アングラー:田渕 雅生


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2023.6.4

伝統釣法・カモシ釣り~御宿・太平丸さんから


外房、御宿岩和田港の太平丸さんからカモシ釣りに行ってきました!

こんな道具を使います!
カモシ天秤(中通し)、中通し糸(片端にリング、反対端にハワイアンフック)、たらし糸(天秤から離してオモリとカモシ袋を装着)、クッションゴム(2.8㎜×1m) オモリは潮が速いと120号、通常は100号です。

バケツに入ったコマセはサンマのミンチです。
ポイント到着後先ずはこのミンチを海水で伸ばして、水鉄砲の大きい奴(船長お手製のコマセ注入器)でカモシ袋に詰めます。

付けエサは、先ずは真鯛狙いのサンマのぶつ切り。
腹側の身をハサミで切り、皮目が内側になるように裏返して合わせた腹身の両端を針で刺します。
ヒラマサを狙う場合はスルメのゲソや、サンマの1尾掛けにします。


今回使用したタックルは
リール:シーボーグ500MJ AT
ロッド:ショットバイパー195
ラインPE6号
リーダー:ナイロン20号×10m
10名のベテラン・カモシ釣り師を乗せて5時出船。ゆっくり船を走らせて20分程でポイント到着。
規定の5:30の釣り開始時間を待って第1投。
朝一のモーニングサービスは右舷側にトリプルヒットもあり盛り上がりましたが、左舷胴の間の私は恩恵を受けられず。。。
1時間ちょっと経った頃、右舷ミヨシで5kg前後のヒラマサが取り込まれました。聞くとハリス5号の真鯛狙いの仕掛けにサンマエサで来たとか。
う~ん、このまま真鯛狙いを続けるか?、1発ヒラマサ狙いに切り替えるか?悩んだ挙句、ハリス12号×8mのヒラマサ狙いに切り替えます。
が、なかなか当たらず。
右舷ではその後胴の間とトモで先ほどと同サイズにヒラマサが上がったので、益々気合が入るのですが、時間だけが過ぎてしまい。。。
残り2時間程となったところで、お隣の船で真鯛が取り込まれたのを見て、再び真鯛狙いに切り替え、フロロ8号×6m∔5号×6mの全長12mでサンマエサで投入。
タナ下ハリス分でカモシて(コマセを振ること)、3m毎にもう2回カモシてタナ(13ヒロ=19.5m)で待つと直ぐに竿先がズドンっと引き込まれました!
「やっと来た!!!」
しっかりあわせを入れて竿を起こしたまま間を取るとドラグを滑らせていく強い引き込み!浅タナで食っているので針の掛かり所は悪いわけなく、安心してやりとりができました!

この日船中最大となる4.2kgの綺麗な真鯛でした!
私はこの日はヒラマサとは出会えなかったですが、船中4本上がっていたので、これから益々楽しみです。
夢の20kgオーバーの大マサも可能性ありますよ!
ロマン溢れる伝統釣法です!