アングラー:林 良一


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2021.4.5

静寂の剣崎沖から激流の竹岡沖へ

「さて、この週末は何の釣りに行こうか・・・」なんて思案していると、釣友からSNSのメッセージをいただきました。

「土曜日にカワハギに行く予定です。もしお暇でしたら」とのことで、久比里の巳之助丸さんに行くこととなりました。

宿に到着するといつもの女将さんの笑顔、早速アサリを受け取り船上にて剥き始めました。

 

新鮮なアサリを剥きながら恒例の釣り談義です!

2日前に巳之助丸さんへ釣行した友達は好釣果(同ブロガーの良乃介くんは山下丸さんで37枚!)で、終日竹岡沖だったとのこと。

朝お会いした浩喜船長は、ここのところ竹岡沖を攻めたから、どこかほかのポイントも考えているとのこと。

水温が少し上昇傾向なこと、2日前好釣だったことを考えてのロッドチョイス、釣法などの話しをしていると、あっという間に出船時間となりました。

 

久里浜湾を出た船は南下、一路剣崎沖を目指しました。

それではと、やや根がある剣崎沖の事、RM仕掛けのスタンダードの上3本のフックビーズを使い、前回の釣行のような攻め方から始めてみました。

満潮から下げ始めではありましたが、潮の早い剣崎沖の筈が、ユックリと潮が動いている状況で、ゲスト含めアタリが無い状況を続きました。

それではと、低活性の時、スローな時のセオリーとし、下3個にフックビーズにハリスをセット、より低いレンジでのゼロテンションでアタリをジックリ待つ釣りへとシフト、トップガイドを僅かに震わすアタリを掛けに行きました。

ロッド:極鋭カワハギ EX AGS ゼロ

リール: 20ADMIRA A100XHL

ライン:UVF メガセンサー12ブレイドEX+Si 0.6号

仕掛け:快適カワハギ幹糸仕掛けSS RM

ハ リ:D-MAXカワハギ糸付30 スペシャルフィニッシュ加工 ロング

シンカー:  快適船シンカーS K

 

 

潮が動かずアタリが遠い剣崎沖に苦戦していると、浩喜船長より竹岡沖に移動のアナウンス、後半戦は16mの浅場から開始となりました。

 

ところが、上潮が非常に複雑な2枚潮となっていて、10m位投げても、オモリが着底する時は船下、それからあれよという間に反対舷にかっ込んでしまったり、艫側に流れていた上潮が急に舳に流れたりと、中々思惑通りに仕掛け操作ができない状況だったのです・・・。

でも、10分、20分と奮闘しているうちにそんな状況にも慣れて来て、ユックリながら潮が緩んできました。

ここで、浅場でもワンタッチシンカーを重めにして、海中ではきっと「?」のような形のラインの下にある仕掛けをコントロール、食う間を与えて掛けに行ったのでした。

 

ワンタッチシンカーを揺らしながら誘い、直後に送り込んで行き、聞き上げる時にカワハギが頭(かぶり)を振るアタリがありました!

そのままユックリと聞きアワセをするにもロッドが立たず、膝を折りながら引きを吸収、やや固めにセットしておいたドラグを数クリック緩めました。

小刻みにポンピングするように、底に張り付く引きをいなしながらジリジリと上がって来る魚、ネットを構えてくれている友達に「これがカワハギだったらデカイよ!」っと伝えた時、早い上潮のエリアまで上がって来たのでしょう、その流れも手伝って引きが更に強くなり、かなりヒヤリとさせられながらネットに入ったのは尺ハギだったのでした!

 

ダブルヒット!

 

緩い北風から無風となり、春うららのカワハギ釣りでした。

 

巳之助丸さん、大船長、女将さん、浩喜船長、功一船長、この度もお世話になりました。

山下さん、チーちゃん、楽しい1日をありがとうございました。

海底での1枚との、掛けるか盗られるかの攻防が難しく楽しいこの時期、またカワハギ釣りに行ってしまいそうです。