アングラー:林 良一


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2013.2.2

〈林〉ウイークポイント〔タックル編〕+おまけ

ウイークポイント〔タックル編〕ですが、先に「おまけ」を・・・(笑)

今日(2月2日)は低気圧の影響で海は時化。釣友TERUさん、ツッキーくんと予定していた釣りは前日に中止の決断。「それでは!」と、「釣りに行けない前夜は楽しみましょう!!」とのことで昨夜、以前より連絡をいただいていた方々にお声掛けし急遽飲み会と相成りました。

メンバーは先のTERUさん、フレッシュアングラーのツッキーくん、釣り教室にご参加いただいた大島さん、TKB優勝者の林くん、DKOファイナリストの小林さん、山下さんと僕。初対面同士の方もいらっしゃいましたが、そこはお酒がすすむうちに熱い釣り談義と展開して行き・・・ 熱い夜は過ぎて行ったのでした(笑)

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さてさてここからが本題、ウイークポイント〔タックル編〕です!!

ウイーク(weak)は弱いという意味であり、先にリリースした〔カワハギの捨てオモリ仕掛けに一工夫!〕では、仕掛けのウイークポイントとしてオモリの捨て糸と、ハリス止めビーズのコブの作り方を書かせていただきまきました。

これはPE0.8号という強度はあるが比較的細いラインを使う僕のスタイルのカワハギ釣りで、オモリが根掛かりした場合にはオモリの捨て糸が、ハリが(複数本でも)根に掛かってしまえばフックビーズ上部のコブでミキ糸が切れ、仕掛け上部のショックリーダーとリーダー結節部の抜けやラインを高切れから守り、揺れる船上でラインシステムを作ること=実釣ではない時間を作らずに済むようにしています。この捨てオモリ式は、湾フグ仕掛けの捨てカットウをヒントにして考案、フグではカットウに掛かったフグを抜き上げる為捨て糸は3号に、カワハギではやや切れやすく2.5号を使っています。

そして、ラインにPE0.8号もある意味ウイークポイントかも知れず、編み糸であるPEラインの特徴を記した〔ライトタックルでのPEラインについて〕にも、PEラインのウイークポイントを補うリーダーの(結ぶではなく)結節の意味を書かせていただきました。

 

他のウイークポイントは?

カワハギ釣りでは穂先が柔軟で穂持ち以降は押しなべて硬めの9:1~7:3調子の竿が使われていて、仕掛けの操作やフッキング、掛けた後のカワハギの引きをいなしすなどを考慮した調子なのですが、掛かりどころにもよりますが、大型カワハギの急激な引き込みなどでタメが効かず竿を倒されあっけなくハリを伸ばされてしまうこともあります。

カワハギの引きの強さに比べると小さなハリを使う釣りで、これは小さな口のカワハギのこと、いたしかた無い部分でもあるのですが、そのハリの強度(ウイークポイント?)を補う為に僕はドラグを使っています。

船上で竿に予めドラグを緩めたリールをセットしラインをガイドに通し、リーダーをクーラーの取っ手などに固定、ラインと竿を90°に保ち竿の曲りを見ながら徐々にドラグを絞めていき、概ね竿の曲りの限界の70%位でドラグが滑るよう設定しています。

過去、実際の船上でドラグ調整をしている僕を見て、「何も掛けると走る青物ではないし・・・」との方もいらっしゃいましたが、僕はいつもこの方法を取っています。そして、実際にカワハギを掛けてドラグが緩い、または硬い場合はカワハギの引きをいなしながらワンクリックづつ調整しています。また、アワセを入れるときだけスプールを親指で押さえることが必要で、アワセの後は竿とラインを90°に保ちウインチ巻き(ただ巻き)でOK、引きが強い場合はスプールが自動的に止まり加減になり、ほぼ一定のテンションでカワハギを浮き上がらせてくれます。

高性能ドラグ付きリールが全盛な現在、そのドラグを使わない手はないと考えています。

 

次回はウイークポイント〔メンタル編〕です!