アングラー:林 良一


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2012.10.2

〈林〉仕掛けの次元

子供向けの「4次元の世界」なる本を小学校の夏休みの宿題で読み、興奮して感想文を書いた思いでがあります。0次元は点、1次元は線、2次元は面、3次元は立体、そして4次元は・・・?

 

先にリリースした「幹イトはどのように揺れるか」http://daiwa-funesaizensen.com/blog-hayashi/2012/09/13/208/ の続編だと思って読み進めていただけるとよいのですが、、仕掛けの「幹イトの動き」を考えてみると、水中で止まっている仕掛けは2次元ということになりますが、ここに一たび「弛み」であるとか「揺れ」などの動きが加わると、幹イトの残像は面になり二次元に。更に、シンカー等を打ってタタキを入れると(マルイカのメタルスッテも)、そのタタキによって幹イトが不規則に揺れ3次元となるのではなどと考えてみました。

宙でオモリをヒラウチする際も、オモリのアイが左右に揺れれば幹イトは2次元的な動きとなります。カジ型のオモリでは、潮が効くときにはオモリの向きは一定で、その潮を切る方向に平行になるように動く幹イトの振れが生まれるのではないでしょうか?では、ダブルでカジが付いたオモリであれば、潮の流れに両方のカジが均等に水流を受け、ヒラウチの際には潮の流れに対して直角に幹イトが振れるかも知れません。

あくまでも机上論なのですが、仕掛けの上部にシンカーを打てば、ヒラウチの際にもっと複雑な、3次元の動きになると考えられます。

 

でも、ここまで理詰めに難しく考えることもないのですが、こうした考え方の中に新たな釣りのヒントがあったりするもので、常に正確に状況を捉え、貪欲に探究して一枚に繋げていきたいものです。