アングラー:林 良一


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2014.5.7

〈林〉初挑戦? ムギイカ釣り!

GWはどの日に釣りに行こうかと思案していたところ、5月2日(金)には、黒潮が外房に近づき、その分流の恩恵が連休後半あるかも知れないとの思惑から、6日(火・祝)に神奈川県腰越の多希志丸さんに行ってきました。折しも前日の5日、同宿ではムギイカが束(100杯)超えの釣果! 「大きなムギイカの群れが入ってきているよう、今日はムギ狙い!」と、行きの車中から期待が高まりました!!

今回は、多希志丸さんの大常連、「新さん」こと佐藤 新也さん、佐藤 広一くんも現地で合流、こちらからは長田さん、Mikiさん、伊藤さん僕の4人で、舳より3人づつ並ぶことにいたしました。

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ムギイカ釣り、正確には「LTムギイカ釣り」は、思い起こしてみると初めてかも知れず、「な~に、マルイカを釣っていると、アタリがひときは大きく出るムギイカのこと、問題ないでしょう」と、この頃は高をくくっていたのでした・・・

当日、潮はクリアでしたが、派手なスッテを好む(?)ムギイカのこと、スタメンスッテ(右が上)はこんな感じで、メタル、ウエイト入りを半分配し、直結仕掛けゆえ、タタキを入れたときの横の動きも演出します。

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竿は愛竿、AGS-Fと、リールは信頼のミリオネアです。今回は、堀江さんのようにクラッチ部にコルクを貼り高さを出し、トリガーの前を握るゼロテン・パーミングでも、親指の付け根でもクラッチを切れるかも精査してみます。

140506_060337.jpgのサムネール画像

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朝一は、出船前まで吹いていた南風によるウネリが残っていて、北風に変わったこともあり、割と海は悪い状態でした。それでもポイントまでは航行15分位、江の島を北に望む40m付近でスタートです!

釣りを開始してしばらく経ち、隣の釣り座の佐藤くんとは「う~ん・・・。アタリが無いね~ 昨日の釣果を鑑みての今日は、やはりイカのこと、先日の小見山丸さんのときよろしく、『昨日は良かったんだけどね~』かな(笑)」と、やや不安なスタートでした。でも、一たび雅船長が活性のある群れに乗せてくれるとこんな具合で、1つのスッテに2杯のムギイカ! いわゆる「さくらんぼ」状態もありました(写真では1杯に見えますが、しっかり2杯掛かっていました)。

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ただ、個人的には中々嵌りきれず、前半は思考&試行の釣りを繰り返し、アタリがあるのに掛けられないムギイカ攻略を1人模索していました・・・

今までの経験と当日の体験、船長の話しなどを総合して思ったこと、実行したことは、

1.マルイカ釣りをしていて、マルイカの群れに混在するムギイカのアタリと、ほとんどがムギイカのみの群れでのアタリの出方は違うのではないか。具体的には、マルイカ釣りの時のムギイカのアタリの方が大きく出て、なおかつスッテを抱いている時間が長く感じるのに対し、ムギイカだけの群れでのアタリは、マルイカの釣法をしている時は小さく、スッテを抱くというよりも、スッテを一瞬触って逃げるようなアタリが多く、ベストなタイミングで掛けに行っても、ムギイカの重さを感じた直後、足先にカンナを引っ掛け皮を切るような「プツッ」という手感度を残しフックアウトしてしまう。

2.では、シンカーを軽くして、より軽い荷重=ショートバイトでも弾かないよう、穂持ちの曲り代を残してみては?

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3.スルメ釣りの時のようなショートピッチではどうか? スルメの職漁船には、両舷に菱形のドラムがあり定速で回っています。なので、菱形の鋭角部分で糸を巻き取る時は早く、鈍角部分では遅くなり、水中のスッテは、スッと早く動いては止りそうな動きを連続で繰り返し、その止りかけたときにイカがスッテを抱き、次にスッと早く動くときがアワセになっていて、それを竿の動きととリールの巻き方で演出しては?

4.以前スルメ釣りをしていた時は、18本直結仕掛けのガス糸巻きスッテを使用し、穂先の径が3mmほどもある、オールソリッドの1.45m、かなり硬い竿を使い、当時発売されたばかりの、ジギング用ベイトリールで手巻きでのショートピッチで臨んでいた。

下の写真はガス糸巻きスッテ。左は鉛ツノにガス糸を巻いたもの。ご覧のように、コントラストがハッキリと出る配色が多い。

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上記の4つを加味してトライ&エラーの時間が続きます。そして、当日朝、派手なグリーンハダカに高反応だったものの、日が出てからは、先のガス糸巻きスッテを思い出し、濃い目の色のスッテにチェンジし高反応でした。

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さて、中盤以降になると、徐々にペースを掴み始めた感があり、多点掛けを繰り返し40杯オーバーになった頃、新さん情報では、胴中の2人が良いペースで釣っていて既に80杯オーバー
のこと!!

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聞けばこのお二人、多志丸さんの若手のホープとのことで、手前が渡辺 太吾さん、奥が高島 信一郎さん。それからはこのお二人の釣りを時折みていると、開始早々はショートピッチで群れの層に仕掛けを通し、その後、ややスレ気味になってくると、ジックリとスッテを見せて、いわゆるマルイカ釣りのようなスローな聞き上げのようでした。当日は高島さんが103杯、渡辺さんも80杯代の釣果で、お2人の実力の程を窺わせました!

 

さて、沖上りまで釣り続け、終わってみれば僕は58杯と微妙な釣果でした(苦笑)

今回考察できたことは、

・ムギイカだけの群れの場合、スッテが(たとえばショートピッチのように)動いている方が、スッテを逃すまいと抱き付いてくる為か、スッテを深く抱きこむようで、アワセ後のバラシはほとんど無かった。

・着乗りでは、マルイカ狙いの時と同様、シンカー着底→すぐに底を切るのではなく、アタリが出ても1~2秒待ち、最大のチャンスである着底時の多点掛けを狙う。

・一流し中の活性の低下=スレる、見切る が非常に早い場合が多く、開始後は特に集中し攻め、活性を見極め攻め方を素早く変化させていく。

・プラズノ系=ハダカスッテ だとすれば ガス糸巻き系=シャギー+マジック・チューン も良いかも知れない。

などが次回に繋がる点として、あくまでもムギイカ釣り初体験の個人的な観点として導き出すことができました。

 

マルイカ釣りをする方の中には「ムギイカでしょう」など、外道の感を強く持つ方もいらっしゃるようですが、ムギイカはムギイカで、やはり集中して専門に狙うのも、今回楽しい経験となりました。当日他のエリアでは200杯超えの釣果も出ていて、食味も小型程、柔らかく美味しいムギイカ。今後僕の好敵手となること間違いなしです!!

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