東京湾のマダコ釣りが熱くなってきました!
東京湾で夏季に釣れ盛るマダコを「夏タコ」と称し、粘りつくようなアタリから、タイミングを見計らい息を詰めて一気に渋糸を絞め込みカンナに掛け、一手二手たぐり込むと「んっ、これはかなり重い、大きいぞ!」と、渋糸を決して緩めぬように右、左、右、左と。両脇の釣り師は糸の先の海面を見つめ、視線の先には夏特有の濁り潮を割って現れる大ダコの姿が・・・
こんな展開にワクワクし、その食味はあらためて申すことは無い東京湾のマダコ。そんなマダコを求め8月12日(水)、浦安の 吉久さんへ高沢さんと根波さんと行ってきました。
手前は9日(日)にLTタチウオ釣り教室で乗船した大澤船長の船。その向う側がタコ船担当の峰岸船長の船です。
当日は曇りで湿気もあまりなく快適、早速船上にてタックルの準備をします。
今回竿は DEEO TSG 100-170 に、リールはミリオネア300SFを合わせ、ラインは渋糸と同調させる為PE10号を100m巻きこみました。
さて、最初のポイントの第二海堡までは航程1時間余りで到着します。
峰岸船長は海堡の南側に回り込み船の位置を決め、合図と共に期待の第1投です! 海堡は岸壁から掛け下がりになっており、水深は3~7、8m位です。
海堡周りはゴロゴロとした「ゴロタ」呼ばれる岩が敷き詰められており、タコ釣りの一級ポイントなのですが、根掛かりの一級ポイントでもあり、船をユックリと流しながら釣る釣りですので、小突いては底を切り、また小突いては底を切り、水中のテンヤが振り子のように根を飛び越えて移動するよう、根歩きさせながら小突いていきます。
仕掛けは手作りのタコテンヤにイシガニのエサ。岩礁帯がポイントのタコのこと、船が移動する度にカンナの鋭さをチェック、鈍っているようだったらシャープナーを掛けます。
第二海堡では、小型も含め4杯のマダコを釣ることができました。
高沢さんも「きたきたきたっ~~! んっ、でも何か軽いなぁ・・・」と、上げて来てみれば可愛いタコちゃんでした。
高沢さんとは去年、彼のプレジャーボートでマダコ釣りを楽しませていただきました。
当日はこのサイズ~やや大きいマダコも船中多数上がりました。
風が無く、時折覗く日差しに汗が吹き出します。船長は海堡の北側へ移動し数流し、昼前に竹岡沖に移動しました。
竹岡沖大場所で、海堡よりは起伏は激しくないもののやはり根回り、水深が13m位になります。
タコ釣り初体験の根波さん、時折首を傾げては小突きを続けていました。
根掛りでテンヤをロストしたり、船中大型が上がると「すごい、すごい!」と言っていましたが、ご自身には中々アタリが無いようです・・・
でも、沖上り30分前、念願の初マダコGET! 見て下さいこの表情! いや~、僕も嬉しかったですよ~~!!
帰りには大貫沖にまばらに浮かぶタチウオ船団を見ながらの帰港でした。
操舵室に入り峰岸船長としばしタコ談議。ライターをテンヤに見立て2人でア~でもない、コ~~でもないと、先程の釣りを振り返り楽しい反省会です。
当日はマダコ釣り師が24日人乗船し船中86杯のタコが上がりました。
僕は10杯、グラマラスな2キロ近いタコも丁度ツ抜けできました。が、吉久さんの釣果情報には9杯とあります。これは、峰岸船長曰く「9の美学」なんだそうです(笑)
先程も書きましたが、小さなタコが多く上がっていますので、それらが成長しながら釣り進めていくことになり、夏タコ、しばらく楽しめそうです!
今年の夏はタチウオ、湾フグ、マゴチ、シロギス等が絶好調! カワハギも始まったし、いくつ体があっても足りませんね・・・(苦笑)