アングラー:林 良一


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2013.5.7

〈林〉好調な小湊へ行ってきました!

ゴールデンウイーク最終日の5月6日、マルイカの好調に賑わう千葉県小湊に行ってきました。実は、僕にとっては今季初のマルイカ釣りで、小湊は数年前に1度だけしか行ったことがないエリアですので少し不安もありましたが、前日も小湊でマルイカ釣りをしている釣友のTERUさんに迎えにきていただき、途中マサちゃんをピックアップして向かいました。

現地では、これまた前日午前、午後船に乗って素泊まりのフレッシュアングラーのツッキーくん、しなっティーくんも合流し、寿々木丸さんの右舷ミヨシより5人並びの釣り座となりました。

 

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今回のタックルは、極鋭 マルイカ AGSにリールは強固なジリオン100SHL、PE08で臨みます。

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前日にも同エリアを攻めたTERUさん、ツッキーくんによると、活性は低くアタリも遠く、中々苦戦だったとのことで、スタメンスッテのセレクトをしながら「1年振りのマルイカ、苦戦しちゃいそうだな~」と、内心やや不安な出船となりました。

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そして、いつものようにタングステンシンカー脱落防止のスプリットリングもちゃんと付けました!(笑)

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ポイントは港から10分程。45~60mの水深を攻め、潮はやや緑色を帯びたあまり良くない色の濁り潮、前日は潮が効いていなかったとのことで、悪条件に不安がつのりながらの第一投、オモリ着底1シャクリで「ドスン!」と、何とも嬉しい重さについ頬が緩み、リーリングしながらミヨシ側を見やると皆さんも竿が満月! 含み笑いとも取れる表情で楽しそうにリールを巻いています!!

「これはもしかして、今日は爆っちゃうかも!?」と、内心ほくそ笑んでいたのもつかの間、僕以外の4人は流し替えの度に誰かしら竿を曲げていますが、僕は、時たま来るアタリにアワセを入れるもことごとくムギイカ、4人の仲間にジリジリと差を付けられて行きます・・・

「何がいけないんだろう? 1年振りのマルイカ釣り、ほとんど未知なエリアを差し引いたとしても、ここまでアタリが無い原因はどこなのだろう?」と、仲間の釣りを参考にさせてもらいなが奮闘しますが、刻々と時間だけが過ぎて行きます・・・(焦)

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「きっと皆とはダブルスコア―以上離されてしまった・・・。どこで活路を見出すか? それともこのまま終了なのか?」と思っていた終盤、沖上り1時間半位前から予報通り南風が吹き始め、外房であるのでウネリを伴う風波も立ち始め、船の上下動は段々と大きく、ピッチングも次第に派手になってきました。

「この状況で仕掛けを止めているつもりでも、水中では数十センチ仕掛けが上下に動いてしまっている筈。そんな状態ではスッテを抱きに来たマルイカも思うようにスッテを抱けないのでは」と考え、より仕掛けを動かさないことが誘いとばかり集中しだすと途端にアタリが増えだすではないですか!

ラスト1時間、次第に強くなって行く南風をたおやかに受け流すつもりで、パーミングを緩め、感じ得る全ての船の挙動を肘と手首で吸収し、水中のスッテを定点でステイさせることに集中します。そうしている内に時折表れる、トップガイドのリング程の変化=アタリに即アワセ! 沖上りまでに3連荘を数回、そして5連荘、それにダブルを数回重ね、この1時間だけで30杯近くのマルイカを獲ることができ、終わってみればマルイカ38杯、ムギイカ7杯でした。

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序~中盤はどうなることかと思いましたが、風が味方してくれる格好となり、何とか帳尻を合わすことができました。

テクニカル系=アタリを出して掛ける釣り。 難しさ=面白さ! マルイカも生涯の好敵手と、あらためて実感できた釣行でした。

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