アングラー:金森 聡


BLOG TOP 金森 聡の記事一覧
金森 聡さんの記事
2023.5.23

今が旬‼︎和歌山県の抱卵イサキ‼︎

娘に頬ずりしようとしたら「ヒゲがいやぁー」と言われ、「じゃあヒゲ剃ったらいい?」と聞くと、「それでもムリ‼︎」と言われてしまいました‥‥。傷心の金森です(°▽°)

僕が小さい頃、父親によく釣れて行ってもらっていた自身の“船釣りの原点”とも言えるイサキ釣りへ行って参りました!

今年は父親も一緒です(^^)

今まで竿を使ってイサキ釣りをしたことが無く^^;

今回も昔ながらの手釣りでの釣行です(^^)

 

お世話になったのは和歌山県の印南港から出船している【木下丸】さん。朝5時前に出船し、ポイントの印南沖までは20分程で着きます。

 

釣り方は天秤コマセ。天秤にビシ(オモリの付いたステンレス製の鉄仮面と呼ばれている餌カゴ)とクッションゴムを付けたサビキ仕掛け。

それを(白黄色紺と10M刻みにマーカーの付いた)25号の道糸で手釣りします。

竿もリールも無いシンプルな手釣りだからこそ、こだわりたいのが針・仕掛け!

↓↓↓

快適船イサギ・アジ仕掛け

今回、【快適船イサギ・アジ仕掛け】を使ってみましたが。針の形状も良く考え抜かれていて魚の掛かり易さを実感しました。手釣りでしか絶対に取れないようなアタリを軽く指先で合わすと全て上顎に掛かっていました!オールフロロカーボン(Dフロン)の恩恵もおおきく、一日使っても糸ヨレが少なく。名前の如く【快適】に釣りをする事が出来ました(^O^)

 

 

 ポイントに着き船長がアンカーを下ろし、「はい、やってみて~」のアナウンス。

船長の指示棚までカラーの付いた糸を見ながら落とし込みます。

仕掛けを振りコマセを撒いて少しずつ上へと引き上げていくと、ゴンッゴゴンッとイサキのアタリが道糸を掴んでいる指へダイレクトに伝わります‼︎

これが手釣りでしか味わえない気持ち良さなんですよねー(≧∀≦)

朝イチから船内でバタバタと良型イサキが上がり始めます‼︎

一尾が掛かってからゆっくり上へと上ていくと‥
追い食い多点掛けも‼︎

前日の釣果情報ではクーラー満タンの10:30早帰り。

「今日もクーラー満タンやー」と期待は高まります。

★イサキ釣りはタナが大事‼︎★

■イサキの居る層が分かれば、その層を覚えておき、ボトムまで落とさずに直接その層を狙う!

■大きなイサキを狙うには小さなイサキが釣れた上の層を!

■イサキが釣れなければ下の層を探していく!

■スズメダイやアジ等が釣れる場合はその上の層を狙う!

■2〜3回コマセを撒いても反応が無ければ仕掛けを回収する。を繰り返す!

これらがイサキ釣りの基本的な事になると思います。

 

 しかしその後はポツポツと拾い釣り状態が続きます。

魚探に良い反応があるようですが、なかなか活性が上がらず。

しかもさし餌のオキアミを付けた1番下の針にだけ掛かるという渋い状況‥。

特殊加工を施した超ソフト素材を使用し、うす巻き仕様にする事でオキアミもキレイに付ける事が出来ます。

最後の流しでイサキの活性が上がり時合いに入りましたがタイムアップ。

数は30尾ほどでしたが、40センチ迄の良型イサキ多数で大満足でした‼︎

イサキの真子や白子も大きくなって、まだこれからも楽しめそうな和歌山のイサキ釣り。

すごい脂(*゜∀゜*)

昔は手釣りが主体でしたが、逆に今では竿とリールを使っての釣りが主体となって来ています。個人的には手釣りも良き文化としてこれからも残っていって欲しいと願っています。

職人気質で怖かった。でも僕に釣りの“楽しさ”を教えてくれた。そんな父親の体力も衰えてきましたが、体の調子が良ければ毎年この時期のイサキ釣りに一緒に釣りに行くようにしてます。あと何年一緒に行く事が出来るか分かりませが。今でもこうして父親と自分を繋いでくれて、かけがえのない貴重な時間を作ってくれる【釣り】。そして色々な人とも繋いでくれて趣味ではありますが今となっては自身とは切っても切れないものになりました。親から自分へ。自分から子供へ。そして色々な人と繋いでくれる【釣りの楽しさ】を今後も、少しでも伝える事が出来たらいいなと思っています(≧∀≦)

木下丸船長、同船された皆様ありがとうございました‼︎