毎年カワハギシーズンが一段落する年明けの頃より便りが聞こえてくるマルイカ。カワハギはギアを落としながらスローダウン、マルイカに乗り換え水温の上昇と共にシフトアップして行きます。
カワハギ→マルイカとタックルをチェンジする時、半年位時間が経っている訳で、そんな中、僕なりのマルイカ備忘録をまとめてみました。
先ずは竿とリールですが、この時期は100mオーバーの水深になることもあり、シーボーグ150Jなどの小型電動リールをAGS-Aに、それよりも浅い水深用にと、手巻きのミリオネアにはAGS-Aより柔軟なAGS-Fをセットします。
PEラインは今年からメガセンサー12ブレイドの0.8号を、電動のシーボーグには最低200m、ミリオネアには100mは巻いておきたいところです。
PEラインには予め、ラインシステムでフロロカーボンの5号をリーダーとして(結ぶではなく摩擦で)結節し、1~1.5m程取っておきます。
リールを竿にセットし、リーダーをガイドに通し、トップガイドから出たリーダーには、パワーサルカンを取り付けた快適イカフックを結び、余ったヒゲを編み付け、ヒゲを残さずにカットしておきます。このイカフックに、仕掛けの1番上のスッテを直結で取り付けることになります。
仕掛けは基本6本スッテ仕様ですが、状況により7本に増やしたり5本に減らしたりもいたします。
直結の場合は、スッテの前にはイカフック、カンナ部にはケイムラビーズを使ってループを作り、カンナの半分に引っ掛け絞り込み固定します。この仕掛けの仕組みは永田さんの発案によるもので、直結⇔直ブラをワンタッチで使い分けでき、僕も使わせていただいております。
カンナ部は、ビーズが抜けないように8の字結びでコブを作り引き締めます。
僕はイカフックの直前に、やはり8の字結びでコブを2つ、隣接させて作っています。
直結⇒直ブラにするには、先ずはカンナ部で絞り込んだループを弛めてスッテ上方に。
そして、イカフック前方の2つのコブの間でループを引き絞めれば直ブラとなり、引き締めたループはコブとコブの間しか移動しないので、オマツリ時等、引き締めたループ部が大きく幹糸を移動することは無くなります。
枝間を深場では1m、浅場になってくると80cmほどとし5~7本スッテ仕様とし、最後にはシンカー脱落させることなくを取り付けるための、ヨリモドシを介したスプリットリングを取り付け完成となります。
深場ではドラゴンシンカーTGの60~40号を、浅場では30号位も使います。
出来上がった仕掛けは、スプリットリングと、次の仕掛けの最上部となるループをジョイントさせ数組、大径の空きスプールに、スッテはセットしない状態で巻き込み収納しています。
イカ釣り特有の道具である投入器は、全てのスッテを直ブラにすることも想定し6本を使っています。
その他忘れやすいものに、スッテにイカのスミが付いてしまった際に取り去る歯ブラシ。カンナの先がめくれ加減になったり、鈍くなったりしてときに手直しするシャープナー。船縁にスッテを並べる為に敷くマットなどがあります。
また、電動リールを使う際は、ロッドキーパーもあると便利だと思います。
以上、僕のマルイカ忘備録でした。