手感度の極鋭、目感度のメタリア・東京湾エギタコ釣行
梅雨といっても猛暑続きの今日この頃、色々と試したいことがありえさ政さんのエギタコ乗り合いに行ってきました。
お客様が乗船すると内木船長からのエギタコ釣りのレクチャー、これが勘所を押さえていて、短時間で濃い内容、実に為になるのです!
レクチャー終了後に出船、内木船長は千葉側のポイントを目指しました。
そうそうこの日は、偶然釣友の内村さんも同船でした。
お聞きすると月曜日も乗られたそうで竿頭、「マダコ釣り、面白いですね~」と釣られていました。
小ダコが多いシーズン初期、去年よりタコエギと共に取り付けている浮子スッテにきました。
スタートからメタリアエギタコを使っていたのですが、後半に差し掛かり根掛かりでラインが高切れした際に極鋭エギタコに持ち替えました。
その辺りは後記させていただきます。
ポイントの水色は真夏の東京湾のそれで、赤だし味噌汁というかデミグラスソースというか、結構濃い茶色なのです。
さて、まず極鋭エギタコ S-176とメタリア エギタコSを比べてみると、全体に柔軟なのがメタリアで、特に穂先が柔軟なのです。
どちらも先径と元径が同じで、0.7㎜と9.8㎜なのですが、シルバー塗装のせいかメタリアの方が細く見える感じがします。
オモリ負荷も10~80号と同じで、自重は極鋭が96gのところメタリアは100gとほぼ同じスペックなのです。
この日は最初メタリア エギタコ S-175·Jをチョイス、フネ XT-150PL-OPをセットしたタックルを使用しました。
小突きをして数秒、乗りを感知する為に聞く動作をしますが、その柔軟な穂先ゆえ、海底で寝ているオモリが起き上ってから立ち、海底から離れる感じが重さの違いである手感度よりも、曲がり込んで行く穂先の目感度にて確認していく「目感度で乗りを察知するロッド」のような感覚なのです。
一方極鋭は、メタリアに比べてやや硬めの穂先ですので、先の聞く動作の時に、タコの乗りをロッドをパーミングした掌に重さの違いとなって表現してくれる、いわば「手感度で乗りを察知するロッド」といった使い心地なのです。
また、極鋭にはバサラをセットしましたが、その総重量は381gに対し、メタリア+フネXは320gと約20%も軽量となり、長時間の小突きの時の疲労軽減になるかも知れません。
個人的には、メタリアでタコを乗せた時の曲がりが大変気に入っています。
また極鋭の穂先の硬さが小突きやすく、手感度としての乗りの判別も面白いところです。
エギタコ釣りでは当面この2セットで楽しみたいと思っています。