アングラー:畑口 将大


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2020.11.6

大人気!!瀬戸内西部のブレードゲーム!!

11月1日

 

この日は、最近釣りにハマっているという同級生の友人達、3人の船釣りデビューということで広島市丹那港より出船の慶丸さんにお世話になりブレードゲームを楽しんで来ました。

 

今回楽しんだブレードゲームですが、瀬戸内海西部、広島や山口沿岸部で秋~冬にかけてタチウオ並みの船団が出来るほどの大ブームとなっている釣法です。

メインターゲットであるサワラを狙うための釣法でしたが、ベイトとなるカタクチイワシを捕食するハマチや真鯛、マゴチ、ヒラメ、シーバス、チヌなどいろいろな魚種が釣れるのも魅力の釣りです。

ブレードゲームと呼ばれるだけあり、ベイトのサイズに合わせたジグのリアフック部にブレードを取り付けたジグを使った釣法となります。

 

ブレードはHRF KJブレードと驚異の回転力でおなじみサクサススイベルを組み合させたものなどを使用。ここで注意点は青物など引きが強烈ですので連結のスプリットリングは伸ばされないよう強度のあるものを使用してください。

 

イワシのサイズに合わせてコンパクトなジグへの反応が非常に良くタングステン製のTGベイトは実績抜群で広島の店舗では品薄になるほど非常に人気なジグです。

そして新しくラインナップに加わったCVジグですが、鉛製でありながらもタングステン製並みのコンパクトなシルエットであり、ブレードゲームに欠かせない超高速巻きでも安定したI字引きが行えブレードゲームにかなりオススメなジグとなっています。

 

先日は、このCVジグを使用しサワラを連発出来た実績も抜群のジグです。

(過去釣行時CVジグでの釣果なります)

 

岩国沖と言われているポイントは大体水深が15m~30mとなっています。ジグのウエイトも30g~60gを使用することが多いですのでSLJ(スーパーライトジギング)に非常に似ている釣法となりますが、青物がメインターゲットであり時には10kgオーバーのブリクラスがヒットすることもあるのでラインシステムはPE1.2号~1.5号にリーダーがフロロカーボン4号~6号と強めなセッティングをお勧めします。

 

ブレードゲームの特徴的な釣り方としましてまず底を取るというというのは一般的なSLJなどと同じなのですが、ブレードゲームは着底後はとにかく一心不乱に出来るだけの超高速巻きを行います。アクション等もなくまっすぐとにかく回収より早く早く巻くことがこのブレードゲームの基本となります。

早く巻けば巻くほどサワラが釣れやすく、巻きスピードが遅いとサゴシサイズ、ハマチや真鯛が釣れやすいという傾向もあるようです。

ですのでリールもハイギアモデルが必需品となっています。

根掛かりもほとんどなく、底を取り早く巻くだけということで初心者の方にも良い釣果期待できるというのも人気の要因と言えます。

 

さてここからはこの日の釣行の模様を!!

私の使用タックルはこちら

 

ロッド:紅牙AIRタイジギング74MHS

リール:ルビアスLT4000ーCXH

ライン:UVF SALTIGA DURA SENSOR×8+Si2 1.2号

リーダー: SALTIGA BJ LEADER Type F  16lb

ジグ:TGベイトCVジグ 30g40g45g60g

 

 

底付近を長くトレースすることも釣果アップの秘訣ということでキャスタビリティに優れた紅牙AIRタイジギング74MHSは非常に使い勝手が良く青物でもしっかり対応できるパワーもあります。

一日中超高速巻きを行うこのブレードゲームは体力勝負でもありますので、ルビアスLT4000ーCXHの軽さは大きな味方になってくれますし1回転99cmのハイギアセッティングとなっています。

 

 

今回船釣りデビューの増田さん、丸野くんには紅牙テンヤゲームMX XH230紅牙 AGS C72HS-METALとジグ用ではありませんがテンヤロッド、タイラバロッドを使ってもらいまず底取りを確実に分かってもらえるようCVジグ60gからスタート!!

 

そしてある程度のレクチャーも終わったところで早速増田さん、丸野くんがサゴシのダブルヒット!!

幸先の良いスタートとなります。

 

 

私も着底後の高速巻きでドン!!ととりあえずサゴシをゲット!!

 

 

ジグはこの度TGベイトに新しく加わったアデルカラー!!フラッシュグリーンゴールド45gを使用。

 

この後もサゴシサイズやハマチは連発するなか、サワラサイズがなかなか顔をだしてくれません。

 

高速巻きで回収しあと10mくらいだなとジグが見え巻きを緩めた瞬間ジグ後方から魚影が猛スピードで現れバイト!!

しかも良型のサワラではありませんか!!バイトシーンを目撃し興奮冷めやらぬなかサワラは元気いっぱいに走り始めドラグが引き出されますがなんと痛恨のフックオフ(涙)

サワラの口は柔らかく口切れしやすい為ドラグも緩く設定していたのですが、、、残念、、、

サワラと分かっていただけに悔しいですね。

 

そんななか、どちらかと言うと魚を釣りに来たというより船に乗ることを楽しみにし、みんなの釣りする様子を眺めて満足していた山本くんも少し釣りする気になったらしく山本くんにはタイラバに挑戦して頂くことに。

 

紅牙ベイラバーフリーヘッドα60gに中井チューンユニットの組み合わせで挑戦して頂いたのですが開始早々になんか来たかも!!どうしたらいいん?という声を聞きまさかなと振り向くとロッドがひん曲がっていました(笑)

 

 

無事キャッチされたのは、なんと60㎝のよく肥えた良型真鯛!!

 

 

開始早々から皆さんに釣って楽しんでもらって満足!!

と言いたいところですが、やはりサワラサイズが欲しいところです。

サゴシサイズはぽつぽつと上がるので、サワラもいることを信じひたすら超高速巻きを繰り返します。

超高速巻きの最中にドンっ!と病みつきになるようなバイトがありこれはサワラか??

思いましたが、少々引き味が強すぎるゲストさんのようで(汗)

 

それはそれで紅牙AIRタイジギング74MHSをぶち曲げてのファイトを堪能!!

 

良く肥えたハマチをTGベイトアデルフラッシュグリーンゴールド45gでキャッチ!!

 

私がハマチの遊んでもらっている間に丸野くんは本命のサワラをキャッチ!!

 

 

体高もありナイスなサワラでした!!

 

そしてこの日、一日中ほとんど休むことなく高速巻きをし続け、終盤は疲れも出たのか青物の引き味に翻弄されバラシが多発だった増田さんが最後の最後に久保船長にも助けて貰いながらハマチをゲット!!

どさくさに紛れて私もハマチを追加でキャッチ(笑)

 

 

私はサワラサイズをキャッチすることは出来ませんでしたが、ハマチとサゴシには沢山遊んで貰い良い感じの疲労感のなかで納竿となりました。

 

瀬戸内西部エリアでは、12月いっぱいはブレードゲーム楽しめそうです。

 

そして持ち帰ったハマチとサゴシは脂も良くのっていて非常に美味しく頂きました。

 

 

これから更にイワシを食べて肥えてくるようですので、食味の面でもこれからが楽しみです。

 

この日も、楽しい釣行をサポートして下さった慶丸久保船長、中乗りの定岡さん、同船者の皆さんありがとうございました。