アングラー:林 良一


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2021.1.7

ボトム狙いで微細なアタリを創り出す

カワハギの群れが固まる水温になってきましたが、まだ水深20mを切るポイントもあり、コッパの群れも小規模のようで、テクニカルな展開が続いている、ある意味面白いカワハギ釣りとなっています。

そんな1月4日、釣友と共に巳之助丸さんへ初釣りへ行ってきました。

 

早朝の宿に入って行きご挨拶、そこには女将さんと若女将さんのかわらぬ笑顔、大船長、功一船長もいらっしゃいました。もちろん駐車場の女将さんにもご挨拶させていただきました。

まだほの暗いうちに乗船、殻付きアサリを剥きながらの釣り談義、これが楽しいのです。

明るくなってきて浩喜船長とご挨拶、定刻少し前に出船いたしました。

 

久里浜湾で幻想的な日の出を見ながら、凪の海を一路竹岡沖に向かいました。

 

当日は中潮の最終日で、上げ残りの潮からスタートです!

潮色はクリアで最適、トロンと流れる潮の中オモリを置いて船の動きを見てみると、僕らの釣り座の左舷は船下にかっ込んで行きます。

その定点で誘いを掛けながら段々と斜めになって行くライン、「スクリューもあるし、右舷側とのオマツリも・・・、もう限界かな」と思う頃アタリ!

すかさずアワセを入れて巻いてくると、今年最初の獲物となる可愛いカワハギちゃんが上がりました。

掛かりを見てみるとやはりクチビル1枚、あまり積極的にエサを食べない1日が想像できる1枚でした。

 

両隣の釣友も果敢に誘いを掛けカワハギに仕掛けをアピール、掛けに行っていました!

 

 

さて、潮は段々と緩くなり、止まりに近づいた頃、ゼロテンションで待つSMT(スーパーメタルトップ)を僅かに押さえ込むアタリが!

トップで10㎝程聞いたところで?? 重鈍で底に張り付く引きが!!

すかさずUTD(アルティメットトーナメントドラグ)を数クリック緩め、巻き上げ中も頭を振りながらロッドを叩くような引き込みに対応、コッパ狙いの小バリゆえヒヤヒヤハラハラの巻き上げでした。

タモ入れをしていただき、上がってみると筋肉質の29.5㎝、古傷でしょうか、背びれが2つに分かれている貫禄ある1枚でした。

 

ロッド:極鋭カワハギ EX AGS ZERO

 

リール:20ADMIRA A100XHL

 

 

そうして釣り進めているうちに、期待の下げ潮が流れ始めましたが、ユックリと流れゆく何とも良い感じの潮の割にはアタリが続きません・・・?

朝から上げ残り⇒潮止まり⇒下げ始めを経てるのですが、やはりアタリは小さく、インターバルが長く、活性が上がって行く感触は無いのでした・・・

そこで「低活性の時は底を意識する」といった(自分の)セオリー通り、ゼロテンションでの縦のミキイトのこと、エサが底付近に集中する、 快適カワハギ幹糸仕掛けSS RM(RYO’S METHOD)ボトム&レンジを使用、

 

ゼロテン時一番上のエサでも海底から20㎝位、下のエサはハワセの状態でアタリを待てます。

 

オモリ着底⇒50㎝切ってヒラウチ⇒そのまま誘い下げ⇒オモリパタパタ⇒ステイ⇒まだステイ⇒もうちょっとステイ⇒トップガイドをコンマ数ミリ上下に震わすような目感度アタリと同時にハリを噛む手感度アタリ!

聞きアワセの初動から重みのある引き!

何とダブルで上がってきました!!

 

べた凪の最良な日並みで、難しいけど面白いカワハギ釣りを楽しめました。

山下さん、冨永さん、楽しい初釣りをありがとうございました。

巳之助丸さん、大船長、女将さん、功一船長、浩喜船長、若女将さん、初釣りを楽しむことができました、ありがとうございました。

カワハギの気配が濃厚な竹岡沖、何かの切っ掛けでスイッチが入ると大釣りのチャンスかも知れません。