〈林〉ヒラヒラスカートで湾フグを魅了!
正月用の食材にフグでもと思い、仲間5人で湾フグ釣りに行ってきました。
今年最後の土曜日の12月27日、この日からお休みとなる方も多いのではないでしょうか。
船宿さんは、いつもハキハキと元気な女将さん、気さくな船長方々のえさ政釣船店さん。大気が澄むこの季節、出船前の船上からの日の出に見入ってしまいます。
こちらは多摩川河口方面から上る朝日。
その朝日を受ける、上流側の水面。
今回のターゲットは、寒い時期に開幕となるアカメフグ。
ポイントの本牧沖堤までは航程1時間足らず。当日は親方船長が舵を握り出船となりました。
3週続けて乗っている、自称(他称?・笑)「アカメハンター」の三浦 ゴウちゃんは、この日の為にミリオネアを購入、湾フグXと合わせ挑むそうです!
僕も今回、湾フグ釣りでお気に入りの湾フグXと、リールはロープロフィールのエアドを合わせ、揺れる船上でも誘い下げ時の精度を上げられ、湾フグのアタリを出すゼロテンパーミングもパシッと決まります!
当日はほぼ快晴の透き通った青空でしたが、思いの外北風が強く、堤防際のポイントのこと、風波と、堤防からからの返り波で船は複雑に揺れてしまいます。
その揺れを相殺させるように竿を上下に動かしながら、でも、穂先の曲りは一定に、ごくユックリと誘い下げて行きます。
アカメの場合その誘い下げの最中で、トップガイドを柔らかく、モゾモゾと上下に揺らすアタリを出しますが、この日の1匹目は仕掛けが着底後、一呼吸置いてからアタリが出ました。
Saq Sasカットウバリが下アゴの理想的な部分に掛かっています!
隣の釣座の伊藤 点ちゃんにもヒット! 「これで正月過ごせるわ~」とは本人談(笑)
これまた湾フグ釣りの名手、「たけちゃん」こと武田さんも本命をGET! にわかに船内が活気付きます!! 何でも当日は、苦心を重ねた仕掛けを使ったそうで、その成果が表情に表れていますね。
このような堤防回りが主だったポイントとなり、砂地を好むショウサイフグよりは、岩礁地帯を好むアカメフグのこと、堤防回りの捨て石、ゴロタ石付近に生息しており=根掛りが煩瑣な場所となり、捨てカットウ式の仕掛けが威力を発揮します!
アタリとアタリのインターバルが長い時間が過ぎて行きます・・・。船中しばらく誰も釣らない時、予てから考えていたヒラヒラスカートを仕掛けに付けてみました。
カワハギを釣っていて、ヒラヒラスカートがフグに食い千切られたりすることは珍しくなく、エビフレーバーの付いたヒラヒラスカートのこと、湾フグのエサもアマエビ系なので、アピール+ニオイ で効果があるのではないかと使ってみました。
すると・・・
船の揺れを交わしながら、海中の仕掛けがユックリと、しかも一定に沈むように心掛けながらの誘い下げ⇒オモリ着底直後の違和感=アタリ⇒アワセ⇒すぐには立たない竿をユックリと立てる間に、大きな頭を振りながら、断続的に竿が叩かれるような引き! 「ん? サメか?? フグだったら結構デカイな!」と思いながら、固めに締めていたドラグを更に締めながら、その強烈な引きと重さを湾フグXの胴中でしのぎながら巻き上げてきます。
途中ゴウちゃんより「良さげな型じゃないですか?」など、笑顔でお声掛けいただきましたが、本人必死でリーリングでした(苦笑)。
そして、上がってきたのは、40cm近い大きなアカメフグでした!
しばらく「ん~、アタリがないな~~」と言っていたゴウちゃんもアカメをGET! ホッと一息ですね。
ラスト、船はやや南下し、小柴沖辺りの根回りを狙いました。
1人ノーヒットの近藤 望さん、「キタキタ~」と竿を曲げ、上がってきたのは何とタコ! 正月用の食材には持って来いですが、やはりここはアカメ狙い、気を取り直して再投入すると、今度は正真正銘アカメフグ、それも連荘で釣り上げお見事、良い笑顔です!
全員フグの顔を見られました。
皆当日で釣り納めということで、夕日を浴びながら帰港の途中、今年1年の釣行の話しに花が咲きました。
また来年も楽しい釣りに行きましょう。
えさ政さん、今年もありがとうございました。
来年また、湾フグとカワハギの教室を開催できればと思っております。
僕は後もう一回、30日の忘年カワハギで納竿となります。