〈林〉2014 TKB52 決勝
東京湾奥の船宿さんにて、51回に亘る予選を行い勝ち抜いてきたファイナリストが集う、TKB 52決勝戦(予選51回+決勝)。今年は12月6日(土)、予選を行った14軒の船宿さんにて開催、大規模なカワハギ大会の締めくくりとなりました。
僕は浦安の吉野屋さんに乗船、競技者件審判員としての参加です。当日はこの冬の最低気温を更新しました。まだ暗いうちから賑わう吉野屋さんを江戸川の堤に上がって。
ご参加の皆さんの受付け、くじ引きによる釣り座決めが終わり船に移ります。お隣の吉久さんでは、艫よりでお知り合いの方々が盛り上がっていました!
当日は大型狙いの大会、大バリでやや長ハリスを用意し、一番下をパワーフック、上二本をパワースピードでやってみようと思います。
石原船長が舵を握る船は、17人のTKBファイナリストを乗せ定刻に出船します。高架に煩瑣に通過する電車の為、ルール説明は江戸川をスローで下っている時に、操舵室のマイクをお借りし行いました。竹岡沖までは航程1時間半程、乗船者の皆さんとお話ししながら、乾いた冬の空気を頬に受けながら、釣り談義しながらの航行となりました。
ポイント周辺に到着すると、全ての船が集結していて壮観この上ないです。晴れた空に映えるスパンカー。写真撮影後各船は思い思いのポイントに散って行きました。
数日間吹いていた西風もおさまり、前日は好釣果だったこともあり期待は高まります。しかし、開始早々、しばらくしてもアタリがありません・・・。操舵室に行ってみると石原船長、「仲間の船は30分前からやっていて船中4枚だって・・・。水温が2℃位下がっちゃっいました・・・」とのことで、西風の恩恵をおろか、暗雲が立ち込める序盤でした。
「さて、この食いだと早掛けをいつやるかなぁ? あまり遅いスタートでこのままだと・・・・」など思案しながら、開始1時間を過ぎた頃から早掛け賞を開始しました。直後両舳でカワハギがあがるもの、その後はパッタリと・・・(汗)
その後、胴中を右舷、左舷に行ったり来たりしながら見守るも、皆さんの竿が曲らない時間が続き・・・。かなり長い時間を早掛けに費やし、渋いながらの早掛け賞は無事終了したのでした。
その後も、ポイント移動を繰り返しながらポツリポツリとカワハギが顔を出しますが、中々後が続かない状況に苦戦を強いられます。
東京湾ならではでしょうか、おそれは大きなサルベージ船を曳航するタッグボートの姿もありました。
そんな中僕は、取りあえずリミットメイクの為に、上2本のハリをパワースピードの7号にサイズダウン。2℃近く下がった≒陸上では気温が10℃近く下がった様相 の中、洋服を着ていないカワハギのこと、かなり水温低下の影響が出ていると判断、水深35m前後に対して、ワンタッチシンカーは軽めの1.5号を仕掛け上部に付け、海底付近の幹糸が弛んでいる状態で、船の上下を交わしながら、でも、時折揺れてしまうエサの演出を根気よく続けまず1枚。
終盤、暖かな上げ潮が入ってきた=同船者が縦の誘いでカワハギを掛けた タイミングで、宙からの落とし込みで1枚。
終了30分前より計測を行おうとしていましたが、その頃からカワハギが上がり出し、にわかに活気付く船内・・・。「ん~、どうしよう !? もう一枚でリミットメイク! 最後の1投、これで終わりにしよう」と、最後はハリスを5cmにして、僅かに活性の上がったカワハギの虚を付く作戦に出ました。
それは、オモリ着底⇒1m素早く底を切りヒラウチ⇒ヒラウチのままユックリと底までオモリを持って行く⇒オモリトントン、仕掛けを早めに動かすイメージ⇒5秒ほどしてピタッと止め、完全にゼロテンション!⇒トップガイドのリング幅程の変化=アタリ⇒アワセ⇒小気味よい引き! と、最後の
匹は自分の釣りで、活性の上がった個体を誘い出し焦らし、掛けに行く釣りで、ギリギリのリミットメイクでした。
その後集計に回ってみると、リミットメイクしている方は全体の30%程で、トップの方でも、3枚の全長が60cm余りと、皆さんに頑張っていただきましたが、かなり厳しい結果になってしまいました(残念)
さて、全船まる八さんの桟橋に集合し、各船船上表彰式を行います。僕らの船は同寸でブービーの方が2名いらっしゃり、4つある賞品を仲良く2個ずつ、僕は3位に滑り込めました。
さて、その後は、期待通りのクーラーの壁が待ち構える桟橋で、全体の船別、参加者全員での順位発表です!
個人別の上位3名様。おめでとうございます!!
船別準優勝の吉久さん、大澤船長と桟橋で、「やったね大澤船長! 是非ドヤ顔で!!」と(笑) 大澤船長は「個人別の入賞者も複数出たし、船では準優勝。これは、社長にボーナス上げてもらわないと!」とえびす顔(笑) ボーナスが上がったら、是非飲みに誘って下さいね(笑)
同じく桟橋にいた堀江さんより「りょうさん、森本さんから差し入れですよ~」と振り向くと、先のスプラッシュ・カワハギイベントにご参加いただいた森本さんが旦那さんと一緒に会いに来てくれました(嬉!)
表彰式の間、各船は大盛り上がりです! 興奮冷めやらぬまま最後に全体写真を撮り、1船、また1船と、各船帰港していきました。
僕らは吉野屋さんの桟橋に着き、集合写真を撮らせていただき解散となりました。ご参加の皆様ありがとうございました、楽しめましたでしょうか。吉野屋さん、お世話になりました。ダイワスタッフの方々、お疲れさまでした。
また来年の開催を期待して2014 TKB 52、大盛り上がりの内に無事終了いたしました。
先週のチャリティー釣り会のオークションで手に入れた万歩計、1日釣りして帰ってきたらこの歩数! 結構歩いているんですね~