アングラー:田渕 雅生


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田渕 雅生さんの記事
2020.11.27

石花海オニカサゴ釣行



西伊豆・土肥港のとび島丸18号船。
この船の仕立てで日帰り銭洲遠征釣行にお誘いいただいていたのですが、時期外れの春一番のような南西強風で止む無く断念。
でも、この遠征もできる船なら駿河湾口なら出船できるとのことで、急遽、前日に石花海(せのうみ)のオニカサゴ釣りに変更となりました。


午前4時に土肥港に集合。
生暖かい風を受けながら、駿河湾口に位置する石花海に向けてゆっくりと船を走らせます。
6時半頃にポイント到着。 ゆっくり準備をして、7時釣り開始! 結構うねりが残っていました。。。
この日のタックルは
リール:シーボーグ500JS
ロッド:極鋭コンセプトゲームP HHH-205

仕掛けは 快適鬼カサゴ仕掛けKP∔SS と自作の3本針仕掛け(全長2.2m)

エサは、サバ短とサケのハラスの皮をメインに、アナゴ、ヒイカ、イイダコも持ち込みました。(冷凍庫に長期保存してあったものばかりです)

1投目。
オモリ着底後2~3度底を叩いて1mほどゆっくりと聞き上げ、アタリが無ければ更に1m上げてからオモリを再着底。
3回目に聞き上げた時にゴンッ、ゴンッ、ゴンッと間違いなくオニカサゴが首を振るアタリ到来。
オモリを持ち上げて直ぐに暴れたので、一番上の針にフッキングしているはず!
うねりが大きいため、追い食いは狙わずに巻上げ開始。 竿の上下動でうねりを吸収しようとしますが、なかなか難しく。。。
残り20m強のところで最後のひと暴れ。分かっていたのに痛恨のバラシ。。。

1投目から知り得た情報は、
①オニカサゴの食いは悪くない様子。⇒ならば針のサイズを上げてしっかりフッキングさせる作戦にしました。
②根掛かりしそうにない感じから、底潮がある程度流れていると判断⇒大き目のエサを装着しました。

作戦成功!!! 嬉しさが顔の表情からにじみ出ていますね(笑)

9時頃に潮の変わり目だったのでしょう、アタリ頻発する流しが来ました!
水深140m前後のポイントです!
朝一同様、オモリ着底直後にオニカサゴからのシグナル! しかも上針に掛かりました!
オモリを50㎝底から上げて、フワフワっとした誘いをかけているとゴゴゴンッと追いアタリ!!!
重量感も増し、明らかに追い食い成功です!
こうなれば、更に欲を出して、もう50cm上げてフワフワ誘い。
今度は明確なアタリは感じ取れませんでしたが、いささか重量感が増したような感じで巻上げにかかります。
重量感たっぷり! 巻上げ途中の首振りダンスも難なくかわし、天秤が水面を割ると、赤茶色の塊が3つ!!!

パーフェクトのトリプル達成!
オニカサゴの活性が上がる「時合い」には多点掛けを狙ってみるのも面白いですよ!

・底潮の流れが緩い時は、追い食い狙いを長くやり過ぎると根掛かりのリスクが高くなります。
 ⇒1尾ずつ大事に釣り上げましょう!
・最初の1尾を上針に掛けることが追い食いを狙う条件です。
 ⇒先針に最初に掛かった場合は追い食いは狙わず大事に巻き上げましょう!

ダブルも2回できました!
27㎝以下の小型は全てリリースしました!





同行のメンバーも大オニ確保!

毎回、大好きなオニカサゴ釣りを堪能させてくれる とび島丸さんと豊潤な海「石花海」に感謝です!

生命力の強いオニカサゴは滋養強壮にも良いと言われますが、その食味も抜群です!
私のイチオシはしゃぶしゃぶです! あとヒレ酒も!
まさに「釣って楽しく!食べて美味しい!」代表選手です。