そろそろ秋パターンになるか? 剣崎沖
9月19日(月・祝)、久比里の巳之助丸さんにて、カワハギ釣り教室を開催させていただきました。
今回ご参加いただきましたのは23名様。いつも多くのご参加、ありがとうございます。
さて、数日前から雨模様の予報でしたが、当日は曇り空、北よりの風がそよそよ吹き、もう、半袖短パンでは涼しい日並でした。
そんな出船前の船上では、今回もカメラマンの大さんが乗船、皆さまが釣っている姿を撮影させていただきました。
出船30前より、釣り教室恒例のレクチャーを行います。
レクチャーが始まる直前、皆さまに舳側にご移動いただき、カワハギの習性、適したタックル、仕掛け、釣り方等をお話しした後、大船長が舵を握る、第20巳之助丸は出船いたしました。
久里浜港でスパンカーを立てた船は、東京湾に出ると、一路剣崎沖のカワハギポイントを目指しました。
釣り教室では、ポイント到着までの時間、船を一周させていただき、個々にエサ付けのレクチャーを行っております。
最初のポイントは、剣崎灯台の東沖、水深は20m前後からスタートです!
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開始早々、船中1匹目を釣り上げたのは種井さん。ZEROでのスタートダッシュ、お見事でした!
当日が、カワハギ釣りが2回目だとおっしゃっていた木村さん。中型カワハギを釣り上げ、してやったりの表情です。
こちらも、カワハギ釣りの経験が浅い久保さん。ところが、釣り開始から連荘! みるみるバケツがカワハギだらけになって行っていました!
その久保さん、高木さんのお師匠さん的な存在の矢内さん。「僕は、カワハギのアタリがくると、よけて釣っていますから」と、回って行く度に冗談交じりの会話で周囲を和ませてくれます。釣りの腕前は一流です!
佐藤さんも中型をGET! 後ろには、なぜか、タモを持つ不思議な人が・・・(笑)
右舳の高木さん。ポイント移動をする度に良い型を釣り上げられていました、流石でした。
いつも、安定した釣果を出す秋保さんですが、当日は中々手が合わず、バラシが目立っていました。ただ後半、ペースを掴むとジワジワと釣果を伸ばしていらっしゃいました。
大内さんは今回、アサリを剥きながらの釣りに挑戦していました。それでも、そつなく釣るところ、流石です!
これは大きいカワハギです! やはり、こんな表情になっちゃいますよね、大石さん!
最初、苦戦されていた大森さん。中オモリを追加しながら、状況に合わせた釣りで、1枚目からはポツポツと、コツを掴んだよう、カワハギを釣られていました。
どなたのロッドも曲がらない時間帯、杉山さんだけが数を伸ばしていました。今度こっそり、その技術を教えて下さいね!
さて、剣崎沖を流し替えていた大船長でしたが、中盤より三浦半島の南側のポイントに移動しました。ここで僕もロッドを携え、皆さんの間に入れさせていただきながら、釣ってみることにいたしました。
ポイントを移動して、先ず気が付いたことは、潮色が、剣崎沖に比べてよりクリアになってきていることがありました。
ポイントは毘沙門沖辺りを中心に、20m前後でしたが、それよりも深い水深ではアタリが遠のき、全体的には、やや浅い水深を攻めることが長かったようでした。
そこで、潮はクリアだが、曇天~小雨模様という、自然光が少ないことを鑑み、快適船シンカーS RVのケイムライエローをチョイスし、シンカー付近には、快適カワハギヒラヒラスカートの夜光を装着、光量の少ない海底付近でも、シンカーを目立たせカワハギにアピールすることを心掛けてみました。
そして、出船前のレクチャーでは、「陸上の季節は秋へと移ろっていますが、水温はまだ夏のまま。ですので、産卵が終わって秋のように、エサを早く食べてしまうカワハギと、産卵終期、または直後のカワハギが混在する状況が予想されます。ですので、釣り方としては・・・」とのお話しをさせていただきました。
でも当日はまだ、完全に夏パターンの釣りとなり、スローな食いに合わせた誘いにカワハギの反応が良かったようでした。
また、北よりの風での影響で上潮が結構早く、底潮はそう動いていない2枚潮的な状況となり、午後からは、下潮が緩やかに上がる、完全な2枚潮となってしまいました。
その為、中オモリの号数が軽いと、仕掛けを弛ませようとロッドを下げても、上潮に押されたラインだけがたわむ状態となり、それではと、やや重めの中オモリにすると、今度は仕掛けが這わせ気味になってしまい、結果、トラギスなどのゲストのアタリが多発してしうといった、0.5号刻み+取り付ける位置を少しずつ変えながらの、微妙な中オモリの調整が強いられました。
そんな時は、操船する船長も難儀してしまうようで、操舵室から見えるラインが、ある人は艫方向へ、違う人は舳方向へ入っていたりと、それを修正する為に船の位置を微調整するも、それがかえってオマツリを誘発してしまったりと、中々難しい釣りとなりました。
ブログ撮影用に、ライフジャケットに取り付けている、ポーチに各号入れているワンタッチシンカーから、ポイント移動毎に細かく号数、位置を変え、その状況状況に合わせられるよう、仕掛け操作がイメージ通りにできるよう、最適な中オモリの号数を、きめ細かくチョイスすることがキモとなりました。
リール:スパルタンRT TW
ライン:メガセンサー12ブレイド0.8号
そんな状況で、やや雨も落ちてきたこともあって、増々海中の光量が少なくなってきました。
でもそんな中、序盤苦戦していた川窪さんは、カワハギの口の中にハリを入れるコツを掴み始め、良い所にハリ掛かりさせることに成功されていました。
「何かダメだな~、何かが違う!?」と、頭の中に「?」が沢山あった高沢さん。お隣の杉山さんより、ZEROを借り受け釣り始めた途端、あれあれ、見事にカワハギGETでした!!
隣で釣らせていただいていたら、長島さんのロッドが伸され加減で大きく引き込まれています! タモ入れして上がってきたのは、当日最大、見事な尺ハギでした! 自己新記録、おめでとうございます!!
これも大きい! そして嬉しそう!! やったね、まこっちゃん!!
高沢さんのご友人、「ツヨポン」こと中山さん。先日タチウオ釣り教室にもご参加いただきましたが、今回もご参加下さいました。初めてのカワハギ釣りだったのに、〇沢さんより釣っちゃいけませんよ~(ナイショ)
「またさん」こと猪俣さん。「今日はどうも、コッパに好かれちゃって・・・」と、サイズがまあまあの1枚にパチリ!
貸し竿で挑戦されたのは山口さん、尺近い大型に、思わず表情も崩れますよね!
廣瀬さんはコッパのダブル! 小型程口が小さくエサ盗りが上手く、敏捷性もあり、掛けるのが難しいんですよね。お見事!!
苦戦されていましたが、最後まで諦めなかった今井さん。沖上り15分で2枚連荘、これには僕も、たいへん嬉しかったです。
高須さんは、静かな釣りで、気が付くと、クーラーにカワハギが溜まっています。これも中々の大型です!
大型ほど、「モゾッ」とか、アタリが小さい場合があります。そこを見事にフッキング、お見事でした宮沢さん!
秋のトップシーズンに向っているカワハギ釣りですが、当日は完全に夏パターンでした。
それを何時気付くのか、気付いたら、どういった一手を打って行くのかが、早い段階での1枚に繋がってきます。
その導き出したパターンも、長く続くことがないカワハギ釣り。
カワハギがレーシングカーで、コースの無いレースだったとしたら、その先頭にいるカワハギを追尾、どこで曲ろうが、テール・ツー・ノーズ(車間を開けず)で、いつもスリップストリームに入っている釣り人に、カワハギ釣りの女神(存在は不明)は微笑みます。
今回は、
①秋パターンに向っていくはずが完全なる夏パターン
②浅場ながら、変則した2枚潮に対する、最適な中オモリの号数、位置
が、釣果を左右する大きなポイントだったと思います。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。何か得るものはありましたでしょうか。
巳之助さん、大船長、女将さん、今回もお世話になりました。
【今後の釣り教室のご案内】
カワハギ釣り教室 11月6日(日) 久比里・巳之助丸さん