アングラー:宮澤 幸則


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2009.4.23

活性の高い魚(イカ類も)下から上に食い上げる?!

磯のグレ釣り、ワカサギ釣り、マルイカ釣り、カワハギ釣り、ヘラ釣り・・・、最近たくさんの水中映像が出回っていますが、すべてのつりにおいてある共通点に気付きます。

活性の高い魚は「下から上に食い上げる」

コマセマダイ釣りでも、「コマセで上棚までマダイを浮かせて食わせる」

上ずって反転して食ったマダイは、理屈的にもハリスもハリの大きさも選別されにくいし、針掛りも良いです。

 

ただし東京湾では「下から棚取りが一応基本」です。

「これはマダイの前にエサを持っていく」というメリットはありますが、「浮き上がろうとするマダイをビシで頭を叩いてる」という表現もできて、活性を下げてしまってることが多い。また、乗合船で多くのアングラーを乗せる場合、「下から棚取り」はオマツリ防止の意味もあると思います。

 

ところで話をマルイカに移すますけれど、一昨年の「ザ・フイッシング」で放映されたマルイカの抱きつきシーンの水中映像でも、活性の高いマルイカも確かに「下から上に持ち上げるようにツノに抱きつくシーン」がいくつか見られました。

穂先を持ち上げるアタリは、”ツノへ抱きつきのいいアタリ”と言われていますよね。

①イカがツノに抱きつく力で下オモリの重さを消してくれる。

②イカがツノに抱きついて船の揺れで仕掛けが下がった時、オモリの重さを消してくれる

③下から上にツノを抱き上げて、オモリの重さを持ち上げてくれる

この3つが穂先が持ち上がったアタリの真実だと考えています。

仕掛けが重い=ツノ自体が重い仕掛け(ミッドスッテ45Hやミッドスッテ40SZ)を使って、「下オモリを海底につけた釣り」や「下オモリを海底から切った釣り」は、これからのマルイカ釣りに新しい流れの1つとしてなりうるメソッドだなって感じています。

*小さいアタリをより大きく明確に手感度(手に感じる)、目感度(視覚的に見える)として出すために!

*少しでも長い時間、抱いたイカに違和感を与えず、合わせの時間を長くとれるか!

オモリを海底につけたり、離したり、短い竿でレスポンス良く合わせたり、長めの柔らかい竿でツノを船のユレをセーブして、しかもアタリを大きく出せるようにするのか???

僕も日々悩んでいます。

 

日曜日は久々にマルイカ釣りです。

錆び付いた腕の(もともと鋭くないですが)、研ぎ直しをしたいと思います。

 

 

先日ラストに食わせたマダイ。どうも測って見ると7キロ近くありそうです・・・。

水深75m、上から45mのビシ棚、ハリス:Dフロン船ハリス7号9ヒロ+3号3ヒロ=12ヒロ(約18m)でした。

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