〈林〉大型カワハギはどう釣るか?
今週末の土曜日はいよいよ、TKB(東京湾カワハギバトル)の決勝戦です! 3年目となるこの大会、枚数勝負ではなく、大型3枚の全長の合計で競い、コッパと呼ばれる小型カワハギを数釣ってもルール上上位には絡めないのです・・・。
では、どうしたら大型カワハギを釣ることができるのでしょうか? 僕なりの考えなのですが、こんなことをしてみてはいかがでしょうか?
まず、カワハギは大型になればなるほど、小型に比べて動きが緩慢になるのではという考え方があります。これは、大きな大人より小さな子供の方がちょこちょこと動き回り、すばしっこく走り回ることからも窺い知ることができると思います。
きっと海中では、縦に張った幹糸の周りを、小型カワハギは小さな回転半径でくるっと回り、上下の誘いにも追従しながらエサをかすめ取っていくと思われ、その一口は小さくとも、いや、小さな口ゆえ、エサを細かく千切っては食べ、千切っては吹き出しながら、群をなして襲われればあれよあれよと言う間にハリはツルテンとなってしまうのでしょう。
でも、動きの緩慢な大型カワハギは、早い誘いには付いて来られず=食べることを諦めてしまう こともあるようで、小型と大型が混在して釣れる時などは、エサを食わさずして=早い誘いを繰り返す 釣り師には小型で枚数が釣れ、仕掛けをあまり動かさない貸竿の方が大型を釣り上げるといったことがままあるものです。
これは、カワハギの大きさによる運動能力の違いから考えられることですが、仕掛けを止めてばかりいれば、コッパ以外にもゲストのベラ、トラギス、キタマクラなどにもエサをついばまれることになり、10投するとすれば、その内の9投はエサをくれてやる心構えで、かく言う大型のアタリだけにアワセに行く態勢で臨まなければなりません。
一方、赤い発光のケミホタルが大型カワハギに効くという釣り師がいらして、巳之助丸さんのレコードホルダーであるこの方は、「大型カワハギには赤発光のケミホタル」という、ご自分なりの定説を打ち立てていらしゃいます。
現に去年のTKB決勝で、赤発光のケミを使い入賞された別のお知り合いもいらして、僕もそれを受け、通常2色のケミを使うところTKB決勝では赤のみでトライしようとかと思っています。
また、大型カワハギ=引きも強く体重も重い 為、ハリも大き目の物を、丈夫なパワータイプを選ぶのも一案で、それに伴いエサも大きく付け、仕掛けを止めている釣りをしていても、大き目のエサならゲストの猛襲にもエサ持ちの時間が稼げる=大型を待つ時間が増やせる といったことも考えられます。
さらに、「大型を狙って宙を攻める」という釣り方もあります。これは、カワハギが宙に浮くであろう時合を考え、その時間に集中的に試すのもよし、最初から腹を据えて宙狙いも一興かも知れませんが、これはややギャンブル的かも知れません。
ただ、これらは全て、大型カワハギと出会う確率を上げる考え方でありますが、その他、運をも含めた様々なファクターがあることも必然的に考えられます。
そんなことを踏まえていただきながら、表彰式が行われるまる八さんの桟橋では、「りょうさんがブログに書いていたから試したんだけどさ~~、結果はさぁ~・・・」などと、お気軽にお声かけいただけたらと思います(宜)
今週末に迫ったTKB決勝! 僕は浦安の吉野屋さんから、選手兼審判員として参戦いたします。金曜日までの南西風がカワハギを竹岡沖に呼び集め、爆釣となる大会を期待し、楽しく、楽しく、真剣に! 大いに盛り上がっていきましょう!!
TKB予選、吉久さんで釣った大型カワハギ。 LUCKY STRIKE AGAIN !
【カワハギ釣り教室のご案内】
神奈川県腰越の池田丸さんにて、今年最後の思われるカワハギ釣り教室を、12月14日(日)に開催いたします。
釣り教室では出船前にレクチャーを行い、カワハギ釣りのタックル、仕掛け、釣り方、その日考えられる攻略法などをご説明させていただいております。ポイントでは、その予想していた攻略法の修正、お手持ちのタックルでの最良な釣り方をご指南させていただいております。
今年熱い腰越エリア。先の11月中旬釣り教室でも、9mの浅場を攻めて釣果を上げたりと、カワハギの絶対数が多いことこの上ありません。腰越エリアのトップシーズンはいつまで続くのか!? 当日皆さまとお会いできることを楽しみにしております。
【お申し込みは】
直接、池田丸さん(046-732-2121)に連絡をお願いいたします。池田丸さんで予約受付完了で予約終了となります。
よろしくお願いいたします。