アングラー:林 良一


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2013.4.14

〈林〉久し振りに久比里へ!

去年つり情報さんでのカワハギ取材は久比里の山下丸さんでしたが、今回は単独で、巳之助丸さんにカワハギ釣りに行ってきました。

4月13日(土)、夜明け頃宿の駐車場に向かうと、巳之助丸さん大常連の当間さんが笑顔で出迎えてくれました。「隣でやとうよ!」とのことで、左舷艫の当間さんの横に釣り座を構えさせていただきました。

宿では女将さんの変わらぬ笑顔、早速アサリをいただき、船で当間さんと談笑しながらアサリ剝きです! 常連の大沢さんからは「ブログ読んでるよ~!」と嬉しいご挨拶、先日カワハギの剥製をいただいた大熊さんはアジ船だそうです。写真はアサリを剝きながら対岸の巳之助丸さんを望む。

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前情報では、数日前までは差してきていた黒潮の影響で、ポイントの剣崎沖では表水温が20℃まで上り、カワハギがエサを発見しやすいクリアな潮の為好釣果が続いていましたが、当日は黒潮は離れ水温も4℃下がってしまい、おまけに湾奥の濁った潮が入ってきてしまって、日並が凪以外はそこそこの悪条件なのでした(苦笑)

しかし、やはり久し振りにお会いした浩喜船長も笑顔、そんな中で船はユックリと平作川を下り、「今日も良い環境で釣りができるな~」と、頬に薫風を受けながら、まだ潮が高く、橋々に頭をかがめて久里浜湾に出るのでした。

 

ポイントは西に剣崎灯台を見やる水深20m前後。やはり潮は濁っていて、思いのほか潮も効いていないようです。そんな中でも、カワハギだけで年間100日は釣行する隣の当間さんは、早速良型のカワハギを釣り上げます!

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 僕の待望の1匹目は1時間以上が過ぎてからでしたが、水温低下の為か、食いに来ても口先だけでアサリを千切っていくのか吸い込みが悪いようで、クチビル切れと思われるバラシ数枚の後の1枚でした。

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右隣には、これまた巳之助丸常連の浪形さん。カワハギ歴20年、渋い中流石です!

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今回面白かったのは海底が1~2cm角位の砂利状で、チョイ投げしてオモリをトレースしてくると時折「コツン」と、カワハギがハリを咥え、小さくかぶりを振るようなアタリと見まごう挙動が感じられる場所があり、低活性で誘い直すと次のアタリが出難かった中で、その連続する挙動とは微妙に違うアタリを見極め、そこで仕掛けを止めて次のアタリで掛けに行ったのですが、「これは結構神経を使う釣りになるな」と、思い立ってAGSに持ち替えると、その挙動の連続の中のアタリがより鮮明に区別できるようになり、潮止まりの中盤からの、かなりアタリの遠い中終了間際に3連荘、トップ16枚、僕は13枚の釣果でした。写真は巳之助丸さんのHPより。

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アジ船の大熊さん(左)は、釣った小さなアジを泳がせ、3キロほどのヒラメをGET! 流石です!! 写真は巳之助丸さんのHPより。

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マルイカに後ろ髪を引かれながら行ってきたカワハギですが、久し振りのアサリ剝き、暖かい常連さんたち、船長方々、女将さんとの談笑も楽しく、もちろん釣りも楽しく、今回も「楽しく、楽しく、真剣に!」の釣行でした。