アングラー:林 良一


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林 良一さんの記事
2013.6.17

瀬戸丸さんよりマルイカ出船

6月16日(日)、先日からマルイカの乗り合いを出している松輪の瀬戸丸さんに行ってきました。その初日を待ちわびていたかように釣行した前田さん釣行記も、数日前にこの場で発信されていました。

さて当日、夜明け前、行きの高速道路から雨・・・。前日は真夏の暑さでしたが、ハンドルを握りながら釣り時間中の雨予報を思い出し「でも、こんな日の方がマルイカには良い日並なんだ」と、1人車を南に走らせるのでした。

瀬戸丸さんに到着すると、親方船長が笑顔で出迎えてくれました。10号船の左舷ミヨシの釣り座を確保しコーヒーをいただき一息いれます。

130616_041125.jpgのサムネール画像

 

当日は雨天の為、なおかつ潮は濁っているために海中の光量は少ないと判断し、朝一は夜光玉を一番下に配し、夜光の尾を引きながら、残光を残しながらスッテが沈んで行き、オモリが着底し残光が消えた後に残りのスッテが姿を表すというイメージで、コントラストのハッキリしているマッチャ、アピール系のゴールド泡ハダカ、それとは真逆のケイムラハダカ、「瀬戸丸オレンジ」と呼ばれているスッテも混ぜてみました。

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今回はメタリア M-145+ジリオン、極鋭マルイカAGS+スマックの組み合わせで、PEは08、オモリはドラゴンシンカーTGの40~50号、エダ間1m(フロロ5号)の6本スッテで挑みます(この頃から雨が強くなり、写真が撮れずにスイマセン)。

そして、雨天で多湿、気温も20℃を超える予報の為、薄手でのゴアテックスで、肘の手前で袖が取り外せるレインウエアーをチョイス! 日中気温が上がってくれば袖を取り外すことで、アワセ時に両腕を大きく上げても、肘部に溜まった雨水は無いわけで、肘から先は濡れるものの上体への雨水の侵入はほとんどなく、下船後まで快適に過ごせました。

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さてさて実釣です! ポイントは航程10分程の城ケ島沖、水深は45m前後です。そこにはマルイカ船団が10艘以上捜索していて、成銀丸さんには永田さんや新さんの姿が確認でき、行き合う船上でご挨拶。瀬戸丸の親方船長は真剣な面持ちで魚探を睨み、クラッチを細かに操作しながら期待のリバースギア! 「ハイど~ぞ~!」との声が早いかドラゴンシンカーが沈むのが早いか(笑)、着底一発ゼロテンションで様子を見ますがノー・アンサー。次にシンカーを1m位切り、永田さんが推奨する「斜めになっているラインがユックリと垂直になるまで、オモリと底の距離を一定に保ちながら、竿をやや上げ加減にしながらの、自然な誘いでアタリを探す」に集中しますが、時折訪れるアタリはことごとく空振り・・・、中には鋭角的に穂先を揺らすカタクチイワシのアタリもありました。

1時間が過ぎ、背中合わせの瀬戸丸の鯛名人さんにもアタリが遠いようで、ポイント移動中に「どうしたものだろう・・・」と、2人で顔を見合わせる場面もありました。

その頃「柔らかな穂先のメタリアから、もちょっと張りのあるAGSに持ち替えてみるか・・・」とタックルチェンジをした次の流し、親方船長が当ててくれました! 小振りながら活性の高いマルイカの群れのようで、1チャンスで掛け損ねても、同じ位置にスッテを戻すと再度チャンスがあり、小型ゆえ今期の10本立てのスッテ+聞きアワセのようなスイープなアワセで1杯、また1杯と追加していきます。潮があまり流れず、抱いてはすぐにスッテを離してしまう小型と小さな群れ(親方は「難しい反応」と表現)の為に、アタリの伝達にタイムラグの無い直結仕掛けで、抱きの初動=手に伝わる微妙な重さの違い+トップガイドの動きの違和感を察知し、船縁でマルイカに触れることなく外し仕掛けを投入できる直結仕掛けを駆使して、時折訪れる時合いに、心躍りながら奮闘いたしました。一流しで数回投入できるときもあり、中盤以降数を伸ばすことができました。

結果はムギイカ混じりで36杯。今季松輪からの初出船にしては良しとしておきましょう(笑) 瀬戸丸さんHPより

 

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下船後は 瀬戸丸さん名物、宿での蕎麦に舌鼓を打ち、夏時間の5時半出船ゆえ、自宅には15時前には到着、早速釣果をならべてみると・・・、やはり小さい! でも、柔らかで美味しいんですよ~!

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一杯傾けながら、「次はペアバトルかな~、毎年のお祭りイベント、また沢山の釣友に会えるな~」と、ついもう一杯呑ってしまうのでした・・・

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