アングラー:田渕 雅生


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田渕 雅生さんの記事
2020.1.30

平塚沖LTアマダイ

平塚港・庄治郎丸さんのLTアマダイ乗合に伺ってきました!

数日前の天気予報では、低気圧が次から次へとやってきて1週間近く時化&雨が続くとか。。。
でも前日の予報では、翌日の午前中は風が収まる予報に変わっていたので庄治郎丸さんに予約の電話を入れました。
当日朝5時半に船宿に到着すると、前日から降り続いていた雨もほどなく上がり風もやみましたが、予報が悪かったせいか、お客様は私以外にもう一人だけ。。。しかもライト五目船のご乗船されるとか。
つまり、LTアマダイとライト五目に1人ずつのお客さんだけ???と心配していると、女将さんがLTアマダイはもう一人予約が、ライト五目はもう2人予約が入っているとのこと。一安心です。

6:20に船着き場に向かいます。

LTアマダイは、世古勇次郎船長操船の第5庄治郎丸です。

定刻の7:00出船。




平塚港を真沖に向け船を走らせること15分。
水深115m前後で釣り開始です。
使用オモリは60号。 片テンビンに3号ハリス2mの2本針(エダス30cm)、針はケン付きチヌ4号で先針のチモトにフロートビーズ、その手前20cmにBのガン玉を配しました。

序盤戦はこの「ムシガレイ」が良く釣れました。

私の得意とするアマダイの釣り方は、オモリ着底後数回底を叩き50cm~1mの間でタナを決め、5秒間隔で小さく強めのシャクリを入れる釣り方です。シャクリが誘い・あわせになり、多彩なゲスト魚を参考にして適切な「タナ」を探るという算段。
従って、穂先は繊細なアタリを見極める感度の良さがあり、胴~バットにかけては張り感と強さがある竿が好みです。

この日使用した竿は、
極鋭タチウオゲームH-183です。 一昨年来、冬場のタチウオには勿論、オモリ60~80号を使用するアマダイ釣りにも良く使用しています。
リール:シーボーグ200J
ライン:UVFメガセンサー12ブレイド∔Si 2号


この釣り方でムシガレイが良く掛かるということは、付けエサが底に這ってしまっている状態だということ。
考え得る原因としては、
・底潮が流れていない
・針、エサ、サルカン等、仕掛けが重い
・エサを動かさない「待ち」の時間が長すぎる

そこで、オモリ着底後1m底を切ってから仕掛け長分上に誘いを入れますが、そうするとアタリが遠のいてしまいました。
(この釣り方がセオリー通りです。レンコダイ(キダイ)はあまり多くなかったので、この誘い方を辛抱して続けていてもアマダイは釣れたと思います!)

で、次なる手は、ガン玉を外し、底上50cmで竿を強くシャクルのではなく、フワフワフワと「揺する」感じで誘い続けてみました(10秒程度揺すって上に利き上げて底の取り直し)。

この釣り方で針掛かりしたのは、

アカボラ(ヒメコダイ)です。 これはタナと誘いが合っている証拠! 次も同じ誘い方で攻めます。

すると、2~3度底を取り直した後、アマダイらしいコンコンコンッと小気味よく首を振るアタリがきました!

今日のファーストアマダイはジャスト40cmのグッドサイズでした!

気が付けば曇天予報が良い方に外れ、いつの間にか晴天べた凪になっていました!

この日、この時の釣れるパターンを見つけることができたので、同じことを繰り返して釣り続けていると、若干浅めのポイントに移動した10時頃に、フワフワ誘っている時にズンッと重量感のあるアタリがきて、続けざまにゴンゴンゴンッとリールのドラグを出していく強烈な引き込みがありました。
「デカイ!!!」と確信。
ドラグを再度調整しながら慎重に竿先を頭上より高く上げて電動で巻き始めます。
5m巻いては5m出せれを3~4回繰り返した後、大人しくなり重量感だけ感じながら巻き上げてきます。
残り70mのところで再び大暴れ。高く上げた穂先が海面に突っ込みなおドラグが出されました。
この暴れで本命アマダイだと確信。残り20mでの最後の大暴れも先ほど同様にいなして無事にタモに収まったのは54cmの特大アマダイでした!!!

やはり50cmオーバーのアマダイのファイトは別格ですね!

この日はこれで終わりではありませんでした。。。

次の投入でも同様にフワフワ誘いをしていると、またズンッ~ゴンゴンゴンッ!!!
「デジャブ???」
途中のやり取りも全く同じ水深で同じ大暴れ。。。

ジャーン!!!何と更にサイズアップの57cm!!!

こんなことがあるんですね!

「盆と正月が一遍に。。。」とはまさにこのことですね!

その後11:30頃になると多彩なゲスト魚が増えてきました。

ホウボウ

カナガシラ

レンコダイ

特大アマダイが釣れた時合いが潮の変わり目だったのでしょう。 そこから底潮が僅かながら流れているような感じ。
そこでエサの動きを良くするためにBのガン玉を先針から20cmの位置に付けました。
これが多分正解だったのか、終了の13:30まで中型アマダイがポツポツ釣れました。


今期の相模湾のアマダイ釣りは良型が目立ちますね!
高水温が続いている今期、これからがアマダイ釣りの本番だと思いますよ!

庄治郎丸さん、世古勇次郎船長、お世話になり有難うございました。