アングラー:林 良一


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2016.7.11

ロッドとエギでマダコと勝負!

前回のタコ釣行を書いた、タコXが唸る! 湾ダコ絶好調!!では、エギのカンナの高さの精査をすることができたことから、今回は自作の改造エギを使ったり、タコエギを使ったり、ポイントによってはテンヤを使うと行った、ハイブリッドな釣りを試みてみました。

 

7月7日(木)、浦安の吉久さんは、早くからタチウオ、湾フグ、アジ、そしてタコのお客様の車で賑わっていました。

受付けを済ませ、早めに船上へ向かい、のんびりとタックル準備にかかりました。

今回は、このエギならタコが釣れる!?で紹介させていただいた、アオリイカ用の餌木に、タコテンヤのカンナを取り付け、フロント部にオモリを固定、海底でカンナが常に上向きになるようにしたエギ(下から2番目)の背中に、HRF マッシブクローを縛り付け、小突きながら前進するエギの背中で、カップ状になったハサミが潮受けしてユラユラと揺れえるアピール効果を狙ってみました。

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タックルは、前回使って信頼の

ロッド:タコX

リール:ミリオネア バサラ100H

ライン:12ブレイド2号を150m

を今回も用意いたしました。

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さて、定刻に出船した峯岸船長の船は、平日にもかかわらず、24名の釣り客を乗せ、ここの所好釣果を上げている、水深が浅く、根掛りも少ない、釣り易いポイントに向いました。

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さて、今回この改造エギくんがタコを魅了してくれるのでしょうか!?

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ポイントに到着し、船長からは「ちょっと根掛りするかも知れない」とのアナウンスがありましたが、タコXでキャスト一閃、底をトレースしながらトントンと、小突きながら手前へと探ってきます。

数投投げた後、それまでも、根の感触は感じてはいましたが、根掛りが外れやすい丸オモリを使っているので、回避しながら釣ってはいたものの、恐れたいたガッツリとした根掛りにリーダーがブレイクしてしまいました。

「でも、もう1回」と、果敢に投げて小突きましたが、やはりエギは、テンヤに比べて根掛りしやすい? のか、そう長くはない釣り時間で2個のエギロストは堪え、この場所ではテンヤで手釣りに切り替え、船下に、少し角度が付いて伸びる渋糸からのシグナルを探りました。

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底をテンヤオモリで叩きながらの、コトコトという挙動が、粘着質の重みを感じながら止められ加減になり、それでもなおかつ、逃げるカニを演出して小突き続けていると、まるで伸し餅がテンヤの上に載っているような重さになった頃がアワセ時、片手を船縁から渋糸の延長に向って一杯に伸ばし、一気に「エイヤッ」と腕一杯に、ストロークのあるアワセをすることにより、タコに水圧を受けさせ、その力によってタコはテンヤの上をカンナ方向に移動、ハリ掛かりします

その後は、カエシの無いテンヤバリのこと、緩めないように渋糸を手繰り、タコが水面に来たら、一気に船内に抜き上げます!

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テンヤで1杯、食べ頃サイズを釣り上げたわけなのですが、テトラ沿いを流しながら、ある地点からは底に根掛りが少ないことを体感、同じ場所を流し替えたタイミングで、タコXとタコエギで、10m程投げて小突いてきてみました。

タコXで、キャストしたエギ小突いている時、1秒間に2度ほどロッドを細かく起こしながら、入り込む穂先が毎回戻ることを繰り返すわけなのですが、タコがエギを発見、腕を伸ばしてくると、戻っていた穂先がモタレたまま戻らなくなり、更に小突いていると、粘着質の重さが、リールごと握っているロッドから感じ取れます。

ここで、ラインをリールに巻き込みながら、ロッドとラインを直線近くに、直後、一気にロッドを立てタコXの張りのある穂持ち~手元を使ってガッチリとハリ掛かりさせます。

掛けてしまえば、取り込みは手釣りよりも、長さがあるロッドの方が断然有利で、水面でのバラシがないものです。

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隣の方は、「随分前にタコ釣りをしたことがあるんですが」と、タコ釣りが2回目ということでしたが、タコエギをスピニングリールとジギングロッドを使いキャスト、見事タコを釣られていました!

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「またヒットしました!」との声に振り向くと、その重さを楽しむかのようにリールを巻いています!

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連発! それもロッドで、タコエギで!! お見事というよりありません!!!

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僕はその後もタコエギで探ってみましたが、HRF マッシブクローを縛り付けたタコエギにもヒットしてきました!

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この日はなぜか、改造エギを投げるとすぐ根掛りしてしまい、残念ながらタコを掛けることはできませんでしたが、分かったことは、水深が3~8mと浅いポイントでは、根掛りを回避する意味でも、フロント部に付けるオモリがもっと軽くても、エギの姿勢を保つことができれば有効ではないかと考えました。

 

終ってみれば15杯、前回の半分ではありましたが、型が良いタコも混じり、クーラーに仕舞うと、前回の7割の嵩でした。

東京湾の真夏の風物詩でもあるマダコ釣り、是非ロッドで挑戦されてみてはいかがでしょうか!?

 

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追記

この釣行日の翌日、7月8日(金)の吉久さんの釣果情報では、”竿釣り(ダイワ・タコX)でやられていた方も2kgジャスト” の記述もありました!