“Lonely SAMURAI Dr.” 近藤先生とのアナゴ釣り会
ダイワのミーティングでお合いさせていただいた近藤 惣一郎先生。
美容整形外科、SO グレイスクリニックの院長を務められ、最近では増々テレビ出演も多くなっているご様子です。そんな近藤先生と、去年は夏タチウオ釣りに同船させていただきました。
先日、先生とのやり取りの中で、僕の個人ブログで連載しているアナゴ考をお読みになられていたようで、「以前1度だけアナゴ釣りをしたことがあるんですが、久し振りにアナゴ釣りをやってみたい」とのお声掛けをいただき、5月31日(火)、クリニックに近い羽田のえさ政釣船店さんにて、近藤先生とのアナゴ釣り会が実現いたしました。
当日は平日の月末、それも、えさ政さんの定休日でもありましたが、16名ものご参加をいただき、船を出していただくことも快諾していただきました。
先生はクリニックの女性スタッフを伴い宿に到着、お2人はDAIWAのウエアーに身を固め、さながら釣りガールのようです。早速乗船しタックルのご準備、説明、簡単な小突きのレクチャーをさせていただきました。
お2人に「以前、船に乗って釣りした経験はありますか?」と尋ねてみると、「ハイッ、マグロ釣りに行ったことがあります!」との返答! 初めての船釣りがマグロとは、何とゴージャスなのでしょう!
いざ出船! 羽田からポイントの木更津沖へは航程45分程、少し強めの南風に逆らいながらの航行です。今回は春彦船長が舵を握り、中乗りには、信頼がおける廣嶋くんが乗ってくれました。
ポイントに到着するとアンカリング。まだ明るい内に釣開始となりますが、曇り模様で水中の光量も少ないのでしょう、下げ残りの緩い潮の中、先生が早々に良型を釣り上げました! 「この竿は、アナゴのアタリが手感度にハッキリと感じますね。今のは、アタリがあってから早目に食い込みました」と、釣り上げる時はその度に考察を、アタリが遠い時はその時の状況判断を確認しながら釣り進めていらっしゃいました。 ロッド:アナゴX リール:スマック ライン:12ブレイド0.8号 仕掛け:遊動丸オモリ+段付き2本バリ
夕刻から夜に差し掛かる頃、もうじき船のライトが灯るかなと言う頃合いに、スタッフの方に中型のアナゴがヒット、嬉しそうな笑顔です!
「章ちゃん」こと菅俣さんは久し振りにお会いいたしました。スピニングの2本竿を操り、テンビン仕掛けでアナゴを掛けて行きます!
当日は南南西の風がやや強く、時折船が大きく揺れながらの釣りとなりました。
竿が短いアナゴ釣りのこと、船が揺れる日は、座って釣る場合、船が波で持ちあがれば中腰気味にし腕を船縁より遠くに伸ばすようするとよく、船尾の左右の触れには、片手でクラッチを切ることができ、ラインを巻き取ることもできるスマックが威力を発揮します。
何れにしても、「タナは底」のアナゴ釣りのこと、仕掛けが船の揺れなどで、海底から離れ過ぎないことを心掛けます。
そして、ここの所、間詰め時はセオリー通りにアタリを出し、アワセを入れると掛かるアナゴなのですが、しばらくすると食いパターンがまるっきり変ってしまい、途端に難しい釣りとなってしまうことも・・・。
「難しい」とは・・・?
エサである、イソメの端を食っているアタリの初動から、ハリが口の中に入る本アタリ迄が結構長い場合があり、アタリ⇒アワセの態勢、態勢・・、態勢・・・・、あれっ? といった、アナゴの目の前にエサがある筈なのに、何が気に入らないのか一気に食い込まないことがあるのです。
そんな時は、そのままゼロテンションでステイさせるか、小さくソフトに小突いて、エサを小さく動かすか、はたまたカワハギのタタキのように、低活性時に効くことがあるリアクションバイトを誘うか・・・、等々、1本のアナゴと対峙、ハリ掛りさせられるか否かの「アワセの妙味」を楽しむのも、この釣りの面白さなのです。
さて、皆さんの状況はどうでしょうか? エサのお代わりを兼ね、船内を一周してみました。
船のライトが船内を明るく照らし出す中、早めの小突きをスローにしてみた、アナゴ釣り始めての「松ちゃん」こと松永さんに嬉しい1本が!!
アナゴ釣りは2時間半余りの半夜釣りで、船のライトはありますが、昼間の光量よりも弱く、オマツリなどのトラブルが無いよう、食っている時合に手返し良く、一気に数を伸ばすことが大切になってきます。
帰港中はライトを消しながらの航行となります。キャビンに入るか、こうしたデッキに座って帰港の途につきます。
村田ご夫婦と楽しい釣り談義をしながら、楽しい帰港でした。
これからは卵を持ち、胴が太くなって太短く見える「梅雨アナゴ」のシーズンになって参ります。
これからもう一盛り上がり、いや、二盛り上りはありそうなアナゴ釣り、今年は魚がいますねぇ~!!
えさ政さん、今回は定休日に出船していただき、ありがとうございました。春彦船長、廣嶋くん、お世話になりました。
近藤先生を始めとして、ご参加いただきました皆さま、楽しい釣り会となりました、ありがとうございました。
左奥、胸に「m」のシャツの佐藤さんは、「チャリティー釣り会のオークションに出品いただけたら」と、品物を持って、船の帰港を待っていてくれました。ありがとうございました。
えさ政さんでは今後、6月18日(土)にアナゴ釣り教室(満船御礼)、7月には、「まだ楽しめる白子! 湾フグ釣り教室」の開催を企画しております。