アングラー:前田 俊


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前田 俊さんの記事
2010.4.17

集中力・・・手が合うとき。

 4月14日、釣友のたかひろ君と松輪江奈港の瀬戸丸からマルイカに出撃。

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バッグで投入器を固定。たかひろ君に教わりました。なるほど具合が良いですね。肘掛にもなりますし(笑)

 

前夜、吹き荒れた南西風のため海上はうねりが残り、吹き返しの北風に凍えながらの出船でした。

21号船の舵を取るのは、鈴木シンゴ船長。左舷7名右舷5名。

反応を探りながら城ヶ島を回り、亀城根方面へ向かいます。

 

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前回、花粉症の発作やスッテの準備不足などで納得できない釣りになってしまった為、今日は鼻炎カプセルを服用し、持ってるスッテを全種類持参しました。

澄み潮&曇りと言う状況から、7cmスッテやコントラストのはっきりした布巻き系を中心に、シルエットに変化を持たせるイメージでスターティング・シフトを組みました。

 

マルイカの反応を捉えたのは小網代沖辺り。

第一投目は、水深45mです。しかし、この流しは空振り。

 

二投目、オモリ着底・・・一呼吸置いてアタリ!しかし、掛けられずステイ。再びアタリ!これも掛けられません。再びステイ。。。今度は合いました。良型か?と思われましたが上げてみればマル-マル-ムギの異種三点掛け。

この流しはこれで終わり。

次の流し。着底直後にアタリなし。

巻き落として糸ふけを取り小刻みなシェイク(=スッテを震わすイメージ)からゼロ・テンションでのステイ。

極鋭センサーRT(レッドチューン)の穂先がふわふわした【触れ】を捉えました。

焦らすようにシェイク。ゼロ・ステイ。  違和感に即合わせ! ガッシリ良い所に掛かって上がってきたのは胴長20cm弱のチョイ小さめマルイカ。

どうもイカが神経質な感じで、微かに触れるけれども抱いてはこない感じです。

センサーRTの繊細なティップだけが捉え得る極めて微細な穂先の【触れ】。しかしそれで合わせても乗らない。

【触れ】を察知したなら細かく短めのシェイクでスッテを震わせ誘い&焦らし、ゼロ・ステイで穂先の違和感に合わせる。

この日の気難しいマルイカにはこのパターンが有効でした。

 

底を切って宙で釣るスタイルのたかひろ君、この状況を読みきって合わせてきます。

慣れない釣り方だと思うのですが、後半はすっかりパターンを掴み連釣するシーンも。

 

明らかにスッテも選り好みしていて、スッテを替えるとアタリの出方に変化(アタリが大きく出たり小さくなったり)がありました。

そんな状況に合わせて何度もスッテをローテーションした結果、気が付けば、いつしかシフトはミッドスッテのオールハダカに。

 

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徐々に『手が合い』自分の感性が研ぎ澄まされてきたような自覚。

連釣モードに入り最高7連荘もありました。最後の30分は潮が替わり型が良くなりこちらのテンションも最高潮に!!

くしゃみ連発で箱ティッシュを抱えながらの釣りだった前回とは集中力が全然違います。

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難しかったこの日のマルイカ釣り。 集中力の大切さを痛感した貴重な釣りになりました。

とうに疲れのピークを過ぎているのに夜中まで目が冴えてました。 

そのせいで、翌日の仕事が大変でしたけれど・・・笑