アングラー:林 良一


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2015.1.19

茅ヶ崎 NEW YEAR’S CUP カワハギ大会

第1回となる茅ヶ崎 NEW YEAR’S CUP カワハギ大会 が1月18日(日)に開催されました。
まごうの丸さん、一俊丸さん、茅ケ崎丸さん、沖ヱ門丸さんと、茅ヶ崎の船宿さん4軒で合同開催されたこのカワハギ大会、大型3枚の合計寸法を競い船別1位を選出、4船での横取り方式で順位を競いました。

僕はまごうの丸さんからエントリーいたしました。同じくまごうの丸さんからエントリーしたお知り合いの方々と、開いたばかりの宿でパチリ!

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夜明けと共に茅ヶ崎港で受付けが始まりました。
車外計ではマイナス2℃とたいへん寒かったですが、ここに集う皆さんは熱く、秘めたる闘志がみなぎっているようでした!!

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参加各船、朝日を浴びながら準備を始め出船の時を待ちます。

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僕はくじ引きで、堂満船長が舵を握る一俊丸さん左舷舳3番の釣り座となりました。
右隣には、クイーン・井ノ内さん、艫寄りには元山くん、紅谷さん、岸さん。右舷には宮澤さん、村上さん、松永さん、釣 聖さん、角田さんと、お知り合いの多い船となりました。

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当日のタックルは、厳寒期のエサを中々吸込もうとしないカワハギの食い方にも、細い0.5mmのスーパーメタルトップが弾かず、その挙動が目感度にも手感度に伝わりやすい超高感度のAGSボトムをチョイス、リールは軽量のエアドを合わせました。

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ポイントは最初、茅ヶ崎沖の象徴でもあるエボシ岩周り、水深30m弱といった所を攻めました。
船長によると、「序盤は小型ながらカワハギの濃いポイントを攻めてみて、ある程度3匹のリミットメイクされた方が増えてきたら大型狙いのポイントに移動しようかと思います」とのことでした。

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前日の強風で心配されていた濁りは無く、水色はかなりクリア、沈んで行くオモリの泡が深くまで見えました。

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大型3匹の合計ですので、僕は当日、ハリはパワースピードの7.5号を使い、上と真ん中のハリスは2号7cm、下は5cmのハリスとし、仕掛け上部に1.5号のワンタッチシンカーとヒラヒラスカートをセットしました。
動きが緩慢と思われるこの時期のカワハギですので、ワンタッチシンカーを極ユックリと揺らし、仕掛けが大きく弛む、少し弛むを繰り返します。

その誘いの中で、竿先には目感度で、手感度にも「コンッ」と、ハッキリとしたアタリとも取れる変化を感じてもアワセには行きませんでした。

なぜアワセに行かない?

この時期は「アタリと取れる変化」で聞きアワセても、大抵クチビルにハリ先が皮一枚で掛かってくることが多く、リーリングの最中にそこが切れてバレてしまう割合が多いように感じるからです。
そんなことから、アサリエサを団子に、カワハギを人に例えてみると、人が小さな団子を一口に食べる=カワハギがエサを口の中に吸込む であれば、ハリ先も一緒に口の中に入るのですが、人が小さな団子を十数回に分けて小さく千切り取るように食べるとすれば、カワハギの場合は数口目でハリ先がクチビルに当る=違和感で頭を振る≒それがアタリと見紛う ことになると僕は考えています。
ではどうすればハリ掛かりに至る? どこでアワセを入れる?

カワハギは手がありませんので、口先に(刺さっているのではなく)引っ掛かっているハリ先を取り去る為に頭を振る=それがアタリに似ている のですから、最初の「コンッ」はアタリの序章、前アタリと捉え、そこからワンタッチシンカーの重さを利用し、カワハギが口先から振り払ったエサがユックリと落ちて行くよう、カワハギが食べなれた姿勢に自然となるよう仕掛けを再度弛ませていきます。

そこからは?

タイミングは早目、段階的に聞き上げます。

「段階的」とは?

アサリを一齧り毎に食べているカワハギと対峙することをイメージすると、「スゥー」と一気に聞き上げてしまっては、クチビルの奥には人間のように歯のあるカワハギのこと、歯の裏に浅くハリ先が引っ掛かってしまうこともあり、その状態のまま聞き上げる=カワハギが上を向く≒ハリ先が歯の裏を滑ってスッポ抜けと となってしまいます。
そこで、50cm聞き上げて仕掛けが張りオモリが立つのであれば、10cmづつ5段階で聞き上げるのです。
例えばそ
3段階目の聞き上げの時に、カワハギの歯の裏に引っ掛っているハリ先までの糸が張れたとすればカワハギは違和感を覚え、4段階目を聞き上げるまでに頭を振るか泳ぎ出すかし、カワハギはハリ先を口の中で移動させることになり、頬っぺたの、ハリ掛かりに最適な場所と言われているカンヌキ部分に、カワハギ自らにハリ掛かりさせてしまうことができると考えています。。

その後「引き」が出てから竿を立て、リールを巻けばOKです。

そんな釣り方が功を奏したのか、開始小1時間でリミットメイクを達成! 一安心船を回ったりしていたのでした(笑)

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船を回っていて宮澤さんの釣り座まできて話し込んでいると、誘っていた竿先にアタリ! すかさずアワセを入れて良い型を抜き上げる宮澤さん!! 流石、持っている人は違いますね。

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後半は大型狙いのやや浅場に移動し、船中ポツポツとではりますが、カワハギが顔を出します。

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沖上りまで1時間となったところで南風が吹き出し、それと共にカワハギの活性が上り2連荘! ここでツ抜けし 「よし、チャンス!」とばかり張り切りましたが、その後はアワセ急いでしまい2連荘バラシで終了でした(涙)

楽しい時間は早いもので、あっという間のに沖上りとなり、船中1位を決めるために宮澤さんがカワハギの計測を行いながらの、凪で暖かな海を航行しての帰港でした。

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港に上がってから宮澤さんがMCとなってのトークショー、大会結果は先の湯澤さんのブログの通りです。
入賞された方々、抽選会で景品が当たった方、おめでとうございます!

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各船宿さん、スタッフの方々、お世話になりました。

茅ヶ崎での記念すべき初回カワハギ大会、大盛り上がりの内に終了でした。

最後、まごうの丸さんで宮澤さんを囲んでパチリ!

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帰宅後は参加賞でいただいた生ワカメのシャブシャブに舌鼓! 茶色いワカメが、熱いダシにくぐらせた途端に鮮やかな緑色に。香り、歯ごたえ共に食べ過ぎちゃう美味さでした!!

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最後に、まごうの丸さんの常連の角田さんにいただいた「河萩一家公認 船釣り最強㊙バイブル」を熟読させていただき、来季の茅ヶ崎沖のカワハギに想いを馳せようと思っています!

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カワハギは、釣って楽しく、食べて美味しいですね~、つくづくそう思います。

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