するかが釣果を左右するカギの一つになります。

それはロッドの長さであったり、柔軟さであったりもしますが、一番は釣り手のテクニックによるところが大きいかと思います。

釣りは自然の中で行いますので、いつも凪でいつも釣れるといった最良の条件ばかりではありません。

その日与えられた条件でいかに最高のパホーマンスが発揮できるかも大切になってくるかと思います。

 

段々と風が凪いで行く中、定刻まで釣りをすることができました。

帰港後は宿の裏手にて、1日の状況をお話しさせていただいております。

 

左手の人差し指がテンヤ、右手がテンヤを下から襲うタチウオと見立て解説。

 

えさ政さん常連の大熊さんより、ご参加の皆さまに根付けをいただきジャンケン大会!

 

ご参加の高村さんからはコラーゲンドリンクが供されました。

 

 

ご参加の皆さま、少々風の強い日並みでしたが楽しめましたでしょうか。

釣果的にはやや厳しい日となりましたが、これに懲りず是非また挑戦していただけたらと思います。

えさ政さん、大船長、女将さん、柳沢船長、神保さん、この度もたいへんお世話になりました。

 

えさ政さんの釣り教室は、カワハギ、ヒガンフグと続きます。