ロンリー 侍 ドクター近藤先生とのタチウオ釣行
ダイワフィールドスタッフでもある近藤 惣一郎氏。
フィシングショーの後の打ち上げでご一緒し、その後facebookでも繋がらせていただいております。
そんな近藤先生、自らの名刺の肩書きは「沖釣り師」。
数々のメディアでご活躍されていますが、職業は言わずと知れた美容整形外科経営で医学博士、そのキャラクターを生かされたテレビ出演も数知れずです。
「そのキャラクター」とは、戦国時代から続いているような髷を結い、開け放たれた胸のボタン、自らを「ロンリー・ドクター近藤」と名乗るときの決めポーズは片手でロンリーの“L”、類稀なる個性をお持ちの方なのです。
そんな近藤先生、RYO’S METHODブログでの夏タチウオ釣りのキモ〔タックル編〕をお読みになりfacebooにコメントをいただき、その後のやりとりで「取材をタチウオ釣りにいたしました。林さんもいかがですか」とのお誘いをいただき、7月13日(月)、川崎の釣り幸さんでのタチウオ釣行となりました。
当日はカメラマンとして木暮さんも同行、いつもはロンリー釣行の近藤先生とのことですが、賑やかになりそうな予感です!
今回のタックルはタチウオ、マゴチでは信頼のリーディング73 MH-200と、リールはミリオネアにPE1.5号を200m巻きました。
当日は台風の影響か南西の風が強く、ポイントの大貫沖まではキャビンに入り近藤先生との釣り談義、「今日は林さんの仕掛けで釣らせて下さい」とおっしゃる先生に、僕のタチウオ仕掛けの説明を始めると、「林さんのブログを何度も読み返して十分予習してありますから」と、笑顔で返されてしまいました(笑)
その後は先生の人生観の話しなどに聞き入っていたのですが、あっという間にポイント到着、既にタチウオ船団ができていました。
船長からの指示は「水深16m、底から水面までシャクッて下さい」とのことで、夏タチ特有の浅い水深での釣りとなりました。
序盤、シャクリのリズムが合わずに苦戦していると、舳では「よっしゃ~~!」の掛け声と共に近藤先生が中型タチウオを抜き上げているではないですか!!
きっと何の釣りをされても名手クラスということは分かっていましたが、流石の一言でした。
僕も2、3本を釣り上げ、ややアタリが遠い中、フォール中にヒットしたのは・・・
美味しそうなサバちゃんでした(笑)
このサバでエサを作り、食い渋りのタチウオの口を使わせようと、超新鮮なサバの切り身を作ってお2人にも使っていただきました。
ひとしきりのカメラ撮影を終えた木暮さんも釣ります。
タチウオの活性に合わせて細かく仕掛けを直したり、ロッドを取り替えたりと中々の腕前、お顔が影になってしまいスイマセン。
深川の吉野家さんでは、フレッシュアングラーのツッキーくんがザ・フィシングの取材の真っ只中でした。
「ツッキー頑張れ~!」の声援に、ガッツポーズで応えてくれました。
近藤先生は順調に数を伸ばして行きます。
「ん~、やはりタチウオは、上に追わせてハリスに張りを持たせて」とは近藤先生、すぐに状況を読み実戦、それで結果を出すのですから恐れ入ります。
当日は時間が経ち日が高く、風が強くなるにつれ、タチウオに「ジックリとエサを見せる間」を作ってやる必要がありました。
具体的にはリールを1/4回転づつ位のシャクリで、タチウオの目の前でエサを躍らせながら、それもすぐに通り過ぎてしまわないようなステイも織り交ぜ、そのステイの時、ハリから垂れ下がる切り身の端っこをタチウオが噛んだときの「モタレ」を感じ、そこからはハリを口の中に入れ込む攻防となります。
食いが渋い=5号単体がハリス+小バリ としていましたので、ここで食い込ませ過ぎるとハリス切れに直結、浅ければハリ掛かりに至らないというわけで、ここがタチウオ釣りの面白さであり難しさでもあると思います。
途中木暮さんより「林さんも撮ってあげますよ」とのお声かけいただき、タチウオを掛けたところ、抜き上げたところををカメラに収めていただきました。
もう完全に真夏の海でした!
3日続けて沖に出ている僕は、いい感じに日焼けし、いい感じの南風に吹かれながら、真夏の照り返しを見つめながらシャクリを繰り返すのでした。
近藤先生と木暮さん。これも顔が真っ黒で・・・(謝)
あっという間の沖上りでしたが、帰りもキャビンに入り近藤先生との話は尽きませんでした。
テンポのよいシャクリですぐにハリ掛かりしてしまうこともあれば、ヒラメ釣り、マゴチ釣りを宙でしているようにエサを食い込ますプロセスがあるタチウオ釣り。
今回はスペシャルな方々との思い出に残る釣行となりました。
タチウオは塩焼、刺し身、天ぷらなど、どんな料理にも向きますが、甘辛く煮付けたものも一興、口の中でツルンととける煮こごりが美味しい季節でもあります。