アングラー:田渕 雅生


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田渕 雅生さんの記事
2020.1.21

「元祖・鬼の宿!」とび島丸さんからオニカサゴ釣り


「1匹で上げたら勿体無いよ~!」
とは、アジ釣りやイサキ釣りでは良く耳にする言葉。
数年前に、私が初めて西伊豆・土肥港のとび島丸さんのオニカサゴ釣りに伺った時にこの言葉を言われ驚き、そして船長に教わった通りの釣り方をすると、本当にダブル、トリプルで大オニが釣れ上がり度肝を抜かれました。

豊潤な海「石花海」を知り尽くした上で、その貴重な資源を守りつつ、多くの釣り人を大満足させるとび島丸さんには感謝とともに敬意を表します。

今回もオニカサゴ釣り初挑戦のメンバー含む10名で伺ってきました!

駿河湾口のど真ん中。西に御前崎、東に石廊崎、そして北側には富士山が綺麗に見えました!




タックルは、
リール:シーボーグ500JS
ロッド:極鋭コンセプトゲームP HHH‐205
ライン:UVFメガセンサー12ブレイド∔Si4号


仕掛けは
Dフロン船ハリス200FX 幹糸が10号、ハリスが8号。幹間は天秤から40cm-80cm-100cmの全長220cm
の3本針。 エダスは30cm。 DスイベルSSローリングスイベル親子を使用。
状況に応じてチモトにフローティングパイプを入れたりします。

エサはサバ短の幅1.5cm、長さ20cm程度を基本に鮭の腹皮を抱き合わせたりします。
他にアナゴ、イイダコ、カツオのハラモ、サンマ等も効果ありです。
今回はサバ短∔鮭腹皮のダブル付けが良かったようです。

エサ選びは、底潮が速い時には重いエサ(イイダコ、アナゴ、カツオハラモ等で仕掛けが吹き上がらないように)。
底潮が緩い時にはサバ短(かなり身をこそいだもの)、鮭皮等、軽いエサにして、更に半割りのタコベイト等で浮力を出すようにしています。

出だしは潮が流れず、なかなか本命が顔を出してくれずにハラハラしましたが、直ぐにそんな不安が吹き飛びました!
まずまずの型!

仕掛け着底後糸ふけを取り、オモリが底に当たるかどうかの位置で仕掛けを揺するように4~5回ふわふわさせます。
2~3秒ポーズを取ってからゆっくり仕掛け分利き上げます。アタリがなければまたオモリを着底させてふわふわ。これの繰り返し。
ふわふわさせている時にアタリが出ればポーズを取ってから利き上げていきます。この時に利き上げて直ぐに魚信を感じれば上の針に針掛かりしています。頭上付近まで竿を上げたところで魚信を感じれば一番下の針。
何れにせよ、アタリが来てフッキングさせたらもう一度オモリを着底させ、今度は50cm程オモリを切ったところでふわふわ誘い。
オニカサゴは群れで居ることが多いので、追い食いを狙いますが、あまり長く狙い過ぎると根掛かりのリスクもあり、「二兎を追うもの一兎をも得ず」になりますのでご注意を。

同船のメンバーにも続々と良型オニカサゴがきました!

まさに「鬼が島」状態。
存分にオニカサゴ釣りを堪能させていただきました!

とび島丸さんでは27cm以下のオニカサゴはリリースするようにとのレギュレーションを設けています。
成長がとても遅いオニカサゴですから、小型魚のリリースは大賛成です。 リリースはなるべく釣り上げたポイント付近で行った方が有効ですよ。

とび島丸さん、鈴木忠文船長、裕己船長、今回も楽しい釣りを有難うございました!