アングラー:宮澤 幸則


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宮澤 幸則さんの記事
2008.6.22

『努力』と『実力』

『アタリ数だけ釣る努力』
某ヤエン屋師匠のお言葉ですが、けだし名言です。

釣り座の優劣が絶対的に出る割りにはその選択権が無い(朝、釣り座を決めたら1日動けない。おかっぱりの釣りは基本的には状況に応じて場所移動は可能)船釣りにおいて、釣果アップのためには腕を研く以上に『常にいいポジションに釣り座を構えること』は重要なポイントの一つと言えます。

したがって、
『常連=いい場所に座る=安定した釣果』

または、
『朝早く行って場所とり=いい場所に座れる=安定した釣果』

これらも、ある意味『努力』ですからそれも『実力』の一つだと言えると思います。

逆に、常に常連でいい場所(例えばミヨシの張り出しや左/右・ミヨシ/トモ=4つ角)に座ってしまえば、活性の高いターゲットに出会う頻度はかなり高いわけで、それなりの腕前なら『釣って当たり前』とも厳しい言い方をすればなります。

●『あの人釣るよね』って言われるようになってから・・・

●『いかなる時でも釣って当たり前』なんて思われるようになってから・・・

●『たまたま大会で優勝したりして』プライベートの釣りでも結果を見られてしまうようになってから・・・

★やはり釣果にこだわり、常に良い釣り座・ポジションで釣りをする。

★釣り座にこだわらず、与えられた状況の中でベストな釣りを展開する。

僕も以前は前者の釣果にこだわっていました。釣れないより釣れた方がいいし、たくさん釣らないと自分なりの答えが見えないこともたくさんありました。またそれなりの釣果は出せますからプライドを保つこともできます。

しかし最近、周りのみなさんのご指導もあって、後者の釣りを心掛けています。

《絶対的な実力を付けるため、アタリ数だけ釣る努力》です。
これを心掛けることで、集中力は確実にアップしましたし、釣りの『幅』といいますか、『余裕』が出てきました。

◎このポジションで釣れるなら、よりよいポジションならもっと釣れるハズ。

◎例えば競技会では釣り座は抽選。ただし、どんな釣り座に当たっても、結果は要求される。

自分自身としては以前よりかなり気楽に釣りができています。
『座った場所悪かったし・・・』って言い訳もできますからね。

みなさんそれぞれ考え方や背景(月に一回しか釣りに行けないから、少ない機会にベストを尽くしたいとか、また明日もやれるから・・・)が違いますから!

ある程度の実力がついて、さらにステップアップしたければ、『あえて自分にマイナスのテーマを与えて釣りをする』この方法はほんとにいいと思います。