アングラー:林 良一


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2020.9.9

浅場のタチウオで試し釣り!・後編

浅場のタチウオで試し釣り! ・前編 より続きます

 

もう一つ試したかったのは、先日の和歌山県の三邦丸さんでのカワハギロケの合間に、宮澤さんのご友人でもあるDAIWAフィールドスタッフの谷垣さんと合流、波止(堤防)からのタチウオの引き釣りを教えていただいていました。

 

波止からキャスト、カウントしながら沈めての引き釣りのこと、東京湾の浅場のタチウオにも有効なのではと考えました。

※波止用テンヤの投げての引き釣りは、船宿さんに十分ご理解、ご確認の上で行っていただけたらと思います。

※早い潮の時は、軽いテンヤゆえ流され加減となり、乗合船では不向きかも知れません。

 

快適波止タチウオテンヤSSに、エサとして宿で常備のコノシロの切り身を付けてみました。

 

テンヤには下側にハリがあることからも分かるように、引き釣りではタチウオは下部後方から狙ってくると考えられます。

ですので、コノシロの皮目を下にしてテンヤに刺し、身を腹合わせに、背側にも皮目がくるように装餌してみました。

背側にもとは、前方に付いているチャターによってテンヤがローリングする際に、背側の皮目が連続して横方向にアピールするようにとの思惑からでした。

タックルはスピニングタックルで、旧アナリスター シロギスのMに2500番台のスピニングリール、これにはPEラインの0.8号を巻いてあります。

前編では、エサ釣りで柔軟ロッドの感触を掴めましたので、次にスピニングタックルでアンダースローで遠投した引き釣りを試みてみます!

 

すると1投目から好反応、引くと揺れ動く尻尾となる部分が食い千切られました!

 

エサを巻替え再トライ、大体16カウントで着底する水深でしたの、遠投した場合は水中でのラインの抵抗なども鑑み、18カウントほどで巻きに入りました。

ここで巻くスピードですが、2秒で1mのマーカー分位でしょうか、個人的には思ったよりやや早巻きな感じなのです。

一定の速度でテンヤを引いていると、やがてチャターのブルブルといった振動が段々と強くなってきます。

アタリは、柔軟なシロギスロッドを曲げ込みながら、一瞬リールを巻くてが止まる位、引く途中で何かを引っ掛けたような感じで現れます。

また、最初のアタリでハリ掛りすることもあるのですが、そうでないときは、そのままの速度で引き続けると、2回、3回とアタリが続き、ロッドが大きく曲げ込まれた時=ハリ先が魚体に当たった時 アワセを入れます。

これは和歌山県で谷垣さんに教えていただいた通りそのままの釣り方で、違っているのは船上で、エサを船宿さんで、タックルを船でもキャストでき、アタリを弾かないシロギスロッドを使い釣っている点です。

 

柔軟なシロギスロッドは、指3本位のタチウオのヒットにフルベンド!

ヒヤヒヤ楽しいやり取りとなりました!!

 

 

 

その後も連発、数匹続けてキャッチすることができました!

 

ただ、潮が早くなってくるに連れて、低かった活性は徐々に、更に下がって行ってしまいました。

でも、潮止まりから上げ潮が差してくるタイミングでまた食いが立ち、エサ釣りでもテンヤの引き釣りでも釣果が出せました。

 

今回課題を持っての釣行となりましたがどちらも好感触、今後の夏タチウオ釣りに繋がって行きそうです。

えさ政さん、大船長、女将さん、柳沢船長、たいへんお世話になりました。

大熊さん、矢内さん、同船いただきありがとうございました。楽しい釣行となりました。

 

帰港中、アクアラインと風の塔を結ぶように虹が架かっていました。